「不滅の恋人」第11話あらすじと見どころ:イ・フィの逆謀か?イ・ガンの陰謀か?豆知識:昌徳宮

2019年10月19日01時30分 
(2020年06月17日23時35分 更新)
ドラマ
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イ・フィ(ユン・シユン)とチャヒョン(チン・セヨン)の婚礼の日に謀反が起こり、イ・ガン(チュ・サンウク)は刀傷を負い、イ・フィが謀反の首謀者とされてしまう!韓国ロマンス時代劇「不滅の恋人(大君~愛を描く~」(全20話)第11話の詳しいあらすじと見どころ、豆知識をご紹介、番組サイトで予告動画が公開されている。
(※NHKBSプレミアムにて2019.03.03-07.14放送時に紹介したものです。)

以下、詳しいあらすじを知りたくない方は見どころをご覧になり、あらすじは視聴後の確認用にどうぞ。また【「不滅の恋人」を2倍楽しむ】には、時代背景や実在の人物紹介、取材会や直前番組の再現レポートなどまとめている。



■第11話
イ・フィとチャヒョンの祝言の日に謀反が起きた。イ・フィは幼い王の身を案じ、宮殿に向かう。刺客のひとりが謀反の首謀者は王座を狙うイ・フィだと自白するが、チャヒョンは信じられない。イ・ガンはチャヒョンの父ソン・オクに、家族を救うためには、イ・フィを逆賊として告発すべきだと迫る。
まさに肉を切らせて骨を絶つ作戦?なんとも恐ろしいイ・ガンの陰謀だ。連行されるジャギョンがほっぺに貼りつけた赤い丸を取るが、これについては第5話ナギョンムの婚礼シーンの見どころを紹介。

宮殿に着いたイ・フィは、王の居所に煙が出ているのを発見し、すぐに王を連れ出す。だが、そこにイ・フィを捕らえに来た兵が現れる。その頃、ヤンアン大君は、イ・フィが謀反を起こして王を人質にとったと大王大妃シム氏に報告。否定する大王大妃だが、逆徒が自白したと聞きそれ以上イ・フィをかばうことができない。
幼い王についているホン尚宮こそが、イ・ガンの手のもの。叔父たちの間で怯える幼い王を演じたのはキム・ジュニ。ハ・ソクジン主演の「私の彼はエプロン男子」にも出演している愛らしい子役だ。

イ・フィを軟禁したイ・ガンは、濡れ衣だと叫ぶイ・フィに、幼少期から疑われ続けて来た私の思いが分ったかと、恨みの言葉を吐き捨てる。その恨みから逆臣を抱き、謀反を起こそうとしたのかと、言い返すイ・フィに、チャヒョンやルシゲの運命はお前にかかっている、女真族と交わした密書を差し出せと迫る。
血を分けた兄弟はどんな言葉で怒りの対決をするのか?チュ・サンウクとユン・シユンの気迫に満ちた怒りの演技は圧巻だ。ユン・シユン扮するイ・フィのまっすぐな演技も素晴らしいが、チュ・サンウクが演じるイ・ガンの潤んだ眼は悪と分っていても惹きつけられる視聴者続出で、「イ・ガン悪役なのに素晴らしい」「チュ・サンウクの鳥肌演技が凄い」と絶賛の声が多数聞こえた。

生き残った逆徒は生死に関わる拷問を受けても「ウンソン大君(イ・フィ)の命令」と証言を繰り返し、イ・フィ側の大臣たちもかばいようがない。秘密裏にイ・フィに会いに行った大王大妃は、このままではイ・フィを失い、イ・フィの言葉を信じて真相が明らかになればイ・ガンを失うことになると、絶望の涙を流す。
これほど酷い拷問を受けても逆徒は、なぜイ・フィの名を連呼したのか?これこそが今回の陰謀のスゴイところ。知恵者の芸妓ヨギョンのお手柄。その手口は今回ラストで明かされるのでお見逃しなく。それにしても大王大妃がイ・ガンとイ・フィを同じように案じていることを、イ・ガンがまったく知らないのが辛い。イ・ガンが母の愛を知る日は来るのか?

