韓国ドラマ「自白」3つの殺人事件に絡むのは＜梨泰院クラス＞ユ・ジェミョン、リュ・ギョンス、ユン・ギョンホ！

BSフジで放送中の2PMジュノ主演「自白」、前半で3つ未解決殺人事件が複雑に絡み合うが、これらのキーマンとなるのはユ・ジェミョン、リュ・ギョンス、ユン・ギョンホの3人！今回は3俳優の紹介と、彼らが演じたキャラクターを通して、3つの未解決殺人事件をおさらいしよう！予告動画は公式サイトで公開している。
※以下、全23話版の12話、全16話版8話までのネタバレあり。次回の前の復習用に、未視聴の方は、視聴後にご覧ください！



「自白」は、死刑囚の父を助けるため弁護士となったチェ・ドヒョン（ジュノ/2PM)を中心に、一度判決が確定した事件は再び扱うことができないという“一事不再理の原則”、その法の枠に隠れた真実を追う者たちを描いた法廷捜査ドラマ。

ユ・ジェミョン、リュ・ギョンス、ユン・ギョンホの3人は、本作の翌年2020年に「梨泰院クラス」に揃って出演している演技派。両方の作品でまったく異なるキャラクターを演じている。

■3つの未解決殺人事件
①10年前：コ・ウンジュ（チャンヒョン洞）殺人事件
被害者は若い女性で、殺害された後にビンで傷つけられ、所持品を燃やされる。捜査線上に上った容疑者はウンジュが二股をかけていた恋人たち。チョ・ギタクという軍人とカン・サンフンという麻薬の常習者。だが2人とも確かなアリバイがあり、未解決となっている。

②5年前：ヤン･エラン殺人事件
コ・ウンジュ殺人事件の手口に似ている。刑事キ・チュノが容疑者としてハン・ジョンウを逮捕。大手弁護士事務所に勤務していたドヒョンが国選弁護人を引き受ける。検察が提示した決定的な証拠（ドアの開き方）をドヒョンが覆し、ジョンウは無罪に。

③現在（2019年）：キム･ソニ（ソラ殺害事件）殺人事件
コ・ウンジュ殺人事件の手口に似ている。再びハン・ジョンウが容疑者として逮捕され、独立して弁護士事務所を開いていたドヒョンが弁護することに。死亡推定時刻の不審点とチュノの徹底的な尾行でジョンウの無実が証明できる。公判中に、ジョンウ自身にヤン･エラン殺害を自白させ、チュノにジョンウのアリバイを証言してもらい、ジョンウは無罪に。「一事不再理」の原則に基づいて、自白したヤン･エラン殺害に関しても無罪は覆せない。

■キ・チュノ役（元刑事）
ヤン･エラン殺人事件の担当刑事。ウンソ警察署の強力チーム長で、事件解決のためなら手段を選ばないベテラン刑事。公判で、ドヒョンが覆した事実を知っていたが、ジョングが犯人だと確信しており、それを伏せていた。責任を取らされて交通課に異動となったが、刑事としての良心に苛まれ刑事を辞職。だが、ジョングの犯行を確信するチュノは、別件で収監されていたジョングが出所後、尾行していた。徹底した尾行メモや若者も抑え込める体力と腕力、聞き込み、そして熱血漢で自他ともに認める“刑事が天職”。ドヒョンとバディを組んで、コ・ウンジュ殺人事件とキム･ソニ殺人事件を再捜査するうえで、刑事に復職する。

★俳優：ユ・ジェミョン（1973年6月3日生、183cm）
「恋のスケッチ～応答せよ1988～」ではイ・ドンフィの父親で高校教師役を演じたが、本作のキ・チュノ役での熱演が注目を集めた。翌年「梨泰院クラス」では、主人公を徹底的に痛めつける悪役・チャン会長を演じた。「梨泰院」では後半、老いた演技で魅せたが、「自白」のチュノ役では、得意の柔道で鍛えた体で、病弱設定のドヒョン（ジュノ）に代わってダイナミックなアクションでも魅せてくれる。
※他の出演作品などは押さえておくべき登場人物6人で詳しく紹介している。

