NHK<100日の郎君様>の次は「アンという名の少女」を9月6日スタート!見どころ紹介動画とあらすじ

2020年08月08日07時00分ドラマ
Marvin Moore ©2017 Northwood Anne Inc.

NHK総合日曜夜11時枠では8月現在、韓国ドラマ「100日の郎君様」が最終回に向けてクライマックスに突入しているが、9月6日からは世界中で愛されている不朽の名作『赤毛のアン』を実写化した「アンという名の少女」を放送する!NHK「どーがレージ」でみどころを紹介する動画が公開されている。

「100日の郎君様」については【「100日の郎君様」を2倍楽しむ】で各話のあらすじや見どころなどまとめて紹介している。



原作の『赤毛のアン』は、カナダの小説家ルーシー・モード・モンゴメリによる不朽の名作。1908年に第1作目『赤毛のアン(原題『Anne of Green Gables』)』を発表し、その後、1909年に『アンの青春(原題『Anne of Avonlea』)』、1915年に『アンの愛情(原題『Anne of the Island』)』など、アン・ブックスシリーズと呼ばれる長編小説が9冊ある。日本では村岡花子が翻訳し、邦題を『赤毛のアン』とした。NHK連続テレビ小説「花子とアン」(2014年度上半期)の主人公にもなった児童文学者だ。

『赤毛のアン』の主人公は、楽しいことを見つける天才で、おしゃべり好きなやせっぽちの赤毛の少女。年老いた兄妹の養子となった孤児のアンが、持ち前の豊かな想像力と強い心でいろんな悩みを抱えながらも、まっすぐに立ち向かい成長していく姿を描く。

世界中で愛される本作は、日本でも舞台化され、アン役はこれまでに山川恵里佳、華原朋美、島谷ひとみ、神田沙也加、高橋愛、上白石萌音、上白石萌歌、美山加恋、田中れいらが演じている。テレビアニメ化や漫画化もされており、原作は読んでなくても舞台やアニメで一度は見たことがあるという方も多いのでは?

この名作をNetflixとカナダCBCが共同でドラマ化したのが「アンという名の少女」だ。2017年~2019年にかけてシーズン3までCBC放送、配信された。日本でも現在、Netflixにて全シーズン独占配信中だ。今回NHKではシーズン1の全7話を8話に編集して放送する。

一番の見どころは想像の翼を広げるアンのセリフ。「名前はアン。綴りの最後にEがつくと思って呼んで。Eがつくほうが立派に見えるから」 というユニークな自己紹介をしたかと思えば、並木道を“喜びの白い道”、池を“輝きの湖”など名言がポンポン飛び出す。また、アンを引き取る年老いた正反対の性格の兄マシューと妹マリラ、知りたがりのご近所さんレイチェル、そしてアンと同年代のダイアナ、ギルバート、ジェリーたち…誰もがアンに負けず劣らずの“クセ強”の個性的なキャラクターも魅力だ。アンがだんだん女性らしくなっていく過程や、アンと知り合ったことで変わっていく人々の弱さ、優しさ、意固地さ、そして愛くるしさを丁寧に描いていく人物描写も秀逸。

Netflixのオリジナル作品はスケールが大きく映像が美しいことでも有名だが、本作もプリンスエドワード島やオンタリオ州南部で撮影され、その風景はまるで絵画のように美しい。予告動画でも見られる第1話冒頭の海岸を馬で走る名シーンは息を飲むように美しい。

基本ストーリーは原作に忠実で、森ガールチックなファッションやレトロなインテリア、小物などイメージ通りだが、アイデンティティ、偏見、いじめ、女性の自立など現代的なテーマが追及されていて、現代に生きる私たちにも学ぶところは多い。

コロナ禍により社会生活の大きな変化を受け入れざるを得ないウィズコロナを生き抜く私たちには、アンのような豊かな想像力と強い心が何より必要かもしれない。

「アンという名の少女」は、NHK総合にて9月6日(日)よる11時スタート!

■シーズン1あらすじ
19世紀後半のカナダ。自然あふれるプリンス・エドワード島のアヴォンリー村にあるグリーンゲーブルズ屋敷に住む農家のカスバート家の老境を迎えつつ兄マシューと妹マリラは手助けとなる男の子の孤児を養子に迎えようとする。だが手違いにより、赤毛でそばかすだらけのやせっぽちの少女アン・シャーリーが孤児院から送られてくる。マシューとマリラは戸惑うが、なんとか無事に家族として一緒に暮らせることになり、村で初めての親友ができたり、学校に通ったりして、いろんな経験を重ねて成長していく。おしゃべり好きで想像力豊かなアンは、いつも自分の心にまっすぐで、どんなにつらいことがあってもくじけない。そんなアンと出会い、村の人たちも少しずつ変わっていく。

■キャスト(声のキャスト)
アン・シャーリー:エイミーベス・マクナルティ(上田真紗子)
マリラ・カスバート:ジェラルディン・ジェームズ(一柳みる)
マシュー・カスバート(R・H・トムソン(浦山迅)
ダイアナ・バリー:ダリラ・ベラ(米倉希代子)
ギルバート・ブライス:ルーカス・ジェイド・ズマン(金本涼輔)
レイチェル・リンド:コリーン・コスロ(堀越真己)
ジェリー・ベイナード:エイメリック・ジェット・モンタズ(霧生晃司)

■原作・制作
原題:Anne with an “E”
制作:2017年 カナダ

NHK番組サイト
NHK|どーがレージ「アンという名の少女」予告動画

【作品紹介】【「アンという名の少女」を2倍楽しむ】