「相棒16」最終回 大杉漣さん代役に杉本哲太登場で16.6%もファンは不完全燃焼?最終回ネタバレ

2018年03月15日11時30分ドラマ
©テレビ朝日

14日に放送されたテレビ朝日系人気ドラマ、水谷豊×反町隆史の「相棒」season16の最終回(第20話)2時間スペシャルは、平均視聴率16.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で幕を閉じた!テレ朝動画で劇場版『相棒』などが配信されている。

今シーズンは、初回15.9%でスタートし、その後、16.6%、14.2%、1.6.4%、14.6%、13.8%、13.5%、13.6%、13.8%とやや数字を落としたが、今年元日に放送された第10話は15.4%と数字を上げ、その後12.9%、15.5%、15.6%、17.3%、16.9%、14.8%、12.0%、15.0%、最終回前話となった第19話は15.7%だった。
今年は冬季オリンピックの放送などもあり、軒並み苦戦を強いられた連続ドラマの中で、この数字はさすが、人気作の貫録を見せつけた。

警視庁特命係の右京(水谷豊)と亘(反町隆史)がコンビを組んだ3シーズン目の今クールでは、メインキャストである警視庁副総監・衣笠藤治役の大杉漣さんが2月21日に逝去されたこともあって、最終回で衣笠副総監の出演がどうなるのかと多くのファンが見守ったが、杉本哲太が同役を引きついだ。

この起用についてSNSには
「表情や口調、その佇まい。哲太さんの中に漣さんの面影を見る」
「ちょっと前まであんなに憎たらしかった衣笠なのに、大杉漣さんじゃないって思うと切ないな…」
など、故人を偲ぶ声や杉本の好演ぶりを評価する声がある一方で、
「(杉本の)人の好さが出過ぎている」
「若すぎる」
などの声も聞かれた。

また、最終回の内容は、次の通り。

■最終回ねたばれ
写真週刊誌記者の風間楓子(芦名星)がエスカレーターから転落し額を縫う怪我を負う出来事が発生し、現場に居合わせた甲斐峯秋(石坂浩二)と美彌子(仲間由紀恵)、衣笠副総監(杉本哲太)と青木(浅利陽介)、内村刑事部長(片桐竜次)と中園参事官(小野了)ら6人が容疑者として告発される騒ぎとなり右京と亘が捜査に乗り出した。

ところが楓子の母・匡子(加賀まりこ)が登場したことで大騒ぎに。実は、楓子の両親は暴力団組織のトップで、娘を傷つけたと、組員を使って容疑者に報復を始めた。そして、犯人が特定できなけれは、容疑者全員に復讐すると言い出し、焦った楓子が特命係に泣きついた。

右京と亘は、現場検証と赤ん坊の泣き声、中園参事官のつぶやいた一言などから、犯人が青木と特定。観念した青木は「呼び止めたかっただけ」と弁明するも、匡子の元へ送られ、お仕置きを受けた。
そして、青木は特命係に事実上の左遷となった。

■新シーズンは相棒トリオ?
結局青木がなぜ楓子を突き飛ばした(呼び止めた)のか、明確な理由も明かされず、また、これまでどんな同情すべき犯罪にも、罪は罪と正義を貫いてきた右京が、罪を犯した青木を特命係に受け入れたことなど、長年の相棒ファンからは今回の最終回を残念がる声がSNSなどに上がっていた。

今シーズンで特命係が復権を狙う警察庁長官官房付・甲斐峯秋の部下になったことや、衣笠副総監の露出が多かっただけに、最終回では「衣笠副総監vs相棒&甲斐」のバトルが見られるかもと、期待していたファンも多かったはず。
大杉漣さんの逝去で、今回のような2時間にするにはネタ不足の最終回となってしまったのかと、うがった見方をするのは筆者だけだろうか?

ともあれ、来シーズンも亘役の反町隆史は続投、特命係は3人態勢でシーズン17を迎えることになりそうだ。

「相棒season16」最終回は、テレビ朝日にて3月14日午後8時~2時間スペシャルで放送された。
主演は水谷豊、共演は反町隆史、仲間由紀恵、鈴木杏樹、川原和久、山中崇史、山西惇、浅利陽介、神保悟志、片桐竜次、小野了、榎木孝明、大杉漣/杉本哲太、石坂浩二 他。ゲストは、加賀まりこ、芦名星、遠藤雄弥、とよた真帆だった。
Twitterアカウントは「@AibouNow」。

テレビ朝日「相棒」番組公式サイト

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