八重に届いた離縁状、覚馬の生存を知るも…大河ドラマ「八重の桜」第31回予告動画と前回のあらすじ-NHK
8月4日、NHKの大河ドラマ「八重の桜」は第31回「離縁のわけ」を放送、ある日八重(綾瀬はるか)宛てに川崎尚之助(長谷川博己)から文が届く。しかしその内容は離縁状だった。気丈に振舞いながらも内心で哀しみに暮れる八重だったが、尚之助はある問題に巻き込まれていた。一方、覚馬(西島秀俊)が生きているとの知らせが届き、山本家の女たちは大いに喜ぶのだったが…。
[第30回「再起への道」あらすじ]
会津の戦が終わって半年が立った頃。アメリカでは新島襄(オダギリジョー)が故国の革命を知り、新しい時代の到来を喜ぶと共に再び内戦が起こるのではと憂いていた。そして八重は、米沢藩の知人のもとへ身を寄せ、反物の行商をしながら生計を立てていた。知人の屋敷を間借りして八重と佐久、うらとみねが暮らしていた。周囲から道場の目で見られ形見は狭く、敗戦の悪夢にうなされる日が続いていた。
会津は取り潰しこそ免れたものの、その代わりに家老・萱野権兵衛(柳沢慎吾)が切腹することが決まった。松平容保(綾野剛)の信書や照姫(稲盛いずみ)からの文に感涙を流し、会津のために散ることを誇りに思った。反面、会津が逆賊の汚名を晴らすのを見届けずに死ぬ事を憂い、後を山川大蔵(玉山鉄二)と梶原平馬(池内博之)に託す。萱野が切腹をした日、奇しくも箱館戦争が集結した日であった。敗軍には西郷頼母(西田敏行)も加わっていた。容保の無事の代わりに萱野が切腹を命じられた事について、切腹するのは自分であったと悔やみつつも、この先も行きぬく事を頼母は誓うのだった。
ある日、八重は町で知り合った千代という女性に鉄砲を教えて欲しいと頼まれる。会津出身で夫を戦で失った恨みを晴らすべく敵を倒したいと訴える千代は、息子に敵を討てと育てていた。しかし千代の今の夫は会津の人間を見下げており、八重を追い出す際に会津を侮辱する発言をする。怒りのあまり八重は千代の夫に棍棒を振り下ろすが、それを身を挺して守ったのは千代だった。今の夫がいないと息子は生きていけないと涙ながらに語る千代を八重は励ますしかなかった。
謹慎中の会津藩士に会津松平家の家名再興と同時に陸奥地方へ領地の移動を命じられた。新しく与えられた領地を「斗南」と名乗る事を大蔵は発表した。平馬は大蔵に新しい斗南藩の大参事を託し、自分は藩政から一線を引くと告げた。平馬は大蔵の弟・健次郎(勝地涼)を密かに脱出させ長州の知人へ書生として預けていた。大蔵は義兄である平馬に涙を流して謝辞を述べた。
ある時、八重の元へ大蔵が訪ねて来た。大蔵から会津再興が告げられ八重や佐久たちは喜びに沸く。佐久はこづゆを作り大蔵に振る舞い、相伴した一同も久々の故郷の味を涙を浮かべて味わうのだった。大蔵は去り際、八重に斗南に来て力を貸して欲しいと声を掛けた。しかし八重は、恨みで人を殺めてしまわないか自分が恐ろしいと心中を吐露した。そしてしばらくそっとして欲しいと大蔵に答えるのだった。自分の思いを堪え、大蔵は東京から斗南へ行くことを決めた尚之助の言葉を伝えた。斗南に八重の新しい故郷を作りたいという尚之助の言葉に、八重は待っていますと答えを返した。そして同じ頃、京では完全に失明してしまった覚馬が時栄(谷村美月)の助けを借りながら日々を送っていた…。
[みどころ]
会津戦争終了後の激動が見て取れ、藩士たちの環境や苦悩、函館戦争の描写は歴史的なポイント。後半で登場する「こづゆ」は会津の郷土料理で、お持て成しの膳に添えられるもの。郷里を離れて暮らす苦労、ふるさとの味に心動く八重たち、そして大蔵と八重の微妙な雰囲気をかもし出す部分など心象風景が豊かに描かれている回となっている。
大河ドラマ「八重の桜」第31回は4日(日)総合・よる8時から、BSプレミアム・午後6時から放送。再放送は総合で毎週土曜日ひる1時5分から。予告動画は番組公式サイト「あらすじ」で視聴出来る。放送翌日からNHKオンデマンドでは見逃し配信を行う。
◇NHK「八重の桜」番組サイト
◇NHKオンデマンド「八重の桜」視聴ページ
18時より見逃し配信開始(視聴価格:200円)
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