「トンイ」第23話あらすじと見どころ:トンイ必死の逃走劇!粛宗に究極の選択…

2011年09月10日15時10分ドラマ

トンイは、粛宗が墓参りに行き、宮殿が手薄になったところで、内需司(ネスサ)の記録保管庫に忍びこんでオクチョン(禧嬪=ヒビン)一派の悪事の証拠を持ち出すことに成功した!ところがオクチョン一派も、この日を狙って証拠の隠滅とトンイの殺害を狙っていた。チャン・ヒジェは手下に記録保管庫の放火と、トンイ殺害の刺客を送った。果たしてトンイの命は…番組サイトには次回予告動画が公開されている。
(以下、NHKBSプレミアムにて2011年04月~2012年06月放送時に紹介したものです)

【「トンイ」を2倍楽しむ】で、時代背景や実在の人物、各話のあらすじ(ネタバレあり、なし)、見どころ、豆知識などまとめて紹介している。



証拠を手にトンイは走った!ヒジェの刺客に追われ、やっとソ従事官の友人である司憲府知事の元にたどり着いた。知事は証拠を殿下に届けてトンイを避難させようとするが、刺客によって命を落としてしまう。手に入れた証拠を殿下に届けようと逃げ出したトンイだったが、刺客が投げた剣が左の胸に命中してしまう。
墓参りに出向いた粛宗はのんきに狩りを楽しんでいたが、内需司が火事になったことを聞かせられ、宮廷に向かっていた。粛宗の帰路、負傷しながらも粛宗の元へ向かっていたトンイは、目の前に粛宗の駕籠を見つける。渾身の力を振り絞り「殿下(チョナ)~」と叫んだ声に、駕籠が止まった。果たして粛宗はトンイに気づいたのか?

トンイ (c) 2010 MBCその頃宮廷では、トンイが生きてはいないと思確信したヒジェが内需司の放火をトンイの仕業にして、さらに、オクチョンを疑い捜査を進めていたソ・ヨンギ従事官を追い出そうと企んでいた。
一方、チョンスは、せっかくめぐり合えたトンイをまた見失うかもしれないと、狂ったようにトンイを捜しまわってた。そしてついに暴挙に出た!ヒジェの元に乗り込みトンイの居場所を力づくで聞き出そうとしたのだ。その時、ヒジェがトンイとチョンスを関係を聞くシーンがある。ここでオリジナル版の韓国語では、チョンスはトンイを「누이(ヌイ)」と呼んでいる。この「ヌイ」という言葉は、男から見て実姉、または実妹を指す言葉。もっともこれは呼称ではなく、関係説明で使う言葉。呼ぶときには、姉であれば「누나(ヌナ)」、妹であれば名前を呼ぶ。一般的によく聞く「동생(トンセン)」は、弟や妹も含んだ年下の男女全般を指す言葉。ここであえて、トンイを「ヌイ」と呼んだことで、チョンスにとって彼女が実妹に値するほど大切な女性ということを印象付けている。

ドラマに戻って…。事の顛末が全く理解できない粛宗はソ従事官を呼び、事情を聴く。ここで初めて、オクチョンが王妃廃位を企んだ張本人で、トンイとチョンス、監察宮女のチョン尚宮、ジョンイムらがその証拠を捜していたと打ち明ける。信頼するソ従事官も、トンイも自分に何の相談もしなかったことにショックを受ける粛宗。ソ従事官が、ここでトンイの辛い気持を彼女に代わって話すので、お聴き逃しのないように。

自分の無能さにショックを受けた粛宗は、オクチョンを訪ねる。苦楽を共にした最愛の女性オクチョン。彼女の前では素の自分がさらけ出すことができる女トンイ。粛宗に究極の選択が突き付けられた。果たして粛宗はどちらを信じるのか?オクチョンの“中殿(王妃)任命式”は二日後に迫っていた。

今回もハラハラドキドキ手に汗握る展開だったが、そんな中で、粛宗が鹿狩りをするシーンだけはほのぼのとできた。腕に覚えのない王・粛宗は、上手く鹿を仕留めることができない。やっとのことで、1匹仕留めることができ大騒ぎ!このお手柄を前に、粛宗の頭に浮かんだのはトンイ!いつも忙しく走り回る彼女に丈夫な靴を作って、自分の腕前を自慢しようと考えたのだ。この命を受けたハン内官は、本人も気づかない、粛宗の胸の奥底のトンイへの想いをお見通しのようだ。演じた俳優チョン・ソニルの目の演技がこれを語っている。今回、愛の小道具として鹿革の靴が登場したが、現在NHKBSプレミアムで放送中のドラマ「赤と黒」で、「靴で見せる韓ドラの愛情表現」というコラムを書いている。気になる方は第10、11話のコラムで確認しよう。

NHKBSプレミアム「トンイ」番組サイト

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