韓国ドラマ「不滅の恋人」第16話あらすじと見どころ:共に戦う同志!豆知識:王族の名前

2019年11月30日00時30分 
(2023年07月22日18時00分 更新)
ドラマ
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流刑地の幼い前王に刺客の手が伸びる!イ・フィ(ユン・シユン)とチャヒョン(チン・セヨン)たちは、前王救出のために動き出す!一方、王イ・ガン(チュ・サンウク)は弓に毒が塗られていたことで疑心暗鬼になり…韓国ロマンス時代劇「不滅の恋人(大君~愛を描く~」(全20話)NHK総合にて放送の明日12月1日(日)第16話の詳しいあらすじと見どころ、豆知識をご紹介、番組サイトで予告動画が公開されている。

以下、詳しいあらすじを知りたくない方は見どころをご覧になり、あらすじは視聴後の確認用にどうぞ。また【「不滅の恋人」を2倍楽しむ】には、時代背景や実在の人物紹介、取材会や直前番組の再現レポートなどまとめている。



■第16話
イ・フィは、イ・ガンが流刑地にいる幼い前王の暗殺を企てていると知り、阻止するために動き出す。チャヒョンとルシゲも同志として一緒に行動すると申し出る。ジョングクとホチ・ジユン・トクマンの3人組が暗殺者たちの足止めをし、その間に宮殿からの使いの者に変装したイ・フィやチャヒョンたちが前王を救出するという作戦。
イ・ガンの心を乱すための貼り紙。この時代すでにイ・フィたちの父あたる第4代王・世宗によってハングルは創製されているが、貼り紙はハングルではなく漢文。これについては「韓国史劇でハングルがあまり出てこない理由」で詳しく解説。 時代劇では馬の2人乗りのロマンチックシーンがよく登場するが、今回の2人乗りは胸キュンではなく緊張感!だが、ギトゥクだけはちょっぴりにやついている。その後もギトゥクの視線の先に誰がいるのか、お見逃しなく。

王イ・ガンは、矢に毒を塗られた一件以来、暗殺におびえるようになる。イ・ガンを誹謗中傷する市中の貼り紙がさらにイラつかせる。食事中、皮膚に発疹が出た際には、主治医が食べ物によるじんましんだと診断するが、イ・ガンは毒だと言い張り側近の者たちを疑い始める。
イ・ガンのモデルとなった世祖もまた王位についてからは猜疑心の塊なったと伝わっている。一方、妻ナギョムは「粗末な家で笑うより、王宮で泣く方がまし」と言ってのける逞しさを見せる。

計画通りイ・フィたちが流刑地に到着するが、足止め計画が失敗して刺客たちと鉢合わせしてしまう。前王を連れてイ・フィとチャヒョンが逃げるが、自分が一緒では足手まといになると、チャヒョンはギトゥクたちと暗殺者たちを足止めするからと、イ・フィと前王を逃がす。その後、ジョングクは逃げた刺客を始末して、彼こそが敵との内通者だとヤンアン大君に報告する。
粗末な部屋で眠る幼い前王が痛ましい。「オクニョ 運命の女(ひと)」でいろいろな職業を体験しているだけにチン・セヨンの宮女姿は板についたもの。見事に役目を果たす。「守られるべき存在ではなく、ともに戦う同志です」頼もしいチャヒョンの言葉に背中を押され、愛するチャヒョンを残して発つイ・フィ。俳優ユン・シユンの葛藤の演技に注目。今回はチャヒョンも護身術をちょっぴり披露するのでお見逃しなく。

そのころ都では、ソン・オクが秦聞使として明に赴くことに。ソン・オクは無事に帰ってくれば、尼寺のチャヒョンを返してほしいとイ・ガンに頼む。それを知ったナギョムは兄ジャジュンにチャヒョンの様子を探るよう指示する。

チャヒョンたちも無事都に戻り、イ・フィと再会を果たす。苦楽を共にしたことでチャヒョンは一層イ・フィとの絆が深まったと喜ぶが、イ・フィは生きた心地がしなかったと不満気。
仲間との合流。イ・フィの目にはチャヒョンしか見えないのか?文句を言うルシゲや甘える3人組の様子がかわいい。前王を間に挟んで眠るイ・フィとチャヒョン。その頃、別室で覚えたてのフィの名前を水で書くルシゲの叶わない恋心が切ない。

