落語界の風雲児・立川談志の生き様とは!?NHK Eテレ2、9日「知恵泉 立川談志のダンディズム」を放送!予告動画

没後8年経った今もなお多くのファンを魅了する天才落語家・立川談志!その破天荒な談志の生き様を2週にわたってクローズアップ!バカリズムから見た立川談志とは!?愛弟子が師匠を語る!NHK Eテレ2日(火)、9日(火)夜10時より「知恵泉 立川談志のダンディズム」を放送!予告動画は番組公式サイトで配信。
立川志の輔、立川談春、立川志らくといえば、今をときめく人気落語家で、常にチケットは争奪戦。特にここ数年、ワイドショーやバラエティ番組での志らくの活躍ぶりは目を見張るものがある。
彼らの師匠がいまは亡き、落語界の風雲児と称された立川談志。実は「笑点」を立ち上げたのは談志というのをご存じだろうか。若手落語家で大喜利番組をやろうとプロデューサーにもちこみ、自ら番組を立ち上げたのが談志である。その後談志は、局とケンカして番組を降板してしまったが「笑点」はいまだ高視聴率をたたき出す人気番組として君臨している。
それだけではない。落語家にして政治家になったのも談志が最初。当時、世間では落語家なんぞが政治家になれるものかと談志の出馬をバカにする声が多かったが、第9回参議院通常選挙で初当選。
1975年には沖縄開発政務次官に就任するも、二日酔いのまま記者会見に登壇し、メディアから激しいバッシングを受ける。地元沖縄メディアから「公務と酒とどちらが大切なんだ」と咎められ、「酒だ!」と答えてしまった。今の時代なら、バッシングどころじゃ済まされないだろう。しかし談志だから、許されてしまうのだ。
1978年には、当時の落語協会会長・柳家小さんに歯向かって協会を脱退。「落語立川流」を設立しメディアに大きく取り上げられた。それにより、立川流一門は、新宿末広亭、上野鈴本、浅草演芸ホール、池袋演芸場という4つの主要な寄席に出演できなくなる。談志は「寄席なんぞに出なくても売れっ子落語はは育つ」と宣言し見事、立川志の輔を当代一の人気落語家に育て上げた。
常に時代をリードしていた立川談志。決して「空気を読む」ことはなく、自らの意志を貫き通した。その生き様は、「破天荒」と称されたのである。
NHE Eテレでは2週にわたって立川談志を特集。2日放送の「前編」では決まり切った社会の風潮をあらがい、自らの意志を貫き通した談志の生き様をフューチャー。翌週9日放送の「後編」では、落語立川流の弟子たちの育成法、そして談志イズムを受け継いだ弟子たちの証言を交え、談志の生き様を振り返る。
番組ではお笑いタレント、作家、脚本家、俳優とマルチな活躍ぶりを発揮するバカリズムと、作家・コメンテーターの室井佑月、そして談志の愛弟子・立川談笑が出演。
ちなみに談笑は、真打になるのが極めて困難とされる立川流において、入門からたった12年で真打に昇進した逸材。古典落語を独自の切り口で改作した「シャブ浜(芝浜)」「イラサリマケー(居酒屋)」「叙々苑(百川)」などで人気を博している落語家である。
NHK Eテレ4月2日(火)夜10時より「先人たちの底力 知恵泉『立川談志のダンディズム(前編)常識にかみつけ』、9日(火)夜10時より「立川談志のダンディズム(後編)豪快教育術」を放送。出演:バカリズム/室井佑月/立川談笑。
◇NHK Eテレ「先人たちの底力 知恵泉」番組公式サイト