韓国ドラマ「100日の郎君様」第13話あらすじと見どころ:明の使節団が到着!豆知識:世子翊衛司って?

2020年08月08日10時30分ドラマ
© STUDIO DRAGON CORPORATION

世子イ・ユル/ウォンドゥク(ド・ギョンス/EXO-D.O.)は、自分には妊娠した妻がおり、世子暗殺の黒幕は王妃で、その調査を王が止めたとキム・チャオン(チョ・ソンハ)から吹き込まれ、村でのことを秘密にしないとホンシム(ナム・ジヒョン)と養父ヨン氏(チョン・へギュン)も命を狙われると聞き王宮に留まるしかなかったが…「100日の郎君様」第13話のあらすじとみどころをご紹介、本作はDVDも好評発売中でYoutubeにて予告動画が視聴できる。
(※NHKBSプレミアムにて2019.07.21-11.03放送時に紹介したものです。)

「100日の郎君様」は、記憶を失った世子の100日間の愛を描く前代未聞の世子失踪事件を背景にしたミステリーロマンス・フィクション時代劇。タイトルの“郎君様”は“旦那様”という意味。
【「100日の郎君様」を2倍楽しむ】では、各話のあらすじと見どころと共に、時代背景やキャストの魅力、豆知識などを紹介していく。詳しいあらすじを知りたくない方は見どころだけを先にチェックして、あらすじは見逃した時や視聴後の確認用にどうぞ。



■第13話:明の使節団が到着!
王宮に戻った世子イ・ユル/ウォンドゥクは、ホンシムへの思いを募らせ彼女に会いに行く。なぜ戻って来たのかというホンシムに、「会いたくて。お前なしでは生きていけない」と世子。「後宮(側室)にでもするつもりですか」と冷たくいうホンシムに「できないことはない。世子だから」。「あれが愛でなければ、なんだったのだ」と力なくいう世子に、ホンシムは、ふたりの縁は終わりだと言って冷たく突き放す。
心とは裏腹の冷たい言葉で追い返した後のホンシムの嗚咽が哀しすぎる。

チョン・ジェユンは放心状態の世子に、彼が残した密書の文字「踵」のことを話し、その謎を解いて記憶を取り戻せば、敵がわかると話す。世子はジェユンにホンシムを探し出し必ず守れと命令する。一方、ムヨンはヨン氏にホンシムを育ててくれたことを礼を言い、都に行ってくるのでホンシムを連れて先に出発してほしいと頼む。

勝手に王宮を抜け出した世子に激しい怒りをぶつける王。王宮に戻ってきたのは気に入らないのですかと、口答えする世子。チャオンのとりなしでその場は収まるが、明の使節団のもてなしをチャオンの同席なしに世子が担当することに。
なんとしても世子を失脚させたい王妃はどう動くのか?

世子は世子嬪と宮庭を散策中に、幼い頃ユルが「武士ごっこ」を好んでよく遊んでいたと聞く。そんな2人の様子をムヨンが見ていた。ムヨンが人を殺める仕事もしていたと察したホンシムは、ムヨンを捜しに養父ヨン氏と漢陽へ。都に入る検問に引っかかったホンシムをジェユンが助け、ムヨンを見つけるまで都のジェユンの家で暮らすようにしてやる。その頃村では、ウォンドゥクが世子だと分かり大騒ぎになっていた。

王宮に明の使節団が到着。ユルは2年前にも使節のワンをもてなしていたが、その時の記憶はない。息子ジンリンを同伴してきたワンはユルが王位継承者としてふさわしいか試すと言い出す。朝鮮の文化を知りたいというジンリンをチャオンの息子スジが市場に案内する。だが、途中でジンリンが消える。弱り切ったスジは、市場でホンシムと一緒に歩くジェユンを偶然見かけ、ジンリンを探してほしいと頼み込む。世子が窮地にあると知ったホンシムを一緒にジンリンを探すことに。
ワンと会ったことを何も覚えていない世子。失敗すれば、世子はもちろん、世子嬪のお腹の中の子の命もない。さあ、チャオンの同席なしの窮地をユルはどう乗り切るのか?一方、どう見ても女性にしか見えないジンリンは、何のために朝鮮に来たのか?演じたのは「幻の王女チャミョンゴ」「太陽を抱く月」などの作品で子役として、その演技力を絶賛されたチン・ジヒ。