イ・ガンに前王を取り逃がしたことが報告され、イ・ガンは敵とは夢にも思わないジョングクに逆徒の黒幕を暴くよう命じる。ジョングクはイ・フィたちと、イ・ガン毒殺の黒幕が誰なのか考えを巡らせる。そこにいたチャヒョンはこれが暗殺目当てでなく別の目的があるのではないかと推理。すべてが前王を流罪にし、暗殺するための大義を作るためだったと気づいたイ・フィたちは、これを利用することに。
宮殿に戻ったジョングクは、ヤンアン大君を黒幕としてとらえようとするが、その時、ヤンアン大君が自らイ・ガンの前に跪いていた。イ・ガンは自分を操り人形にしようとしたヤンアン大君と決別する。ヤンアン大君は、内禁衛将ウルンに義禁府同知事のジョングクに気を付けるように忠告する。
「誤った忠臣は逆臣と同じ」ジョングクの言葉だ。さあ、自分をいつまでも子供扱いにし、傀儡王にしようとしたヤンアン大君をイ・ガンはどう成敗するのか?ここで下した処罰が、イ・ガンの悪が全て寂しさから来ていることを物語っている。だからこそ視聴者は悪役のイ・ガンに惹かれるのだろう。

ナギョムの兄ジャジュンはソン・オクの屋敷を見張らせていた手下から、クッタンが頻繁に寺に行くと報告を受けてその寺を見張らせる。

そんな中、即位を祝う女真族の使節団がやってくる。祝いの品を持参した使節団から「約束を果たせ」と言われ激怒したイ・ガンは…。
女真族との約束とは、イ・フィを罠にかけるために交わした約束。「イ・ガンが王となったので約束通り領地を渡せ」と言ってきたのだ。使節団にイ・ガンはどんな態度で接し、何をするのか?一国の王としてあるまじき言動に先行きの危うさを感じさせる。

一方、チャヒョン会いたさをこらえきれない母アン氏は、クッタンを道案内にドゥクシクと共に寺に出向く。しかし、その様子を…。

■豆知識:王族の名前
この回、ルシゲが覚えたてのイ・フィの名前“徽(フィ)”を漢字で書く切ないシーンがある。難しい漢字だが、この文字には「よい。美しい。清らか」などという意味がある。歴代王の「太祖」や「世宗」「正祖」というのは諡(おくりな)であり、死後に贈られた名前。王にも、原則、難しい漢字一文字で表記される本名がある。

※以下歴代王(参考:朝鮮王朝系図
初代:太祖:旦(タン)、2代:定宗:曔(キョン)、3代:太宗:芳遠(パンウォン)、4代:世宗:祹(ト)、5代:文宗:珦(ヒャン)、6代:端宗:弘暐(ホンウィ)、7代 世祖:瑈(ユ)、8代:睿宗:晄(ファン)、9代:成宗:娎(ヒョル)、10代:燕山君:㦕(ユン)、11代:中宗:懌(ヨク)、12代:仁宗:峼(ホ)、13代:明宗:峘 (ファン)、14代:宣祖:昖(ヨン)、15代:光海君:琿(ホン)、16代:仁祖:倧(チョン)、17代:孝宗:淏(ホ)、18代:顕宗:棩(ヨン)、19代:粛宗:焞(チョン)、20代:景宗:昀(ユン)21代:英祖:昑(クム22代 正祖:祘(サン)23代:純祖:玜(コン)、24代:憲宗:奐(ファン)、25代:哲宗:昪(ピョン)、26代:高宗:煕(ヒ)27代:純宗:坧(チョク)

一部の例外を除いてほとんどがかな漢変換で一発では出てこない難しい漢字ぞろい。これには理由がある。王の本名自体が神聖で、めったやたらに口にできない。もちろん書いてもいけない。もし、文書などに用いればそれだけで重罪になる。そこで誤って王の名前を書き記すことのないようにわざと難しい文字をあてているのだ。 こんな慣わしを胸キュン演出につかうとは、制作陣の手腕に恐れ入るばかりだ。

■キャスト相関図(NHK番組サイト)
イ・フィ/ウンソン太君役:ユン・シユン
イ・ガン/チニャン大君役:チュ・サンウク
チャヒョン(ジャヒョン)役:チン・セヨン
大王大妃シム氏役:ヤン・ミギョン
ヤンアン大君役:ソン・ビョンホ
パク・ギトゥク役:ジェホ
ルシゲ役:ソン・ジヒョン
ソン・オク役:イ・ギヨン
アン氏役:キム・ミギョン
クッタン役:ムン・ジイン
ユン・ナギョム役:リュ・ヒョヨン

NHKBS「不滅の恋人」番組サイト
 2019.08.04スタート 毎・日23:00~ 地上波初放送
 2019.03..03-07.14 毎・日21:00-22:00
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kandoratop【作品詳細】【「不滅の恋人」を2倍楽しむ】