映画『37セカンズ』CHAIの挿入歌「N.E.O.」×劇中アニメ、オリジナルコラボPV解禁!

2020年01月23日10時00分映画

ベルリン国際映画祭にて史上初の2冠を獲得したHIKARI監督の初長編監督作品『37セカンズ』が2月7日(金)公開されるが、これに先駆けて、劇中アニメと、女性4人組ユニットCHAIが手がけた挿入歌「N.E.O.」のコラボPVが、本日23日(木)解禁された。



映画『37セカンズ』は、ベルリン国際映画祭のほかトロント国際映画祭を始めとする世界各地の映画祭から招待され、第18回ローマインディペンデントフィルムフェスティバルではグランプリ、第39回ハワイ国際映画祭のオフィシャルコンペティション部⾨では新⼈監督賞および第42回ミルバレー映画祭ワードシネマ部⾨マインド・ザ・ギャップにて観客賞を受賞。世界中の映画ファンから「⽇本映画を新しいステージへと昇華させた作品」と、熱気をもって迎えられている。

37『37セカンズ』は、自己表現を模索しようともがく中で、様々な人たちと出会い、思いもよらない展開でドラマティックにひとりの女性の成長を描いた心揺さぶられる物語。
主人公の貴田ユマ(佳山明)は、生まれた時にたった37秒間呼吸が止まっていたことが原因で、手足が不自由になった。親友の漫画家のゴーストライターとして働き、自分の作品として発表できないことへの寂しさや歯がゆさ、そしてシングルマザーでユマに対して過保護になってしまう母・恭子(神野三鈴)との生活に息苦しさも感じていた。自分にハンディキャップがあることをつきつけられる日々だか、それでも23歳の女性として望んでいいことだってあるはず。そんな思いの狭間で気持ちが揺れる日々。そんな時、ある出来事をきっかけにユマの人生は大きく変わり、自らの力で『新しい世界』を切り開いていくことになる・・・。

今回公開されたコラボPVは、漫画家・甘党一斗とSachikoの二人が特別に描き下ろし、劇中で主人公のユマがゴーストライターとして描く漫画をモーショングラフィックとして生まれ変わらせた。コマ割りなどの絵コンテを担当したSachikoは「障害というものを暗く重たく表現するのではなく映画の中で見せてくれるユマのポテンシャルと、マンガだからこそできる非日常を最大限に生かしてマンガの中で自由自在に生きるもう1人のユマを描きたい」「ユマはたまたま外側が障害というだけであり内にはこんなに可愛い願望や力強い意識を秘めているんだよ!というメッセージを動画に詰め込んでいます」と語る。イラストを手掛けた甘党一斗は「ユマの願望、ユマが見ている世界を2次元の世界観でどう比喩表現するかを重点的に考え、この動画を見て、映画を見て、そしてまた動画を見てこの展開は映画のこの部分を表現しているのかもしれない…と、ぜひ皆さんに考察を楽しんでいただきたいです」とこのコラボPVに込めた熱い想いを語り、CHAIの音楽に載せる作業については「リズムに合わせてストーリーが進むことは面白いが、リズムが早いのでページ数が増えて大変ではありましたが、とても楽しかった」と振り返る。

一度聴いたら耳から離れないポップで力強いメロディーと歌詞が今回のアニメーションの世界観とぴったりマッチしたモーショングラフィックは藤林久哉の編集によるもの。「漫画の世界観と、この楽曲のキャッチーさは相性が良く、この疾走感が画として単調にならないよう、あえてリズムを外した展開を盛り込み、良い違和感として気持ちよく感じるかが重要な部分でした」と語る。

流れるポップな楽曲は世界最大規模で開催されるアメリカの音楽祭「S X S W」に2年連続で出演し、経済誌「Forbes Japan」(2018年10月)では“世界を変える30歳未満30人の日本人”に選出されるなど音楽シーン以外でも大きな注目を集める女性 4人組ユニットCHAIが手がけた「N.E.O.」<発売中/Sony Music Entertainment (Japan) Inc.>。“NEOかわいい!”J-POPで世界中を沸かせる彼女たちの楽曲とのリンクが絶妙だ。

■作品概要
監督・脚本:HIKARI
出演:佳山明、神野三鈴、⼤東駿介、渡辺真起⼦、熊篠慶彦、萩原みのり、宇野祥平、芋⽣悠、渋川清彦、奥野瑛太、石橋静河、尾美としのり/板谷由夏
2019年/⽇本/115分/原題:37 Seconds/PG-12/配給:エレファントハウス、ラビットハウス
©37 Seconds filmpartners
挿入歌:「N.E.O.」CHAI <Sony Music Entertainment (Japan) Inc.>

映画『37セカンズ』は2/7(金)新宿ピカデリーほか全国順次ロードショー

『37セカンズ』公式サイト
『37セカンズ』コラボPV