監督ダニー・ボイルら、映画「スラムドッグ$ミリオネア」見どころ語り尽くす!
GyaOは3月30日より、監督ダニー・ボイル、脚本家サイモン・ビューフォイら制作陣が、第81回アカデミー賞にて最多8部門を受賞した「スラムドッグ$ミリオネア」の見どころを語り尽くしたインタビューなど特集番組を配信中だ。
「トレインスポッティング」「28日後...」など、幾つもの衝撃作を世に送り出してきたダニー・ボイル監督に再び大いなる栄光をもたらした映画「スラムドッグ$ミリオネア」。インドの外交官兼作家であるヴィカス・スワラップの小説を原作とする本作の主人公は、インドのスラム街・ムンバイで育ったジャミール少年。巨額のマネーが賞金の人気クイズ番組「フー・ウォンツ・トゥー・ビー・ア・ミリオネア?」に出場した彼は、最後の問題まで順調に正解を連発していくが、スラム出身で無学なはずの少年がどうして? と不正の嫌疑がかかり、連行された警察で厳しい取調べを受けることになる。そしてその取り調べの中で、回想とともに明らかになっていくジャミール少年の本当の目的、つまりクイズ番組に出場した真意の中に宿るヒューマン・ドラマが深い感動を観客の心に刻む。
ダニー・ボイル監督は、この物語の中でインドが抱える矛盾、格差、貧困、ギャングらの現実などを明るみにしながらも、人間にとって幸福とは何か?を問いかけることに成功している。その映画としての達成は最優秀作品賞 最優秀監督賞をはじめとする8つの部門でアカデミー賞を受賞するという快挙によって祝福された。監督はどんな思いでインドという物語の舞台を設定し、ストーリーラインの中で何を描こうとしたのか。それは今回、GyaOが配信するインタビュー映像の中で語り尽くしている。
中でも注目なのは、脚本家サイモン・ビューフォイが語る映画の見どころだ。普段、脚本家の肉声が聞ける機会はあまりないが、今回のインタビューの中でビューフォイは、脚本家ならではの視点で分析的に見どころを語り尽くしている。具体的に言えば、フラッシュ(回想)の使用方法、ヒロインのキャラクター構築方法、登場人物の交錯のさせ方などだ。テクニカルタームにまで及んだコメントの数々は映画マニアには垂涎の内容。これを知ってから劇場に出かければ「ああ、そうか!」と思わず膝を打つことになる。
本作の制作にあたり、ダニー・ボイルとサイモン・ビューフォイは、インドという地で何者にも似ていないパワフルなラブストーリーを作るんだという思いに胸が高鳴ったのだという。成功は、その達成の前に予兆を感じさせるもの。今回のGyaOによる配信内容は、彼らの映画作りの情熱、そしてその手応えを感じさせるものとなっている。
GyaO 映画「スラムドッグ$ミリオネア」特集番組・インタビュー一覧