韓国ドラマ「100日の郎君様」第6話詳しいあらすじと見どころ:D.O.(EXO)猛烈焼きもち!豆知識:貼り紙は漢文?

2020年06月20日10時20分ドラマ
© STUDIO DRAGON CORPORATION

チョヌ山でウォンドゥク(D.O.)が倒れたのは空腹が原因で、山鳥とミミズ入りのホンシム(ナム・ジヒョン)とっておきの食事のお陰で全快!さらに、権力者パク・ソンドからカッコよくホンシムを守ったウォンドクだったが…NHKBSプレミアムにて放送の韓国ドラマ「100日の郎君様」第6話のあらすじとみどころをご紹介、作品公式サイトで予告動画が公開されている。
(※NHKBSプレミアムにて2019.07.21-11.03放送時に紹介したものです。)

「100日の郎君様」は、記憶を失った世子の100日間の愛を描く前代未聞の世子失踪事件を背景にしたミステリーロマンス・フィクション時代劇。タイトルの“郎君様”は“旦那様”という意味。
【「100日の郎君様」を2倍楽しむ】では、各話のあらすじと見どころと共に、時代背景やキャストの魅力、豆知識などを紹介していく。詳しいあらすじを知りたくない方は見どころだけを先にチェックするか、ネタバレなしの6話あらすじをどうぞ。



■第6話:兄と妹の再会にウォンドク(D.O.)猛烈焼きもち
ムヨンは、重臣キム・チャオンからの命令で世子を捜しにホンシムの住む村にやってくる。そのころ、ウォンドクとホンシムは、市場通りで高利貸しマチルと鉢合わせしそうになり狭い場所に身を寄せて隠れる。するとウォンドクは突然不快になり、それが記憶が戻ったせいだと勘違い。ホンシムを待たせてマチルの後を追いかけ、返済ができないならホンシムを身売りするというマチルに…。いっぽう、戻ってこないウォンドクを探しに出たホンシムは、兄らしい男(ムヨン)とすれ違い、追いかける。間違いなく兄だと確信したホンシムは、なぜ会いに来なかったのかと涙で問いただす。「会いたかった」と妹を抱きしめ、やるべきことが終わったら必ず会いに来ると言い残して立ち去るムヨン。その様子を目撃したウォンドゥクは、ホンシムに好きな男がいるのだと勘違いする。
ムヨンが兄かどうかを確かめるために、ホンシムは何をするのか?その方法がいかにもお転婆イソらしい。立ち去ろうとする兄を泣き顔で引き留めるホンシム。演じたナム・ジヒョンの演技のうまさが際立つ。いっぽう、ウォンドクの“不快”はどうやら“胸キュン”のことらしい。「お前の体を記憶している」この言葉はどこで聞けるのか?そんなウォンドクはマチルに何をいうのか?今回後半で分かるのでお見逃しなく。


通りに世子死亡のお触れが貼りだされ、宮殿では世子付きのヤン内官が世子の遺体と対面する。キム・チャオン一派は別人とわからぬように細工をしていたが、ヤン内官はあることに気づく。だが、投獄されてしまい、キム・チャオンから取り調べの場ではすべての問いに「中殿(王妃)」と答えるよう命じられる。ヤン内官は遺体が世子ではないと、チャオンに打ち明け、自殺に見せかけて殺害されてしまう。またもや人を殺めてしまったチャオンは、すべてが相手知らずの子を身ごもった世子嬪である娘ソヘのせいだと、子の父を聞き出そうとするが、ソヘは頑として口を割らない。一方、王妃は世子殺害の容疑が掛からぬように、世子嬪を呪った呪符を回収しようと躍起になる。チョン・ジェユンは、世子の死の真相を探ろうとヤン内官に面会に行くが、すでに死亡した後だった。
体調不良のために世子に随行できなかったヤン内官を演じたのはチョ・ヒョンシク。「口は悪いが心は優しい」世子の心の悼みを唯一知る内官。「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」では死神役を、「六龍が飛ぶ」では物乞い集団の大将役を演じた。さあ、彼は遺体が世子でないと確信した決め手は?

