テレビ愛知「王になった男」第16-最終回あらすじ:王になったハソンと都承旨イ・ギュの決断
王妃は3ケ月飲み続けた百花茶のために…そしてイ・ギュとの別れも…テレビ愛知では朝ドラW一部(月~金曜午前8時15分~)放送中の韓国ドラマ「王になった男」(全19話)あす4月11日からの第16話~第19話(最終回)あらすじを紹介、作品公式サイトなどで予告動画が公開されている。
※4月17日(月)からは、実在する智異山(チリサン)国立公園を舞台に最高の山岳救助隊レンジャーのソ・イガン(チョン・ジヒョン)と誰にも言えない秘密を抱える新人レンジャーのカン・ヒョンジョ(チュ・ジフン)が山で起こる不審な事故の真相を暴くミステリー「智異山~君へのシグナル~」を放送する。
「王になった男」は王と道化師、同じ顔をした2人の男の運命が交わるとき、時代を揺るがす危険な愛が幕を開ける―ヨ・ジング主演で王の影武者となった男の数奇な人生と宮中に渦巻く陰謀を描く本格時代劇。
※【「王になった男」を2倍楽しむ】では、時代背景や各話の詳しいあらすじと見どころ、場面写真、映画版との違いやキャストの紹介などまとめている。
■第16話
密かに晋平君を呼び出したシン・チス。ハソンは心を決め、カプスとダルレを見送る。一方、医女の診察を受けた王妃は不妊であると知らされる。原因は大妃の飲ませていた百花茶だった。大妃を廃母にするためにも、無罪となった府院君を連れ戻しに行くイ・ギュ。しかし府院君はすでに何者かに命を奪われた後だった。犯人を捜そうとするハソンは、シン・チスに牢獄から呼びつけられ、イ・ギュがホンを殺したと教えられる。
これまで度々出てきた百花茶。事情を知らないとはいえ、大切な王妃にそんな御茶を淹れていた女官エヨンが気の毒でならない。
槐(えんじゅ)の木とは、幸福を呼ぶ縁起のよい木として人々に愛されている落葉高木。花言葉は 「幸福」「上品」。ちなみに韓国での花ことばは「望郷」。ハソンと王妃のラブラブ関係も微笑ましいが、イ・ギュと妓女ウンシムとの大人の恋も素敵だ。この回の詳しいあらすじと見どころ、豆知識“刺字刑”は19-20話詳詳細/24話版で。
■第17話
大妃から自白を引き出すことに成功したイ・ギュとハソン。異動を願い出たイ・ギュを心から案じ、引き止めるハソンに、イ・ギュは再び忠誠を誓ったのだった。大妃は廃母となることが裁可されたが、王のことを思う王妃はそれを止めようとする。そんな折、辞職することにしたイ・ギュは後金への密書を奪われたことを知る。急いでシン・チスに会いに行ったイ・ギュだが、それは罠だった。さらに晋平君の反乱軍が都に攻めてきて…。
本作の王のモチーフになっている実在の光海君が暴君と呼ばれたのは、「廃母殺弟」の罪ゆえ。かつて弟ユンを殺害した王イ・ホン。今回のイ・ギュ提案の大妃廃母で暴君と名を残す条件がそろってしまった。それでもイ・ギュから教えられた「王の座は人を殺す冷酷非情な座。義理と道理を絶つ獣の座」(11話)…国を守るためには、これが王の座なのだと身に沁みたハソンが出した決断が「王である私の罪」という言葉。ハソンが真の王になった瞬間で、イ・ギュがハソンを影武者ではなく真の王と認める瞬間。ここでイ・ギュは、自身の本心=怖れと人を信じることの大切さを語る。感涙必至の名場面をお見逃しなく。この回の詳しいあらすじと見どころ、豆知識は21-22話詳詳細/24話版で。
■第18話
密書を宣化堂に預けていたシン・チス。イ・ギュの死と引き換えに反乱を止めるという晋平君の申し出に、ハソンの心は揺れる。書状の存在を王に打ち明け、渡そうとした宣化堂だったが、その矢先に暗殺されてしまう。朝参が開かれ、晋平君とシン・チスも参加することに。覚悟を決めたイ・ギュは、その場で剣を奪い、晋平君に斬りかかるのだった。ハソンがイ・ギュとの突然の別れを惜しむ間にも、シン・チスは大妃に接近していた。
仲睦まじいハソンと王妃のツーショット。漢文も読めるようになったハソンにも注目。晋平君を通り越して密談する大妃とシン・チス。もう一人究極の選択に悩むのは宣化堂。伯父か王か?宣化堂の背中を押したのはハソンの優しい一言。今回は、ハソンと大妃、イ・ギュとシン・チスとの対峙に注目。どちらも追い詰められているハソンとイ・ギュ側の堂々とした言葉にぐうの音も出ない大妃とシン・チス。
捕縛されたイ・ギュを出迎えるチャン武官。2人の視線が「ハソン王を守る」と無言の約束を交わしているようだ。そして朝参前のイ・ギュとハソンとの感動シーン、ハソンの胸に抱かれたイ・ギュの最期は涙腺決壊必至の名シーンと続く。この回の詳しいあらすじと見どころ、豆知識“四大門”は22話詳詳細、23話紹介/24話版で。
■第19話(最終回)
王宮に攻め入ってきたシン・チスと真っ向から対峙したハソン。命乞いをするシン・チスを手にかけ、イ・ギュの敵を討つのだった。大妃はとうとう廃母となり、毒を飲んで息を引き取る。その後も良き王として政治を取り仕切っていたハソン。世継ぎのために側室を迎え入れるよう進言されるが、密かに跡継ぎを決めていた。譲位したハソンは王妃との約束を守るために王宮を出るも、大妃派の追っ手がすぐそこまで迫っていて…。
玉座に座るハソンに向けて罵詈雑言を吐く大妃に「私の罪は私が背負うので、大妃の罪は大妃が背負ってください」と冷静に答える姿は、もはや名君といえよう。反乱の後の2年間のハソンの頑張りは、達筆になった漢文の筆跡でもわかる。その2年間に王族とも親しくして、譲位する相手を探していたとは全く抜け目がない。そんなハソンから玉座を譲位された帾城君(キソングン)を演じたのはユン・パク。ところで、王宮を離れる時のチョ内官の寂しそうな表情。そんなチョ内官が去りゆくハソンに渡したのは…?
この回の詳しいあらすじと見どころ、豆知識は24話詳細/24話版で。
ここで紹介しなかった最終回のネタバレは、【最終回考:ハソンを愛した王妃とハソンに惚れた3人の忠臣!ドラマ結末と正史」で詳しく紹介している。
◇テレビ愛知「王になった男」番組サイト
2023年3月21日-4月16日 月-金8:15~9:30 再放送
2021年2月日24-3月22日 月-金8:15~9:30
◇DVD作品公式サイト
【作品詳細】【「王になった男」を2倍楽しむ】