寅さんシリーズ最多出演マドンナ・浅丘ルリ子出演『男はつらいよ 寅次郎相合い傘』23日NHKBSで放送!予告動画

2016年08月22日22時08分映画
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「男はつらいよ」シリーズのマドンナ・リリー役で最多4回出演した浅丘ルリ子が登場する『男はつらいよ 寅次郎相合い傘』が、明日23日(火)夜9時からNHKBSプレミアムシネマで放送!浅丘ルリ子が、先週放送した吉永小百合と並んでシリーズ1、2を争う人気作!作品公式サイトで予告動画が公開されている。

「男はつらいよ」シリーズは、1969年~1995まで全48作品公開された山田洋次原作・脚本・監督・渥美清主演のヒット作。物語は、寅さん(渥美)と、さくら(倍賞千恵子)、おいちゃん(森川信)、おばちゃん(三﨑千恵子)をはじめとする柴又の人々と心の交流と、毎回登場するマドンナとの寅さんの恋バナに、ほのぼのと心温まる展開。

浅丘ルリ子は、日活映画『緑はるかに』(55年)でデビュー。当時の役名がそのまま芸名になった。日活では小林旭、石原裕次郎映画のヒロインをつとめトップ女優に。『男はつらいよ』のリリー役は、11作『寅次郎忘れな草』(73)、15作『寅次郎相合い傘』(75)、25作『寅次郎ハイビスカスの花』(80)、48作『寅次郎紅の花』(90)で四回演じている。

浅丘の演じたリリーは、本名、松岡清子という、かつてレコードを出したことがある旅回りの歌手。

第11作『寅次郎忘れな草』で、日本全国を旅暮らししたリリーが北海道の網走で寅さんと出会う。同じ境遇から意気投合し、二人は愛の物語を紡いだ。
明日放送の『男はつらいよ 寅次郎相合い傘』は、2年後の第15作目の作品。この作品で、この作品で浅丘はキネマ旬報やブルーリボン賞などの主演女優賞を受賞した。
本作では、旅の途中、親の七光りで一流会社の重役となったが、何もかも嫌になって、蒸発したという男と道連れになった寅次郎がリリーと再会し、3人で旅をするという展開。一緒に旅をするのは船越英二。2時間ドラマの帝王の船越英一郎の父だ。

船越英二が持って来たメロンをめぐっての一悶着は「メロン騒動」として、リリーと喧嘩した寅さんが、雨の降る柴又駅へリリーを迎えに行く“相合い傘”シーンは、シリーズ屈指の名場面として共に評判が高い。

■あらすじ
青森で知り合った中年男・兵藤謙次郎(船越英二)と旅を続ける寅さんは、函館のラーメン屋の屋台で、リリー(浅丘ルリ子)と再会。リリーも一緒に旅することになり、初夏の北海道で、気ままな道中を楽しむ三人。
兵藤は、小樽で初恋の信子(岩崎加根子)に一目逢おうとするが、リリーはそれを“男の甘え”だといって、寅さんと大げんかしてしまう。そのままリリーと別れた寅さんは、リリーのことが気がかりな毎日。そんなある日、リリーが柴又へとやってきて…。

■作品紹介
監督: 山田洋次
脚本: 朝間義隆
原作: 山田洋次
出演:渥美清、浅丘ルリ子、倍賞千恵子、下條正巳、三﨑千恵子、前田吟、船越英二 ほか

NHKBSプレミアムシネマ
『男はつらいよ 柴又慕情』作品公式サイト