「ここに来て抱きしめて」最終回考:怖いけど癒されるのはなぜ?その答えはタイトルに…

[09月20日16時30分]  【ドラマ】

「ここに来て抱きしめて」最終回考:怖いけど癒されるのはなぜ?その答えはタイトルに…

ⓒ2018MBC

BS11にて韓国ドラマ「ここに来て抱きしめて」が、本日9月20日(金)最終回を放送した!サイコパスの父(ホ・ジュノ)からの妄愛のために苦しめられた息子(チャン・ギヨン)とその恋人で被害者遺族の娘(チン・ギジュ)との12年にわたる不変の愛の結末について考えたい!作品公式サイトでは予告動画も公開されている。



「ここに来て抱きしめて」は、サイコパスを父に持つ警察官と両親を殺害された被害者の娘、お互いに初恋である二人が再会し、お互いの痛みと傷を抱いていくラブロマンス。ロマンスとスリラーを行き来する完成度高いドラマとして視聴者たちの関心を集めたドラマである。⇒韓国での評判

最終回あらすじと見どころで紹介しなかった完全ネタバレは記事最後にあるので、見逃した方は参考にどうぞ。

kokonikite■本当の“強者”とは?
12年前、優秀な次男ナム(ナム・ダルム)を自分のサイコパス=強者な血縁を引き継ぐ者としたいヒジェ(ホ。ジュノ)が、ナグォン(リュ・ハンヒ)一家によってナムが優しく=弱者になることを嫌い、ナグォンの両親を殺害した。ナムの通報で逮捕され死刑囚となったヒジェだが、自分を心酔する者たちを利用し、殺人を繰り返し、ついには脱走してナグォンを殺害してまで、ナムの狂気を引き出そうとした。一方、ナムは自分の中に潜む狂気を恐れた。実は、12年前ナムは父をハンマーで殴っていた。ナグォンを守るためのこの行動をナムは、自分の中にもヒジェと同じ狂気が潜んでいるのではないかと恐れ、ナムを苦しめ続けた。だが、ナグォンはその行動を「愛する者を守るための正当防衛」と言い、ナムは「愛する者を守ることが強者」だと確信した。これこそがヒジェがもっとも恐れた言葉だった。

kokonikite■タイトルが教えてくれた癒しの結末
筆者は「ここに来て抱きしめて」という邦題をみて、ナグォン視点のタイトルかと思い、どこか違和感を覚えた。その違和感をエンディングがぬぐってくれた。成長したドジン/ナムとジェイ/ナグォンが「이리와 안아줘(イリワ アナジュウォ)」と言ってそれぞれ笑顔のない少年少女時代の自分を抱きしめてやる。字幕では、ドジン「来いよ、抱きしめてやる」、ナグォン「おいで、抱きしめてあげるから」と訳されたかと。

このドラマが描きたかったことをハン記者が次のように記事にした。
「世間が被害者の娘と加害者の息子と呼んだ12年に及んだ愛は、因縁ではなく救いだった」
だからこのドラマはロマンススリラーと言われるジャンルでありながらも、こんなにも視聴者に癒しと多くの感動を与えたのだろう。そして、ドジンとジェイが、決して崩れないと思われた2人の間の壁を自ら壊し、過去の自分たちを抱きしめるための言葉こそがタイトルだったのだ。

※ちなみに、原題は「이리와 안아줘(イリワ アナジュウォ)」。「안아줘」は「안다(抱く)+주다」でこの「주다」には、「~してくれる」と「~してあげる,~してやる」という真逆(対義語)の意味を持つ。



kokonikite■最終回ネタバレ
ジェイ(チン・ギジュ)の通報により、警察が駆けつけヒジェ(ホ・ジュノ)は逮捕されたが、カン刑事(ミン・ソンウク)を人質にし、逃亡を図ろうとした。父ヒジェに対してドジン(チャン・ギジュ)は銃口を向けた。だが、ドジンはその銃口を下げ、警察官として脱走犯ヒジェの脚を撃ち、同僚を救った。
オクヒ(ソ・ジョンヨン)は、ヒジェからの恐怖と12年前の自責の念から解き放たれた。カン刑事はドジンに対する偏見を捨て、ハン記者(ユン・ジヘ)はジャーナリストとしてドジンとジェイの12年の愛の真実を記事にした。

トラウマを消したジェイが新作で演じるのは凛々しい婦警役。彼女のそばにはヒジェに襲われたマネージャーのピョ代表(パク・スヨン)が寄り添っていた。ピョ代表は、ジェイの兄ムウォン(ユン・ジョンフン)と出会ったことで裏社会から抜け出し、その後、ジェイのマネージャーになったのだった。

検事ムウォンは妹ジェイとドジンの交際を見守り、ドジンの後輩刑事ヨンジ(イ・ダイン)は検事ムウォンにも臆せず意見するアツい女性刑事に成長していた。

親友キム刑事(クォン・ヒョクス)たちが見守る中、ドジンの警部任命式は穏やかに行われた。そこにはドジンの制服を汚す者やお祝いの花束を投げ捨てる者もいない。

法廷に続く廊下。ヒョンム(キム・ギョンナム)は父ヒジェとすれ違うが、一瞥もくれずに法廷へ。傍聴席の母オクヒと妹ソジン(チェ・リ)が被害者家族に深く頭を下げるのを見たヒョンムは自身の犯した罪を心から詫びた。そんなヒョンムに検察官ムウォンは、特殊暴行および強盗、殺人予備、過失致傷の4件の冒頭陳述を行ったが、素直に罪を認め反省していることを考慮した判決を求めた。

kokonikite一方、ヒジェとジホン(ホン・スンボム)、ユラ(ペ・ヘソン)の裁判。12年前の真実を知ったジホンがヒジェを臆病者呼ばわりし、罪をなすりつけられたユラはヒジェを異常者と罵る騒動が。卵を投げつけられ移送車に乗り込むヒジェが最後に目にしたのは、ドジン、オクヒ、ソジンが寄り添う姿だった。

全てが終わって、ナム=ドジンとナグォン=ジェイの新しい人生が始まった。ナグォンはナムの前で始めて母を恋しがって涙を流した。幻想の中でナムは少年時代の自分(ナム・ダルム)を抱きしめ、ナグォンは少女時代の自分(リュ・ハンヒ)を抱きしめた。抱きしめられた2人は笑顔で見つめ合い、止まっていた木=ナムは再び成長を始め、いつの間にか葉が触れる場所はいたるところが楽園=ナグォンになったのだ。悪は結局自滅した。

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BS11「ここに来て抱きしめて」公式サイト
 2019.08.26-09.20 月~金15:29-16:30 BS初放送
「ここに来て抱きしめて」公式サイト

kandoratop【作品詳細】【「ここに来て抱きしめて」を2倍楽しむ】

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