NHK土ドラ「55歳からのハローライフ」、第2話は難病の愛犬を思う妻を風吹ジュンが熱演!予告動画とインタビュー映像

2014年06月21日12時07分ドラマ

ごく普通の中高年の人々に起こるごく普通な出来ことを通して“老いていくことの希望への気づき”を名優たちによる5編のオムニバスドラマで描くNHK「土曜ドラマ」の第2話は、風吹ジュン、松尾スズキ、世良公則らの出演で、念願の柴犬を飼うことになった55歳主婦の“気づき”を描く!公式サイトには予告動画と、主演・風吹ジュンのインタビュー動画が公開されている。

前回の第1話では、リリーフランキー演じる主人公の富裕太郎が、第2の人生を歩こうと早期退職をしてキャンピングカーを買って旅に出る老後の計画をしたが、妻からは快い返事はもらえず、再就職も上手くいかず次第に心のバランスを崩していく。富裕は、心療内科にかかり長谷川博己扮する医師のアドバイスから、心のバランスを崩した本当の理由は、妻を一人の人間として認め、彼女には彼女の時間の流れがあることを気付き、受け入れたからだと知った。
会社一筋で働いてきたために、家庭では自分本位で家族個々にもそれぞれ時間の流れがあることに気づかないことが多い、中高年の男性たちに考えさせられるストーリー展開だった。

前回は、ラスト心療内科の医師として登場する長谷川が富裕の想像世界の住人として、富裕に“気づき”のきっかけを与えてくれたが、原作と違ったこの妄想シーンが不思議にドラマにリアル感を持たせてくれた。
今夜放送の第2話「ペットロス」では、主演の風吹ジュンが想像上の自分とのやり取りで物語が進行する。
そんな風吹は、第2話の主人公・淑子を「愛のはけ口を求めていた」人物と紹介し、ドラマは、いろいろ悩みを抱える55歳からの人生を「実はこれからの人生は楽しいんだよ」と気づかせ、「心を揺さぶられるドラマ」になっていると紹介し、「ドラマについてきてもらいたい」と語っている。風吹が語るドラマの魅力は、番組公式サイトの「WEB限定動画」で観ることができる。

■第2話「ペットロス」
55歳の高巻淑子(風吹ジュン)は、夫(松尾スズキ)が定年退職して、一人息子も海外赴任すると、念願だった柴犬を飼うことにする。近所の愛犬家とも交流するなかで、淑子は義田(世良公則)というデザイナーの男にほのかな恋心を抱く。しかし、柴犬は心臓肥大の難病にかかってしまう。淑子は犬嫌いの夫と喧嘩して、愛犬と共に三畳間のクローゼットに閉じこもる。寝食を惜しんで懸命に介護にあたる淑子。見かねた夫も介助をし始めるのだが・・・。

老若男女誰もが通る“老いていく人生”にもたくさんの希望があることを気づかせてくれる「55歳からのハローワーク」は、中高年だけでなく、若い世代にもぜひ見てほしいドラマだ。第2話「ペットロス」は、21日(土)夜9時からNHK総合にて放送。再放送は、23日(月) 午前1時~1時58分放送予定(22日(日)深夜)。予告動画は番組公式サイトで視聴できる。

NHK「土曜ドラマ」番組公式サイト