葉っぱのあんちゃん、恋するとと姉ちゃんにプロポーズ!「とと姉ちゃん」第10週詳しいあらすじと見どころ、予告動画
葉っぱのあんちゃんこと星野(坂口健太郎)は常子(高畑充希)に想いを伝えることなく、週に一度の甘味どころでの近況報告会が続くが、とうとう常子も星野に恋心を抱くようになる!一方、月に一度の外食がきっかけで、常子と三女の美子(杉咲花)が険悪な状態に…NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「とと姉ちゃん」(6/60~6/11)第10週「常子、プロポーズされる」のあらすじを紹介!予告動画は番組公式サイトで公開している。NHKオンデマンドで見逃し配信している。
※以下、詳しいあらすじを追記しました。過去のあらすじはコチラでまとめて紹介⇒【「とと姉ちゃん」各話のあらすじ】
9週ラストで星野(坂口)にかかってきた電話は大阪の研究室からの誘いだった。4日(土)の放送で星野がやけに大阪事情に詳しかったのもの納得。大阪に行く決心をした星野は、これまでスローラブを実践していたが、一足飛びにプロポーズ!
一方、常子は、一家の大黒柱として名実共に“とと姉ちゃん”になってまだ2年半。結婚すれば星野と共に大阪で暮らすことになる。乙女の恋と大黒柱としての責任の間で悩む常子。
現在なら、東京・大阪の恋愛なんて遠距離恋愛にもならないほどだが、新幹線もない当時、十分すぎるほどの遠距離恋愛だ。
そして、何より、舞台となった昭和14(1939)年は、ヨーロッパで第二次世界大戦が勃発。日本でも国家総動員法による「国民徴用令」が公布・施行され、“白紙招集”が始まった。兵役の召集令状は赤色で“赤紙”だったのに対し、兵役を含まない一般業務につかせる徴用令書は白色で“白紙”と呼ばれた。ちなみに徴用第1号は建築技術者。大部分は「大陸建設部隊」として現地に送られた。14年には850人だったのが、翌年は5万人、16年には25万人、17年には31万人と飛躍的に伸びた。
こうした状況下、星野にもいつ、招集がかかるかわからない状態。だから星野は常子との結婚を急いだのだろう。
さあ、恋するとと姉ちゃんが出した答えは?頑張れ、葉っぱのあんちゃん!
【第10週(2016/6/6-6/11】
■第55話(月)
タイピストになって2年、確かな収入を得られるようになった常子(高畑充希)だったが、日本では国家総動員法案や価格等統制令など国による統制が始まり、国民は質素な生活を余儀なくされていた。そんな中でも小橋家では、かつて父・竹蔵(西島秀俊)が作った「月に一度皆でお出かけ」の家訓を再開していた。一方、星野は相変わらず常子に想いを告げられないでいたが、常子から亡き父に似ていると言われ嬉しい。
鞠子(相楽樹)も美子(杉咲花)もお年頃。それぞれ忙しくなり、家訓のお出かけはあまり乗り気がしない。予定の日に、鞠子は文学同好会集まりに誘われ、美子も滝子(大地真央)から奉公人のお仕着せの仕立てを手伝ってほしいと頼まれる。常子は、鞠子が文学同好会に入っていたことを自分だけが知らなかったことに驚く。このところ勉強しろとうるさく言われている美子は、友人と勉強するとうそをつく。
■第56話(火)
友達と勉強をするとうそをつき青柳商店で裁縫に没頭する美子(杉咲)。寒空の下待ち続ける常子(高畑)たちだが、美子が現れる気配はない。心配して森田屋に戻ると、まだ帰ってないという。暗くなる前に探そうと総出で表に出ると、美子が戻ってきた。うそがバレ、なぜ滝子(大地)の駄賃欲しさに大切なお出かけをすっぽかしたのかと問い詰める常子。それほどまでに家訓が大事なのかと反論する美子に、常子は亡き父・竹蔵(西島秀俊)との約束だと怒りをあらわにした。だが、竹蔵が亡くなった当時まだ5歳だった美子は、今では竹蔵のことも思い出せないとまで言い出した。
昭和15年、正月。常子と美子の中は溝ができたまま口も利かない状態。星野(坂口)に愚痴を話すうちに元気になった常子。
そんなある日、タイピスト室に営業課・奥寺の妻(青木さやか)が押しかけてきて、夫と不倫をしたと道子(野村麻純)に掴みかかってきた。
■57話(水)
常子(高畑)の勤務先で同僚の道子(野村)が上司との不倫が発覚し解雇。不倫相手の上司はおとがめなし。戦争で男性不足中こちらから辞めさせるわけにはいかないという山岸(田口)。責任は双方にあるはずと訴える早乙女(真野)の言葉を、山岸は女性を蔑視する言葉で遮った。
