JAXA、HTVがISSから分離する模様をインターネットでライブ中継

2009年10月27日16時20分暮らしと文化
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(C) 宇宙航空研究開発機構(JAXA)

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、国際宇宙ステーション(ISS)に係留中の宇宙ステーション補給機(HTV)技術実証機が取り外される模様をインターネットでライブ中継する。
日本時間10月30日(金)未明にISSとのハッチがクローズされ、同日深夜にISSのロボットアーム(SSRMS)によりISSから取り外される。そして、31日(土)1時05分頃にISSから分離し、順調に行けば11月2日(月)6時26分頃に大気圏へ再突入する予定。
インターネットによるライブ中継は、HTV取り外しの模様は30日(金)22時15分から、分離の模様は31日(土)0時45分から、それぞれ行う。
ISSは、地上から約400km上空に建設される巨大な有人実験施設。1周約90分というスピードで地球の周りを回りながら、実験・研究、地球や天体の観測などを行っている。2010年の完成後は、10年間以上使用する予定だ。
HTVは、H-IIBロケットにより種子島宇宙センターから打ち上げられ、ISSに接近後、ISSのロボットアームを用いてISSに結合される。そして、食糧や衣類、各種実験装置など最大6トンの補給物資をISSに送り届け、補給を終えた後は、用途を終えた実験機器や使用後の衣類など不要品を積み込み、大気圏へ再突入し燃焼廃棄される。落下可能領域は南太平洋で、バックアップとしてインド洋にも設定されている。

ライブ中継~SPACE@NAVI-Kibo SPECIAL LIVE