花山、常子に礼を言う!最終回はとと・西島秀俊が締める!「とと姉ちゃん」第26週詳しいあらすじと見どころ、予告動画
「あなたたちは私の自慢の娘よ」という言葉を遺してこの世を去った母・君子(木村多江)に続いて、次週はいよいよ花山(唐沢寿明)が最期の時を迎える!そして、第1週にして人生を終えたとと・竹蔵(西島秀俊)が再登場!新たに撮ったとととの再会はどんな形になるのか?NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「とと姉ちゃん」(9/26-10/1)第26週(最終週)「花山、常子に礼を言う」のあらすじを紹介!予告動画は番組公式サイトで公開している。NHKオンデマンドで見逃し配信している。
また、NHK_PRには小橋家が勢ぞろいしたクランクアップ取材会の動画が公開されている。⇒動画を見る
※以下、詳しいあらすじを追記しました。過去のあらすじはコチラでまとめて紹介⇒【「とと姉ちゃん」各話のあらすじ】でまとめてご紹介。
1人の人物の生涯を丁寧に描くだけに、ドラマの終盤になると登場人物が次々と亡くなるシーンが描かれる「朝ドラ」。25週は常子たち三姉妹をどんな時も優しく見守ったかか(母)・君子が大家族に見守られ静かに生涯を閉じた。かかから三姉妹に送られた名セリフは番組公式サイトの「特集」で紹介されている。
そしていよいよ最終週は常子たち三姉妹の恩師であり、時には父のように頼りになり、時には手のかかる同僚として戦後の荒波を共に戦いぬいた花山(唐沢)の最期が描かれる。花山の最期の言葉は、「最後まで現役の編集者でいたい」といった名編集長らしく一通のメモ書きで常子たちに伝えられる。果たしての花山は、どんな言葉を常子たちに遺すのか?
戦後からのドラマで強烈なインパクトを残した俳優・唐沢寿明は、10月からは相棒を高畑充希から窪田正孝に変えてアクションたっぷりに熱い刑事役で新ドラマ「ラストコップ」(日本テレビ系)に主演する。
また、第2週以降は回想シーンでの登場となったとと(父)・竹蔵(西島秀俊)が新たに撮った映像で登場するのでこちらもお楽しみに。
ちなみに常子のモデルとなった大橋鎮子は、1978(昭和53)年に花山のモデルである花森が没した後もその意志を継ぎ、人々の暮らしに役立つ雑誌であり続けたいと願って、経営と編集に尽力。93歳で亡くなる1年ほど前まで、朝9時から夕方5時半の勤務を続けたという。2013(平成25)年3月23日、肺炎のため永眠。もちまえの活発さと勇気で昭和を駆け抜け、生涯を出版業に捧げた。劇中、社長である常子を社員たちは「常子さん」と呼んだが、実際にも社員はみな家族のように親しみをこめて「しずこさん」と呼んだと紹介されている。(出典:暮しの手帖「大橋鎮子 暮しの手帖に捧げたその生涯」より)
また、スピンオフドラマ「福助人形の秘密」の放送が11月に決定した。物語の舞台は、戦前、常子(高畑充希)たちが東京・深川で下宿した仕出し屋「森田屋」。放送は少し先になるが、次週の最終回と共にこちらも楽しみだ。
【第26週/最終週(2016/9/26-10/1】
■第151話(月)
働く主婦も出て来てそのあり方も多様化している今、『あなたの暮し』では誌面においても、職場の環境も含めて、女性が働きやすい場所に変えていくと、常子(高畑充希)は社員とテスターの前で宣言。今でも十分と答える社員たちだが、必要であれば自宅での作業を認めるとし、皆は驚きを隠せない。しかし、花山(唐沢寿明)は常子の真意を理解し、満足気な様子。寿美子(趣里)は退職のことを前向きに考え直したいと常子にいった。
さっそく、たまき(吉本実憂)は働く女性の特集を提案。花山もまた、これからの『あなたの暮し』に必要なものを見つけようとしていた。花山家では、娘の茜(水谷果穂)も結婚して孫娘がいた。そんなある日、花山は一人で広島にいた。
■第152話(火)
広島に出かけた花山(唐沢)からの音信が途絶えて数日が過ぎた頃、取材帰りに花山が倒れたという連絡が編集部に入った。慌てて病院に向かう常子(高畑)たちは、病室で原稿を描いている花山に驚く。聞くと、人々に戦争中の暮らしの様子を取材していたのだという。花山は、2度と戦争が起きないよう、戦争に関わってしまった人間として、戦争を知らない世代に当時の記録を残したいと訴えた。退院したらすぐに取材を再開するという花山だが、妻・三枝子(奥貫薫)や娘の茜(水谷)たちはやめるよう必死に説得。「死んでも構わない。死ぬ瞬間まで現役の編集者でありたい!」という花山。誰よりも花山の気持ちが分かる常子だが、心配する家族の姿を見て「取材を認めるわけにはいかない」としか言えなかった。だが、数日後、病室を訪ねた常子は、花山の企画は続けるべきだが、花山の出張は認められない。『あなたの暮し』の読者から戦争の記録を募集してみては?と提案。花山はさっそく募集記事を書きあげた。
■153話(水)
