家族と音楽を愛した女性の物語、芳根京子主演「Akiko’s Piano 被爆したピアノが奏でる和音」15日放送!

2020年08月14日20時00分ドラマ

終戦の日の8月15日、NHKBSプレミアム・BS4Kにて、家族を愛し音楽を愛した、ひとりの女性の姿をドキュメンタリーとドラマで描く 「Akiko’s Piano 被爆したピアノが奏でる和音(おと)」(午後6時~7時29分)を同時放送!番組サイトで予告動画が公開中だ。



被爆75年を迎えた今年の8月6日朝、平和記念式典で被爆ピアノが使われ注目を集めた。被爆ピアノとは、1945年8月日本への原子爆弾投下によって被爆したピアノのこと。
そして、8月5、6日には、2020「平和の夕べ」コンサートが広島文化学園HBGホールが開催され、広島交響楽団がピアノ協奏曲「Akiko’s Piano」(藤倉大作)を広島市で世界初演した。被爆3世のピアニスト萩原麻未(安佐南区出身)がソリストを務め、終盤のカデンツァ(独奏部分)を遺品の被爆ピアノで奏でた。

「Akiko’s Piano」は、遺品の被爆ピアノの元の持ち主で、広島に投下された原爆によって命を落とした河本明子さん(19歳)をイメージしてつくられた曲。15日に放送するのは、明子さんの在りし日の姿を、日記にもとづいてドキュメンタリーとドラマで描く。

主演は、「べっぴんさん」以来のNHKドラマ出演となる芳根京子。1台のピアノが奏でる音が、歴史に埋もれた名もなき女性の物語を浮かび上がらせる。

明子さんと同じく、幼少期からピアノとトマトが大好きだったという吉根は、「台本の表紙に、明子さんにとって大切な大切なピアノとトマトの絵が描いてありました。私も幼いころからピアノとトマトが大好きで、たくさんの思い出があるものたちです。そんな運命を感じる明子さんの一生を、丁寧に繊細に生きます。精いっぱい頑張ります」とコメント。劇中の吉根の三つ編みセーラー服姿も必見だ。

共演は、父・源吉役で田中哲司、母・シヅ子役で真飛聖、そして明子の夢を応援してくれた教師の竹内役には劇団EXILEのメンバーの町田啓太が扮する。
放送は、8月15日(土)[BSプレミアム・BS4K(同時放送)]後6:00〜7:29。予告動画は、番組公式サイトとNHK_PRで視聴できる。

■あらすじ
昭和15年。広島県三滝町に暮らす河本明子(芳根京子)は、父・源吉(田中哲司)、母・シヅ子(真飛 聖)、そして弟2人と仲良く暮らしていた。明子のよろこびは、大好きなピアノを演奏すること。ある日、彼女の夢を応援してくれた教師の竹内(町田啓太)のもとにも、召集令状が届き…。戦況が悪化していくにつれ、徐々に音楽から引き離されていく明子の生活。「勉強がしたい」、「もっとピアノを弾きたい」。そんな思いをよそに、勤労奉仕に駆り出される。そして昭和20年8月6日の朝も、父の反対をおして、作業のために市の中心部へと向かっていったのだった。75年後の広島。被爆したピアノが、明子の思いを奏でる。

NHKドキュメンタリードラマ番組サイト
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