兄を想い落ち込むホンシム。そんなホンシムが気になって仕方がないウォンドク。その夜、親友(?)グドルからはホンシムに他に男はいないと聞くも、疑いは晴れない。グドルに教わった女心を射止める方法を試すが、あえなく失敗。養父ヨン氏からも借金以外何もできないダメ夫の烙印を押されたウォンドクは、相談に乗ってほしいと訪ねてきた村人たち相手に金儲けしようとするが、ホンシムに「貧しい人からは奪ってはいけない」と諭され、無償で村人たちの相談に乗ってやる。ウォンドクのお陰で、村人たちは両班やあくどい商人たちからわが身や財産を守ることができる。この噂は瞬く間に村中に広がり、ウォンドクの評判はうなぎのぼり。
せっかく花を摘んでホンシムに差し出したウォンドクだが、その花はどうやら犬のオ〇ッコのにおいがプンプンしているようだ。おまけに「花は咲いたところにあるのが一番きれいだから摘まないで」とまで言われてしまった。その後のウォンドクの一言と態度に切なさMAX!いっぽう、やっと自分に向けて笑顔を見せたホンシムを見て思わず「笑うとかわいくて…」というウォンドク役のD.O.こそかわいい。

ウォンドクは村人の相談だけでなく、ここ5年見かけない「イタチの献上をせよ」というお上の無茶な命令に関しても「イタチがいないなら別の特産物を献上する」と交渉すべきと案を出す。「王は民のことなど考えていない」というホンシムに、思わず「あの方そんな人ではない」といいう言葉が口をついて出るウォンドク。結局、ホンシムは家に男が訪ねてきたら帰らずにまたしておくようにと頼んで、村人たちと山にイタチ狩りに出かける。ホンシムが待ちわびる兄ムヨンは、その夜、村の医者の家にいた。
王と懇意な口ぶりに呆れる役人ボンウンたち。さあ、ウォンドクが王の息子(世子)だと知ったときどんな顔をするのか?訪ねてくる男とはもちろん、兄(ムヨン)のこと。ところが、訪ねてくるのは…。

字の読めるウォンドクが村人の相談に乗っていると聞いた権力者パク・ソンドは苦々しく思う。そこに、どうしてもイタチが捕まえられなかったと、ホンシムが代表して代わりにテンの皮30匹分に相当する高価な山参を持参する。
ホンシムが持参した山参とは野生の高麗人参のこと。めったに手に入らない霊薬と呼ばれるほどの高価な代物。「ホジュン」などでも度々登場する。「太祖王建」125話の「豆知識」で詳しく解説している。

急いで帰宅したホンシムは、兄らしき男が確かに訪ねてきたと思い込み村中を探し回る。途中で高利貸しのマルチと出くわすが、驚くことにマルチの態度はこれまでと一変。優しい笑顔を残して立ち去る。禁酒令が出ているにも関わらず酒を飲んで酔っ払うホンシムと見つけるウォンドク。男は来なかったというウォンドクに、嘘をついたと怒るホンシム。だが、他に男がいて、自分はその男の代わりに結婚させられ、男が戻ってきたために邪魔になっただろうと、ウォンドクが推論を展開するが、それが10年前に生き別れた兄だと分かり、ウォンドクも「ずっと誰かを待ちわびていた気がする」といい、誤解を解いて手を握ってもいいと許可する。
市場通りでウォンドクがマルチに言ったのは…「禁止されている詐欺をして証文を作り高利をつけた。明の法だと80回叩きの刑で、直ぐに訴えることもできる。だがしない。その代り二度とホンシムを売るなど言うな。決して脅したりもするな。もしこの条件をのまないなら支払うつもりはない」と。村人たちへのアドバイスといい、なんとも男前な台詞で小悪党のマルチのハートをしっかりつかんだ。後はホンシムのハートだが、せっかくかっこよく、手を握ってもいい許可を出すが、ホンシムは無視して背中を向ける。でも今回のウォンドクはかなり積極的。この後どうするのか?お見逃しなく。