一方、仲たがいした常子(高畑)と美子(杉咲)との溝は埋まらないまま。そんなある日、美子は滝子(大地)に誘われ、洋装店で働くことに。鞠子(相楽)に相談し、常子の許可を得ようとするも、忙しいからと取り合ってくれない。一方で、常子は大量の仕事を抱えるあまり寝過ごし、朝食を皆で食べるという家訓を破ってしまった。仕事なら許されるのかと嫌味を言う美子。常子が反論しようとすると、君子(木村)が美子の頬を打った。美子は鞠子もそう思っていると、泣きながら出て行った。鞠子は「とと姉が無理しているのではないか、もっと自分のやりたいことをしてほしい」と美子の本心を代弁。
翌日、仕事帰りに星野(坂口)を訪ねた常子は、星野から大阪の研究室に行くと教えられ、結婚を申し込まれた。
■第58話(木)
急きょ、大阪の研究室に行くという星野(坂口)は常子(高畑)に結婚してほしいとプロポーズする。突然の告白を感謝しながらもぼう然とする常子。その頃、家では君子(木村)が頬を打ったことを美子(杉咲)に謝り、美子も素直に謝罪した。だが、お駄賃のために滝子のお手伝いをしたと決めつけた常子には謝らないと。その夜、鞠子には万年筆、美子には櫛を買って帰った常子は、柄にもなく熱を出し寝込んでしまった。自分が家族のためにしていることはうっとうしいことなのか。このまま結婚もせず自分を犠牲にする人生でよいのか、布団の中でしゅん巡する常子。そんな折、見舞いに訪れた早乙女(真野)は、自分の事より妹たちのことを先に考える常子に感心。一人っ子の早乙女はしつけの厳しい両親の元で何でも一人でやって来たが、女が自分の力だけで生きていけるほど甘い世の中でない。そんな中、妹たちを優先する常子が立派だといった。
■第59話(金)
もう少し自分のことを優先してもよいのではと君子(木村)から言われた常子(高畑)。そんな折、滝子(大地)から美子(杉咲)が駄賃にこだわっていたのは、学費を少しでも返したい、常子の役に立ちたいという家族を思う気持ちからだったとを聞いた。妹たちの成長をちょっぴり寂しそうに感じたという常子に、滝子は妹たちの成長は常子がいるから、二人はまだまだ子供だとも教えた。森田屋に帰った常子は美子に頭を下げて、誤解していたことを謝罪。美子も常子に手編みのマフラーを渡し、私も悪かったと謝った。やはり、自分にとっては家族が一番大切だと感じた常子は決心を固め、星野(坂口)のところへ。たわいない話をし、似たもの同士でいい夫婦になれるかもしれないといいながらも、今は結婚できない、今は家族と離れることができないと、星野のプロポーズを断った。家族思いの常子の事、坂口も心のどこかでその答えを予感していた。
■第60話(土)
今は結婚できません、と常子(高畑)は、星野(坂口)からのプロポーズを断る。本当は大阪に行くのが少し怖い。大阪の言葉は激しいのでいつも叱られているようで。そう言って星野は深刻な雰囲気を笑いに変えてくれた。自分を後回しにして他人のために全力で走る性格だから、結婚よりも家族を選ぶと思っていた。でも、そんな常子だからひかれたのだと感謝を伝え、星野は常子と別れた。
出発当日、星野は大学の友人に見送られ、列車に乗り込む。そこに常子の姿はない。列車が鉄橋にさしかかろうとする時、車窓から遠くで一人たたずむ常子の姿を見つけた星野は、大声で常子の名を呼んだ。常子は黙って頭を下げて見送った。
帰ってきた常子の様子がおかしいと君子(木村)が声を掛けた。常子は星野から結婚を申し込まれたこと、断ったこと報告。自分のやりたいことをやるべきという君子に、竹蔵(西島)との約束は関係なく、自分自身がここに居たい、君子と鞠子と美子と離れたくない。でも星野との別れは辛いと、母の胸で声を上げて泣いた。
■キャスト(実在人物名)⇒NHK番組公式サイト<相関図>
【家族と戦前知り合う人物】
主人公、小橋常子(大橋鎭子)役:高畑充希/内田未来
常子の父・小橋竹蔵役:西島秀俊
常子の母・君子役:木村多江
常子の妹、次女・鞠子役:相楽樹/須田琥珀
常子の妹、三女・美子役:杉咲花/根岸姫奈/川上凛子
常子の叔父・鉄郎役:向井理
常子の祖母、材木問屋女将、青柳滝子役:大地真央
※その他のキャスト紹介⇒キャスト・モデル人物一覧
【春ドラマ】【NHK朝ドラ 一覧】【「とと姉ちゃん」関連・各話のあらすじ】
◇NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」番組公式サイト
2016.4.4日(月)~10.01(土) <全156回予定>
NHK総合
月曜~土曜 午前8:00~8:15/午後0:45~1:00(再放送)
BSプレミアム
月曜~土曜 午前7:30~7:45/午後11:00~11:15(再放送)
土曜日 午前9:30〜11:00(1週間分)
◇NHKオンデマンド