帰宅したイ・ガンから、チャヒョンを罪人のように扱ったと厳しく叱責されたナギョムは、チャヒョンへの嫉妬心はさらに大きく膨れ上がる。チャヒョンと二人になったイ・ガンは、自分の傍にいるのが一番安全だといい、なおもイ・フィの妻だというチャヒョンに、イ・フィを捨てなければ賤民の身分に落ちると教え、チャヒョンのひと言で一族が滅ぶと脅す。
こんな事態でもチャヒョンの婚礼衣装の姿を美しいと言うイ・ガン。

その頃ヤンアン大君に説得されたソン・オクは、チャヒョンと家門を守るためについにイ・フィを告発する文を認め…。

裁きの場でイ・フィは、全て兄イ・ガンの陰謀だと訴えるが、イ・ガンがソン・ソクの告発状を取り出し、耳元でチャヒョンの名を出し、イ・フィは絶句。するとイ・ガンは、弟の逆心を見抜けなかったと、自らも罰を受ける覚悟があると訴え、イ・フィは投獄されてしまう。獄中でギトゥクと再会したイ・フィは、イ・ガンの狙いが、弟である自分の排除だけでなく王になることだと確信し、自らの考えの甘さを悔いる。
愛するチャヒョンの名前を出されてグーの音も出せないイ・フィ。その後、怒りが沸点に達したユン・シユンの演技に注目!

帰宅が許され、輿で送ると言うイ・ガンを断り婚礼衣装のまま歩いて帰るチャヒョン。嫉妬心をむき出しにするナギョムに、イ・ガンは不快を露わにし、黙って従うようにと釘をさす。

チャヒョンのショックを考えて告発状のことは伏せておくと言うソン・オク。イ・フィを信じ切る妻アン氏に、証拠が揃っているだけにイ・フィが潔白とは言い切れないと告げ、まだ婚礼は済ませていないと、イ・フィと距離を置こうとする。

今なおイ・フィが謀反を企てたと信じ切れない大王大妃にイ・ガンは、北方での3年がイ・フィを変えたと言い、幼い王を守るために領議政の地位を与えるように迫る。それ以上は望まぬかという大王大妃にイ・ガンは…。
領議政は首相のこと。その上とは王!さあ、本音の確認をした大王大妃にイ・ガンはどう答えるのか?

領議政の任に就いたイ・ガンは、獄中のイ・フィに会いにいき、ソン家とチャヒョンを守るために謀反を認めよと迫る。一方、ソン家では兄ドゥクシクがイ・フィを捨てろとチャヒョンを責める。その頃、今回の陰謀で一番功を立てた芸妓ヨギョンは、褒美をつかわそうとするイ・ガンに、ある願い事をする。そして帰宅したイ・ガンを待っていたのは…。
果たしてヨギョンの願いとは?そしてイ・ガンを待っていたのは?



昌徳宮昌徳宮(@navicon、2019.06.30)■豆知識:昌徳宮(チャンドックン)
劇中イ・フィが王を抱いて逃げ込もうとした昌徳宮はユネスコ世界遺産にも登録されている名宮。
ソウルには5つの王宮が現存しており、朝鮮王朝建国と同時に建立されたのは景福宮(キョンポックン)。その次に建てられたのが昌徳宮で、1405年、第3代王・太宗の時代に建立された。3番目は昌慶宮(チャンギョングン)、続いて徳寿宮(トクスグン)、慶煕宮(キョンヒグン)の順。
自然美を大切にした昌徳宮は多くの王たちに愛され、5つの王宮の中で最も長く王たちが暮らした。
ソウルの5宮については別の機会に詳しく紹介する。

■キャスト/少年時代相関図(NHK番組サイト)
イ・フィ/ウンソン太君役:ユン・シユン/チョン・ジンソ
イ・ガン/チニャン大君役:チュ・サンウク/チェ・グォンス
チャヒョン(ジャヒョン)役:チン・セヨン
大王大妃シム氏役:ヤン・ミギョン
ヤンアン大君役:ソン・ビョンホ
パク・ギトゥク役:ジェホ/チョン・ジェヒョン
ルシゲ役:ソン・ジヒョン
ソン・オク役:イ・ギヨン
アン氏役:キム・ミギョン
クッタン役:ムン・ジイン
ユン・ナギョム役:リュ・ヒョヨン

NHKBS「不滅の恋人」番組サイト
 2019.08.04-12.29 毎・日23:00~ 地上波初放送
 2019.03.03-07.14 毎・日21:00-22:00
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kandoratop【作品詳細】【「不滅の恋人」を2倍楽しむ】