そのころ宮殿では世子嬪が実家に帰ったと聞き、王妃は呪符の回収を命じる。いっぽう、ジェユンは、世子が庭の散策をするときに、桜の樹があった場所に来ると歩みを緩めたと聞く。その樹は、世子に冊封された記念に植えられたもので、毎年、桜の花が咲く季節になると悲しい目でしばらくの間、桜を見つめていたとも。その理由を知るのはおそらくヤン内官一人。そんな大切な桜の樹を世子嬪が切ってしまった。謎を解くために世子嬪の居所である橋然堂に忍び込んだジェユンは、そこで王妃付き女官と出くわすが…。
実家に帰ったはずの世子嬪ソヘは秘密の場所に手紙を隠していた。いったい誰に?その手紙は相手に届くのか?そして世子はなぜ桜の樹を切なげな眼で見たのか?ソヘはなぜ桜の樹を切ったのか?

王は、いつまでも世子を亡くした悲しみから立ち直れないでいた。

ホンシムに想い人がいないと知ったウォンドクは、役に立つ男になろうと縄網にも挑戦する殊勝なところを見せるが、またもやホンシムに叱られてしまう。そんなか、両班と思しき女性からウォンドクに仕事の依頼が…。ウォンドクが気乗りのしない仕事を、20両につられてあっさり仕事を引き受けたホンシムだが、両班姿に変身したウォンドクをアツく見つめる依頼人が気になって仕方がない。家に戻ってウォンドクがこっそり買った本を見つけたが、突然家にやってきて暴れる男たちにさらわれてしまう。
果たして両班風の女が依頼してきた内容とは?身持ちの堅いウォンドクに注目。そんなウォンドク、今回は両班姿でかっこよく馬を走らせる。一体なぜ?



■キャスト
イ・ユル/ウォンドゥク役:ド・ギョンス(EXO-D.O.)
ユン・イソ/ホンシム役:ナム・ジヒョン
左議政 キム・チャオン役:チョ・ソンハ
王役:チョ・ハンチョル
漢城府参軍従7位 チョン・ジェユン役:キム・ソノ
世子嬪 キム・ソヘ役:ハン・ソヒ
ムヨン役:キム・ジェヨン
ほか

■豆知識:貼り紙は漢文?
第5話で、ウォンドクがハングルで書かれた本をスラスラと書き写したが、今回、世子逝去の公示文(貼り紙)は、ハングルで書いてあり、村人たちには読めない。1443年に第4代王・世宗によってハングルが創成されたが、多くの特権階級の両班たちは、民にも簡単に覚えられるハングルの普及を反対した。今回、ウォンドクが奴婢契約書を代読してやったが、これこそが両班たちが民に文字を覚えてほしくない理由。また、ハングルが国字として公文書に使われることになったのは、1894年の朝鮮王朝最後の国王27代・純宗の時代。これは、1504年、第10代王・燕山君の暴政を誹謗するハングルの貼り紙が各地で発見され、怒った燕山君がハングルの教育や学習を禁止し、ハングルの書籍を焼却、ハングルを使用する者を弾圧したため。これについては「100日の郎君様」でも貼り紙は漢文!ハングルがあっても韓国時代劇で漢字が幅を利かせているのは? で詳しく解説している。

NHK「100日の郎君様」番組サイト
 2020.05.17スタート 毎・日23:00-24:00 地上波放送 NHK総合
 2019.07.21-11.03  毎・日21:00~22:00 NHKBSプレミアム
公式HP
◇公式Twitter:roukunsama_PR

kandoratop【作品詳細】【「100日の郎君様」を2倍楽しむ】