ジュノ(2PM)は「自白」ドヒョン役で“人生キャラクター”をどう変えたのか?

2021年02月22日00時00分ドラマ
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TSUTAYAで好評レンタル中の2PMジュノ主演法廷捜査ドラマ「自白」!これまで様々な役を演じ演技力でも高評価を得ているジュノが、本作の主人公“弁護士ドヒョン”をどう演じているのか?これまでの俳優歴と共にご紹介!ドラマ日本版予告動画はYoutubeにて公開している。
※“人生キャラクター=인생캐(インセンケ)”とは、韓国で「最も好きなキャラクター」や「俳優においては最も記憶に残っている配役」として使われる造語。



「自白」は、死刑囚の父を助けるため弁護士となったチェ・ドヒョンを中心に、一度判決が確定した事件は再び扱うことができないという“一事不再理の原則”、その法の枠に隠れた真実を追う者たちを描いた法廷捜査ドラマ。
【「自白」を2倍楽しむ】ではドラマの見どころや韓国での評判などまとめて紹介している。放送にあわせて各話のあらすじと見どころも紹介していくので、視聴の参考にどうぞ。

■チェ・ドヒョンってどんな人?
自白ジュノにとって入隊前最後の主演作である本作で演じるのは、弁護士チェ・ドヒョン役。
病弱で幼少期のほとんどを病院で過ごす。死刑囚の父を助けるために弁護士を目指し、高校卒業後、わずか3年で司法試験に次席合格した超秀才。一度見た住所なども瞬時に記憶し、裁判中にも誰も考えつかないような奇策を講じるやり手だ。

■演技ドルから演技派へ
トップアイドルグループ2PMのメンバーであるジュノは、歌手としてだけでなく俳優としても第一線で活躍している。俳優デビューは2013年映画『監視者たち』。出演時間わずか7分ながら、この作品を見たカンヌ国際映画祭女優賞を受賞しているチョン・ドヨンが「すごくいい俳優です」「彼が演じたリス役にくぎ付けでした」と絶賛し、彼女の推薦で『侠女~刀の記憶』主演のチョン・ドヨンと共演し、ひと足早く“演技ドル”として注目された。
※演技ドルとは“演技”と“アイドル”を掛け合わせた造語

二十歳(C)2015 NEXT ENTERTAINMENT WORLD. All Rights Reservedその後『二十歳 』で映画初主演。キム・ウビン、カン・ハヌルと3人が主演の笑いと涙の青春グラフティを大ヒットさせた。2015年には『二十歳』のジャパンプレミアム上映か舞台挨拶が行われた。⇒【再現レポート】

この後はドラマでも活躍し、「記憶〜愛する人へ〜」「キム課長とソ理事 ~Bravo! Your Life~」「ただ愛する仲」「油っこいロマンス(原題:油っこいメロ)」等、破竹の勢いで、シリアス役からコミカルな役までを見事に演じ、実力派俳優としての立ち位置を確立した。

バラとチューリップ(c) 2018 東村アキコ・小学館/ NBCUniversal Entertainment Japanそしてついには、ジュノの俳優としての演技力を高く評価したNBCユニバーサル・エンターテイメントがジュノ主演のオリジナル映画を作成したいという思いからジュノ主演の邦画『薔薇とチューリップ』が制作され、公開された。
こちらも2019年に横浜でプレミアム上映イベント開催。⇒【再現レポート】
2019年、兵役前の最後の作品として韓国時代劇絵巻『色男ホ・セク(原題:妓房の郎子(기방도령))』に主演した。

■人生キャラクター更新!
自白右:イ検事そんなジュノが「自白」で演じる弁護士ドヒョン。「記憶〜愛する人へ〜」でも同じ弁護士役を演じたジュノだが、今回は死刑囚の父を助けるため弁護士となった複雑な事情を抱えている。冷徹で知的な目つきや低い声でクールな弁護士。全体的に抑えめの演技だ。同期でドヒョンにむき出しのライバル意識を見せるイ検事(イ・ギヒョク扮)とは真逆のタイプで、これまでジュノが演じたどの役とも違う。
そんな冷静な演技が、ストーリーが展開するにつれ感情の高まりを見せ、多くのメディアや視聴者たちに絶賛された(韓国での評判)。
自白左:チン女史、右:ハ・ユリ特に、ドラマ中盤でドヒョンがチン女史(ナム・ギエ扮)が明かした事実に意図せず流す静かな涙と、殺人犯からの衝撃の告白を聞いた後の車中で慟哭する激しい涙、そして終盤父から真実を聞いてポロリと流す絶品涙の演じ分けなど、韓国で「“人生キャラクター”を更新した!」と評判になったのもうなずける。

自白右:チェ・ドヒョン、左:キ・チュノ本作は回想シーンも多く、弁護士として法廷に立つときは、綺麗な額を見せて大人っぽい姿を見せるジュノが、10年前の回想では前髪を下ろし、透き通る白い肌で病弱そうな高校生役を違和感なく演じているのもファンとしては見逃せない。また「梨泰院クラス」の長家の憎らしいチャン会長を演じたベテラン俳優ユ・ジェミョン扮するキ・チュノとの絡みも、これまで描かれた男同士のバディとは一味違って最後まで飽きさせない。そして、ヒロインのハ・ユリ(シン・ヒョンビン扮)や、チン女史との関係性にもあっとおどろかされる。

Youtube「自白」予告動画

kandoratop【作品詳細】【「自白」を2倍楽しむ】