北斎も仰天!瀬川三十七のGIF動画「動く浮世絵」のクオリティーに世界中が注目!作品動画公開中

瀬川三十七(将棋サッカー・動く浮世絵)Twitterより
かの有名な浮世絵師、葛飾北斎の代表作「富嶽三十六景」が動き出す!?フリーで活動する映像クリエイター瀬川三十七氏が制作した「富嶽三十六景」GIF動画が、今世界中からアツい注目を集めている!自身のTwitterおよびGIFMAGAZINEで作品動画が公開されている。
「富嶽三十六景」といえば、浮世絵師・葛飾北斎の代表作。その中でも「神奈川沖浪裏」は、世界でもっとも有名な日本美術作品の一つだと言われている。大きな波、船、そして富嶽を意味する富士山…。その大波のダイナミズムは秀逸で今にも動き出しそうと、世界中の浮世絵ファンを魅了してきた。ところがこの大波が実際に動き出すのだ。
瀬川が制作を始めたきっかけは、今年の6月ぐらいにTwitterでGIF動画が自動再生されるようになったこと。自分でもGIF動画を作ってみようと考え、絵が得意でないのでパブリックドメインを使って動かそうと、浮世絵に着目し、浮世絵を動かすことにした。
浮世絵を動かすというのは、NHKEテレの児童向け番組「てれび絵本」で「うごく浮世絵 北斎えほん」(2012年、作:彦すけあ)が放送しており、そのクオリティーの高さに、子供たちだけでなく大人たちも魅了され繰り返し再放送されている。⇒「彦すけあ」ブログ
瀬川作品の面白さは作品の特長を際立たせる芸術性と、柔軟な創造力で浮世絵にミスマッチなユーモアーを加味したところ。
例えば、西洋画のような光と影を取り込んだ小林清親の「両国花火之図」には何発も花火を打ち上げ、歌川広重 の「名所江戸百景 猿わか町夜の景」には月の動きにあわせて道を歩く人々の影を動かしている。葛飾北斎の「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」にいたっては、白波の余りの迫力に富士山を上下させ、観る者に作品の世界観を存分に堪能させてくれる。
一方、「富嶽三十六景 東海道吉田」(北斎)では背景に新幹線を走らせたり、「東海道五十三次」(広重)の街道にはセグウェイを走らせたりと、仰天の発想で浮世絵と現代とをコラボさせている。
瀬川は、現在ニコニコ動画・YouTubeに将棋サッカーという動画をあげており、彼のユーモアーはここでも堪能できる。興味のある方は合せてチェックしてみては?
◇GIFMAGAZINE「瀬川三十七」ページ
◇Twitter「瀬川三十七(将棋サッカー・動く浮世絵)」
◇YouTube「将棋サッカー」
◇ニコニコ動画「将棋サッカー」