Dove、女性が自分の本当の美しさに気づく1500万回以上視聴の実験動画の日本語字幕版を公開

2013年04月23日13時38分暮らしと文化

ユニリーバ・ジャパンが展開するヘアケア、ボディケアブランドの「Dove」は、女性に自分の本当の美しさを気づかせる実験動画「Dove Real Beauty Sketches」を制作したが、YouTubeでの4月14日の配信開始以来、1週間で1500万回以上視聴される大反響となり、4月20日には日本語字幕版の動画の配信も開始した。
女性は、自分の美しさに対してとても厳しい目を持っており、自分を美しいと思う割合は世界中でたった4%。世界の半数以上の女性(54%)が、自分の見た目に1番厳しいのは自分であることを認めており、これは数字にすると実に6億7200万人に上る。
しかし、Doveが考える理想はこれとは異なり、すべての女性が自分の美しさに気づき、自信に満ちあふれ、自分が美しいかどうかと悩まない世界であるべきだと考えるという。

そこで、Doveは、ある実験を行った。FBIでトレーニングを受けたForensic Artistのジル・ザモーラと、被験者の女性たちが登場。2人の間にカーテンを置き、互いに相手の顔が見えない状態にする。
被験者には、自分の髪の長さ、顔の構造など、自分の顔に関するあらゆる特徴をザモーラにカーテン越しに伝えてもらう。ザモーラは、その言葉を頼りに1人の人間の顔を描き上げていく。
ザモーラが顔を描き終わったら、被験者はザモーラと顔を合わせないようにしてその場を立ち去る。
次に、その被験者と実験前に会ってもらった赤の他人に、被験者の顔の特徴を言葉で説明してもらう。ザモーラは、その言葉を頼りに、また1人の人間の顔を描き上げていく。
最後に、被験者に、自分の説明で作成された肖像画と、他人の言葉から作成された肖像画の2枚を比較してもらう。

すると、すべての被験者が「自分の目に映る自分の顔」より「他人の目に映る自分の顔」の方が圧倒的に美しいことを認めた。皆が自分の美しさを過小評価しており、本来より醜く自分の顔を描写していた。
公開された動画では、被験者たちは、「自分のおでこはとても大きい」や「私の顔の1番の特徴は、太った丸い顔です」など、自分に対してとてもネガティブな表現をしていることが分かる。
赤の他人からの説明で描写された肖像画との2枚の写真を見比べた被験者全員が、自分の魅力に気づいたかのように自信を持った表情をした。
この動画は、YouTubeで4月14日に配信され、1週間で1500万回の再生数を達成し、「感動した」、「涙が出た」と大きな反響を呼んだ。
そこで、日本の女性にもメッセージが伝わるように日本語字幕版も作成し、4月20日に配信を開始。既に、60万を越える再生数を記録している。

YouTube「ダヴ リアルビューティー スケッチ」
YouTube「Dove Real Beauty Sketches」

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