味の素は、「味の素」ができるまでを分かりやすく紹介する動画を公開した。
誰もが料理する際に何気なく使っている味の素だが、どんな料理でもおいしくしてしまう味の素について、ほとんど知らないというのが実際のところではないだろうか。この動画を見ると、そんな味の素について知ることができる。
味の素の原料は、天然のサトウキビ。みそやしょうゆが大豆からできるのと同じように、サトウキビの糖蜜を発酵して作られている。
味の素では、グルタミン酸生産菌という発酵菌がサトウキビの糖蜜を発酵させ、“味の素のモト”であるグルタミン酸に作り変える。
このグルタミン酸から不純物を取り除き、純粋できれいな結晶にしたものが味の素だというわけ。
ちなみに、味の素は、砂糖や塩のように長期間にわたって品質が変わらないため、賞味期限の日付は表示しなくても良いことになっているという。
また、昭和30年代に公共放送が商標である味の素を放送上使用できなかったため、便宜上、「化学調味料」という名称を使用したが、現在では「うま味調味料」と呼ばれているそうだ。

味の素「『味の素』ができるまで」