■ハン・ジョング役（ヤン･エラン殺人事件の犯人）
軍隊時代にサイコパスなチョ・ギタクに2時間にわたる殴打殺人現場を見せつけられた。コ・ウンジュ殺人事件を模倣してヤン･エランを殺害したが、ドヒョンのお陰で無罪を勝ち取る。5年後にチョ・ギタクにキム･ソニ殺人事件の犯人に仕立てられ、再び逮捕される。ドヒョンに弁護を依頼し、公判中にヤン･エラン殺害を自白することで、キム･ソニ殺人事件でも無罪を勝ち取る。だが、“赤”に執着した犯行手口から、他にも罪を犯していると確信したドヒョンに母親殺しを暴かれ、逮捕される。

★俳優：リュ・ギョンス（1992年10月12日生）
2007年にドラマ「江南の教育戦争」でデビュー。にらみつけるような目つきが印象的。「TWO WEEKS」の他、映画、演劇やミュージカルでも幅広く活躍。ジョンウ役では印象に残る目つきで強烈な悪役を演じた。彼の重いトーンの演技が高く評価されて「梨泰院クラス」のスングォン役に抜擢。スングォンも前科者だが、刑に服した後、改心し、どこか隙のある180度違ったキャラクターを演じ、リュ・ギョンスの真価を再証明した。
「梨泰院」主演のパク・ソジュンとは映画『ミッドナイト・ランナー』や『使者』でも共演した縁がある。2019年に公開された映画『抵抗：柳寛順話』では日本人役を演じて注目された。

■ホ・ジェマン＝チョ・ギタク役
（コ・ウンジュ/チャンヒョン洞殺人事件とキム･ソニ/ソラ殺害事件の犯人）
ホ・ジェマンは、業務上過失致死で逮捕された幼なじみの看護師チョ・ギョンソンの弁護をドヒョンに依頼しに来た人物。本名はチョ・ギタクでギョンソンは実の妹。10年前恋人のコ・ウンジュを殺害した容疑者の一人として捜査線上に上ったが、犯行時刻に軍の懲罰房に監禁されていたという絶対的なアリバイに守られ、捜査線上から外れた。5年後にジョングがウンジュ殺害の手口を真似して殺人を犯したことを憎々しく思っており、ジョングの犯行に見せかけてキム･ソニを殺害したが、ドヒョンによってジョングは無罪に。ウンジュのもう一人の恋人サンフンが、懲罰房に監禁されているはずのギタクを外で見たと証言し、古い写真や胸元のドッグタグ（軍隊で兵士の個人識別用に使用される「認識票」）などから、ジェマンがチョ・ギタクだと、ドヒョン達に気づかれる。ドヒョンに余計なことをしゃべったジョングを自殺に見せかけて殺害しようとする。
チン女史の息子ノ・ソンフを交通事故死させたのもギタク。犯行の目的などはこの後、明かされていく。

★俳優：ユン・ギョンホ（1980年7月5日生）
2002年SBSドラマ「野人時代 -将軍の息子 キム・ドゥハン」でデビュー。「記憶～愛する人へ～」ではジュノと共演。「リメンバー～記憶の彼方へ～」では殺し屋、「トッケビ～君がくれた愛しい日々～」では高麗パートでコン・ユの忠臣役、「魔女の法廷」では女性・児童犯罪対策部事務官、「王になった男」では愛情深い道化師役、そして「梨泰院クラス」では刑事役を演じた。演じた役柄を見れば想像がつくだろうが、善人役も悪人役も、表情一つで実にうまく演じ分けている。本作でも登場序盤では幼なじみ想いのやさしい人物を演じ、ついには極悪非道な悪役で震え上がらせる。「梨泰院」でも刑事だがあることを隠蔽していて、後にその事実を“自白”しているが、果たして「自白」では改心するのか？

【「自白」を2倍楽しむ】ではドラマの見どころや韓国での評判などまとめて紹介している。放送にあわせて各話のあらすじと見どころも紹介していくので、視聴の参考にどうぞ。
先の読めない展開と演技巧者の俳優陣、そしてジュノの魅力が満載の「自白」は、ＴＳＵＴＡＹＡで大好評レンタル中で、3月現在、ＢＳフジでＢＳ初放送中だ。

◇BSフジ「自白」番組サイト
　2021.03.01スタート 月～金10：00-10：57 BS初放送
◇Youtube「自白」予告動画

【作品詳細】【「自白」を2倍楽しむ】