読者からの戦争体験談を募集して2か月がたったころ、花山が出社。「いい加減になさってください!」。常子(高畑)は、体調の悪い中取材を続けようとする花山(唐沢)を叱りつけた。家族も社員も心配しているのだから、もっと真摯に受け止めるべきだと言葉を重ね、自宅で作業をするように命じた。読者から来た数々の戦争体験の手紙を見せ、編集会議の内容もこの後の手紙も花山が納得するまで会社と花山の自宅を往復する覚悟だと伝えた。感銘を受けた花山は、読者から来たものをすべてまとめ、一冊の本にしたいといい、常子は戦争特集号にすることを提案。
常子たちは写真なども集めて戦争を知らない人たちにもわかるようにと、戦争特集号の編集作業にこれまで以上に没頭した。しかし、花山は体調を崩すことが多くなり、入退院を繰り返すようになっていた。それでも、原稿の校正を始めるとみるみる元気に。
ふた月が経った8月15日。戦争特集号が発売、読者からは「これこそ後世に残したい雑誌だ」という声も届き大好評となった。
■第154話(木)
戦争特集号の『あなたの暮し』32号は過去最高の売上を記録し、ついに念願の100万部を突破。満足気に読者からの手紙を読む花山(唐沢)に、常子(高畑)は体調を整えるよう伝えた。昭和49年冬。花山は口述筆記が多くなっていた。翌年の1月のある日、常子が原稿を取りに行くと、花山はあとがきの口述筆記を頼んだ。それは、自分が死んだ時の号に載せてほしいというもので、「読者の皆様へ」という言葉から始まり、創刊以来27年の思いを語った。そして、読者への感謝の思いと共に、広告のない雑誌は読者が購入してくれる1冊1冊に支えられている。どうか、これまで『あなたの暮し』を読んだことのない人、1人にご紹介していただき、1人だけ新しい読者を増やしてください。それが私の最期のお願いです…と、まるで読者に向けた遺書のようだった。
「もし花山さんがいなくなったらどうしたらいいんですか」と涙ぐむ常子に、「大丈夫だ。悩んだときは自分の肩に語り掛けろ。その肩に宿ってやるから」と、花山は笑いながら慰めた。そして、玄関先まで出て来て次号の表紙を手渡し、「どうもありがとう」と小さく礼を言って常子を見送った。
■第155話(金)
花山(唐沢)のあとがきを口述筆記したのち、別れた常子(高畑)のもとに連絡が入った。連絡は妻三枝子(奥貫)からのものだった。花山がついに自宅で息絶えた、というものだった。常子と美子(杉咲)は花山の死に顔にあう。その死に顔は安らかなものだった。三枝子は、「『あなたの暮し』は常子さんに任せておけば大丈夫だ」と花山の最期の言葉を伝えた。
自宅に戻った常子たちは、三枝子から預かった最後の原稿を読んだ。そこにさしこまれた一通のメモ書き…それは花山から三姉妹への最後の手紙だった。美子の頑張りと情熱が『あなたの暮し』を続けさせてくれた。鞠子の才能を惜しみながらも仕事を辞めた鞠子が結婚とたまきという娘を得ることができた幸せ、たまきは会社を支える良い編集者になるだろう。常子に感謝を伝えるには原稿用紙が何枚いるだろう。たくさんのことを常子に教えた。そしてたくさんのことを教えられた。常子がいなければ今の自分はいなかった…3人への感謝の手紙は「ありがとう。」の言葉で結ばれ、「あなたの暮し出版」で働く人々の姿を描いたイラストが同封されていた。
花山が亡くなってふた月…『あなたの暮し』は長年の功績が認められ、雑誌の最高栄誉・日本出版文化賞を受賞し、常子は、沢静子(阿川泰子)がMCを務めるトーク番組「時代のスケッチ」に出演した。
■第156話(土)
花山の死後、『あなたの暮し』は日本出版文化賞を受賞。家族と一緒にの受賞祝いをした。そんなある晩、常子は夢を見た。常子が会社にいくと、一人の男がいる。果たしてそれは幼い頃に常子が死に別れた父、竹蔵(西島秀俊)であった。常子は竹蔵に社内を案内し、「今はこの会社が自分の家族だ」と語る。多くの方に助けられてここまで来れましたという常子に、父親代わりを託したために苦労をさせたと謝る竹蔵。そんな父に常子は“とと姉ちゃん”と呼ばれてきたこと、とと姉ちゃんでいられたことを幸せだったと言った。竹蔵は常子の頭を優しくなでてくれた。 常子はとと姉ちゃんとしての人生を全うしたのだ…
時は流れ、昭和63年。老女になった常子は今日も東京の町を駆け抜けていく…。
■キャスト(実在人物名)⇒NHK番組公式サイト<相関図>
主人公、小橋常子(大橋鎭子)役:高畑充希/内田未来
常子の父・小橋竹蔵役:西島秀俊
常子の母・君子役:木村多江
常子の妹、次女・鞠子役:相楽樹/須田琥珀
常子の妹、三女・美子役:杉咲花/根岸姫奈/川上凛子
花山伊佐次役:唐沢寿明
水田正平役:(伊藤淳史)
※その他のキャスト紹介⇒キャスト・モデル人物一覧
【夏ドラマ一覧】【NHK朝ドラ 一覧】【「とと姉ちゃん」関連・各話のあらすじ】
◇NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」番組公式サイト
2016.4.4日(月)~10.01(土) <全156回予定>
NHK総合
月曜~土曜 午前8:00~8:15/午後0:45~1:00(再放送)
BSプレミアム
月曜~土曜 午前7:30~7:45/午後11:00~11:15(再放送)
土曜日 午前9:30〜11:00(1週間分)
◇NHKオンデマンド