スジからの報告でジンリンがいなくなったと聞き、ワンはユルに王との晩餐会までジンリンを見つけてくれと頼み、見つけられなければ、世継ぎの座とスジの命はないと取引を持ち掛ける。ユルは、ジンリンを拉致したのが王妃の仕業と見抜く。その頃、ホンシムとジェユンは、ジンリンが女性で、拉致された場所も突き止め、救出に成功する。だが、病の恋人に会うために朝鮮にやって来たジンリンは王宮に戻ることを拒否し、ホンシムは願いを叶えてやろうとジェユンを説得する。ジンリンが拉致された場所を突き止めた世子は、ホンシムが自分のために危険を冒してジンリンを救出したのを知り、そのまま王宮に戻る。
深刻な展開が続く中、ジェユンとホンシムのジンリン捜査・救出劇が何とも楽しい。それにしてもホンシム強い!ユルを諦めるしかなかったホンシムにはジンリンの無茶な愛が痛いほどわかる。「人それぞれ大切なものは違う。権力だったり、家族だったり、愛が何より大切な人も」愛を選ぶことのできなかったホンシムの言葉だ。

王宮に戻った世子は晩さん会までに戻らなければ、ワンの望み通りにすると、会を始める。陰鬱な雰囲気の中、刻一刻と時間が進み、我慢できずにワンが立ち上がったその時、ジンリンが現れる。晩さん会の後、ジンリンが愛する人の病に心を痛め、恋人に会うために朝鮮にやって来たと教えてやる。ワンは謝罪と礼を告げ、チャオンとその一派に気をつけるよう忠告する。そして2年前に2人で、あくどいチャオンについて話していたとも教える。

ワンを見送った後、ユルはジェユンにホンシムがなぜ漢陽にいるのか、いつからホンシムを想っていたのかと問い詰める。ジェユンは悪びれることなく、世子より先だと宣言し、公的には世子の命に従うが、私的には自分の心を優先すると、宣言する。

自室に戻ったユルは、任官を命じる文書に押印を求めて来たソン内官から、古い印鑑や所持品が全て部屋から除去されたことを聞くと、燃えていないものを探して全て持ってくるように命じる。そして世子嬪ソヘの元へ行く時間だと促されて、ソへの元へ。胎教に良いとされる本を出されたユルは読み始めるが、その時、母親からイソのテンギ(リボン)を洗って返すように言われた、過去の一コマが脳裏をよぎる。深夜、ワンを呼び出したチャオンは、ノ太監に渡してほしいと小箱を渡す。
いったい、小箱には何が入っているのか?チャオンは何を狙っているのか?

ムヨンは世子嬪ヘソを待ち伏せし、なぜ自分を矢で射抜くよう命じたのかと問う。すると、ソヘは確かめたいのはそれだけかと問い返す。
この2人の間にいったいどんな秘密があるのか?

ホンシムが世子のために危険を冒したと知ったヨン氏は、漢陽に来たのはムヨンを探すためだけかと聞き、ホンシムは世子に会いたくてたまらないから来たと涙で本心を吐露する。その頃、世子はソン内官が焼却しようとしていた世子の所持品を取り戻し、その中のテンギをみて、初恋の少女イソとのことを思い出し、あることを確かめに行く。
少女イソとのことがどんな思い出と重なるのか?世子は何を確かめに行くのか?



■豆知識:世子翊衛司(セジャイグィサ)って?
夜分に一人出かけた世子に「世子翊衛司」を連れていくようにと、チャオンが言ったが、世子翊衛司とは、“兵曹”の所属で、世子の護衛(世孫の場合は世孫翊衛司)を主に担当する。「イ・サン」ではパク・テス(イ・ジョンス扮)がこの最下位の武官(右洗馬)からスタートし、「雲が描いた月明り」では兵法に詳しいチョン・ドクホ(アン・セハ扮)が任命された。ちなみにアン・セハは「100日の郎君様」では、暗行御史として活躍した。また、「三銃士」ではホ・スンポ(ヤン・ドングン扮)とアン・ミンソ(チョン・ヘイン扮)が任命されており、パク・ダルヒャン(ジョン・ヨンファ/CNBLUE)は訳あって翊衛司になれなかった。(その理由は「三銃士」第7話詳細で)
※所属官庁については【朝鮮王朝豆知識】の「◆政治機構と官職の品階制度」参照。

■キャスト
イ・ユル/ウォンドゥク役:ド・ギョンス(EXO-D.O.)
ユン・イソ/ホンシム役:ナム・ジヒョン
左議政 キム・チャオン役:チョ・ソンハ
王役:チョ・ハンチョル
漢城府参軍従7位 チョン・ジェユン(チェユン)役:キム・ソノ
世子嬪 キム・ソヘ役:ハン・ソヒ
ムヨン役:キム・ジェヨン
ほか

NHK「100日の郎君様」番組サイト
 2020.05.17スタート 日23:00-24:00 地上波放送 NHK総合
 2019.07.21-11.03 日21:00~22:00 NHKBSプレミアム
Youtube「100日郎君様」予告動画
◇公式Twitter:roukunsama_PR

kandoratop【作品詳細】【「100日の郎君様」を2倍楽しむ】