憂鬱な神様の思し召し!NHK「アンという名の少女」第6回あらすじと見どころ:固く結ばれた糸!
燃え盛る家の窓やドアを閉めることで酸素の供給を止めて火事の火を弱めたアンは、村人たちから感謝されたが、次回はアンの大失態で、大好きなダイアナとの仲を引き裂かれてしまう!NHKBSプレミアムで放送の「アンという名の少女」(全8話)次週5月8日(月)放送の第6回のあらすじと見どころを紹介、Youtube「NHKエンタープライズ ファミリー倶楽部」チャンネルにてシーズン1のPR映像が公開中だ。
※2020年NHK総合で放送したときに紹介したあらすじです。
「アンという名の少女」は、カナダの小説家ルーシー・モード・モンゴメリによる小説『赤毛のアン』をカナダCBCとNetflixにより共同製作したテレビドラマシリーズ。全3シーズン制作され、NHKでは1シーズン(全7話)を8回で放送。
※【「アンという名の少女」を2倍楽しむ】では、各話の詳しいあらすじと見どころ、豆知識などまとめて紹介している。
前回、ギルバートの視線の先にアンがいて、今後、ギルバート一筋のルビーが心配だが、第6回では思春期の女子トークに注目。今でこそ、コンビニの日用品売り場に生理用品が堂々と置かれ、テレビでは若いイケメン俳優が生理用品のCMにも登場するようになったが、それにも違和感を感じる方がいたり、生理休暇を取りづらいという女性も多い。アンたちは「生理」についてどんな見解を展開するのか?そして第4回で騒動になった教師と生徒のスキャンダルもまだまだ続いている。
※以下、詳しいあらすじを知りたくない方は、「みどころ」をご覧になって、「あらすじ」は確認用にどうぞ。
第6回:固く結ばれた糸
学校にも慣れたアンは勉強も頑張り、綴り方の授業では秀才ギルバートと競うほどになっていた。だが、その夜、シーツを汚したアンは、自分が病気だと勘違いし泣き出し取り乱してしまう。泣きながらシーツを洗うアンにマリラは、それが大人の女になった印だと教えて落ち着かせる。
翌朝、学校でアンはダイアナたちと生理について女子トーク。小柄なルビー以外はみんな初潮を迎えており、「生理は恥ずかしいこと」と愚痴る。マリラから「赤ちゃんを産めるように、神様の思し召し」と聞いていたアンはそんな女子たちの言い分が分からない。ダイアナまでが「他人に話すことじゃない」といい、生理の面倒や、洋服を汚した子もいると憂鬱な話ばかりで、アンは授業中も勉強に身に入らない。ギルバートの親切にも嫌味で返して、最悪の気分で帰宅する。
週末もアンのイライラは止まず、見かねたマリラがダイアナを呼んでのお茶会を許可する。大喜びのアンは、素敵にテーブルコーディネートをしてダイアナを出迎え、二人で貴婦人を気取ってお茶会ごっこ。ところが、木イチゴのジュースだと思って飲んだのがお酒だったために、二人は酔っぱらって大騒ぎ。運悪くそこにダイアナの母親であるバリー夫人が訪ねて来て、「ダイアナにお酒を飲ませたアンは、娘の友人にふさわしくない」と激怒。そこにリンド家から帰ってきたマリラは驚いてとりなそうとするが、バリー夫人の怒りは収まらずダイアナを連れ帰ってしまう。
その頃、マシューは町の高級洋服店で幼なじみのジェニーに遭遇する。そしてジェニーにアンの話をしてあるものの注文をする。ジェニーは子どものころ、マシューがこっそり彼女の机に置いたボタンを今もまだ持っていた。
翌朝、ギルバートは学校を休んで病気の父親の看病。その頃学校では、アンがダイアナに悪影響を与えるからとダイアナと席を離されてしまう。二人は休み時間に指切りをして永遠の愛を神に誓う。傷心のアンは、先生から学校を休んだギルバートに教科書を届けるように言われ、ギルバート家へ。そこで病身の父親と出会う。
教会に行く日、マシューはアンへ素敵なプレゼントを渡し…。
見どころ
冒頭、フィリップ先生が出題する単語が、噂のあと素っ気なくなったプリシーに向けた言葉ばかり。美人、拒絶、高慢、冷淡、後悔、目的、辛抱、婚約…。はたしてこの二人どうなるのか?
マリラとリンド夫人は、二人の仲をアンから「奇跡的」と言われて以降、すこぶる好調。生理が嫌で10人子どもを生んだと言い退けるリンダ夫人は、旦那様の扱い方も手慣れたもの。この様子は、独身のマリラには少々気まずい様子。
今回は、マシューの初恋エピソードが見られる。お相手はマシューが町のある店で偶然の再会を果たした同級生だったジェリー。マシューはアンの“夢の結晶”作りを彼女に依頼する。はたしてジェリーに何を頼んだのか?(気になる方は【アニメ『赤毛のアン』第28章 クリスマスのコンサート】で確認できる)。ラストおめかししたマシューのシャツのボタンが取れているのをお見逃しなく。マシューとジェリーの初恋についてはシーズン2のep4で素敵に描かれる。
アンの存在がマリラをどんどん変えていく。激怒するバリー夫人にとりなしする姿や、泣きながら寝入ったアンのおでこに優しくキスする姿は、もはや慈愛深い母親そのもの。そんなマリラの切ない初恋物語はもう少し先!
豆知識:お茶会
有名な「お茶会」エピソード。映画『赤毛のアン』でも描かれているが、映画では酔っぱらうのはダイアナ一人。アンはお腹がいっぱいだと飲まなかった。また、貴婦人ごっこのなかでアンはマリラのことを「使用人ですの」と澄まして言っている。気になる方はNetflixで配信中だ。
■キャスト(声のキャスト)
アン・シャーリー:エイミーベス・マクナルティ(上田真紗子)
マリラ・カスバート:ジェラルディン・ジェームズ(一柳みる)
マシュー・カスバート(R・H・トムソン(浦山迅)
ダイアナ・バリー:ダリラ・ベラ(米倉希代子)
ギルバート・ブライス:ルーカス・ジェイド・ズマン(金本涼輔)
レイチェル・リンド:コリーン・コスロ(堀越真己)
ジェリー・ベイナード:エイメリック・ジェット・モンタズ(霧生晃司)
■原作・制作
原題:Anne with an “E”
制作:2017年 カナダ
◇NHK番組サイト
2020.09.06スタート 23:00-23:45 NHK総合
◇NHK|どーがレージ「アンという名の少女」予告動画
【シーズン1作品紹介】【「アンという名の少女」を2倍楽しむ】