堤真一×池松壮亮が心温まる父子の絆を描く「とんび」7/25NHKBSで前・後編一挙放送!

2020年07月24日21時30分ドラマ
@NHK

重松清の新聞連載小説を2012年1月にNHK総合で土曜ドラマスペシャルとして放送した「とんび」が、明日7月25日(土)BSプレミアムにて夜9時から放送!瀬戸内の港町を舞台に繰り広げられる物語は、NHKオンデマンド、Amazonプライムで配信中だ。



「とんび」は、重松清原作の小説を映像化した作品で、堤真一主演で昭和37年の広島県備後市を舞台に男手一つで子を育てるヤスとその息子・アキラを描いた物語である。2012年にモナコ公国で開催されたテレビ番組の世界的コンクール「モンテカルロ・テレビ祭」において、ミニシリーズドラマ部門でゴールドニンフ賞を受賞した。ゴールドニンフ賞とは各部門の最優秀賞に当たるもので、NHK制作ドラマが同賞を受賞するのは1996年の「大地の子」、2004年の「蝉しぐれ」以来3度目の事だった。

翌年2013年1月には、TBSが内野聖陽と佐藤健主演で連続ドラマとして放送した。⇒各話あらすじ

物語の始まりは昭和37年、広島県。運送会社でトラック運転手を務めるヤスこと市川安男と妻の美佐子(西田尚美)は一児・アキラをもうけて幸せな日々を送っていた。ところが幼いアキラが起こした不慮の事故でアキラを助ける代わりに美佐子は命を落としてしまう。残されたヤスは幼い頃父親に捨てられた自分の生い立ちを振り返りつつ、アキラを育てようと懸命に生きていくことを決める。

タイトルの「とんび」は、「とんびが鷹を産んだ」の言葉に倣い、子のより健やかな成長を願うヤスがそう自嘲したことに由来している。ストーリーの中心となるのは、人と人との繋がりが濃密だった当時の人間関係だ。家族だけでなくヤスの行きつけの飲み屋と飲み友達、ヤスの勤務先の上司や同僚などとの付き合いは現代社会では希薄になってしまった対人関係が温かに描かれる。父子家庭を支えるべく周囲の人々が見守り支える姿は、まさに絆の強さと言える。

息子・アキラはその成長と共に田中奏生、今井悠貴、池松壮亮の3人が演じる。ヤスの父に平田満、「夕なぎ」の女将・たえ子に小泉今日子、のヤスの飲み友達に古田新太、及川いぞう、ヤスの部下に塚地武雅といったキャスティングが揃う。

■前編
昭和37年の広島。トラック運転手・ヤス(堤真一)は、妻・美佐子(西田尚美)との間に待望の息子が誕生し幸せの絶頂にいた。息子はアキラと名付けられ、ヤスの幼馴染のたえ子(小泉今日子)や照雲(古田新太)たちからもかわいがられていた。しかし不運な事故で美佐子が急逝。ヤスは、幼いアキラを男手一つで育てていく過酷な運命を背負うことになる。原作は「流星ワゴン」「ビタミンF」などの重松清。前後編各73分の2本立。

■編重
重松清原作ドラマの後編。妻を不慮の事故で失ったトラック運転手のヤス(堤真一)は、男手一つで息子・アキラ(池松壮亮)を育ててきた。しかし高校3年生になったアキラは、広島を離れ、東京の大学に進学したいと言いだす。ずっと一緒に暮らしたかったヤスは猛反対。2人のことを案じた、たえ子(小泉今日子)たちは、アキラをいったん照雲(古田新太)の寺へ預けることにする。荒れたヤスは酒浸りになり、職場で倒れてしまう。

「とんび」はNHKBSプレミアムにて7月25日(土)よる9時から「前編」、10時13分から「後編」を放送する。

NHKドラマスペシャル「トンビ」(2012年版)
NHKオンデマンド「トンビ」