「私の国」第15-最終回あらすじ:父ソ・ゴムの死の真相と、フィとソノの友情|BS朝日(全16話)

2021年05月27日09時55分ドラマ
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ヤン・セジョン×ウ・ドファン×ソリョン/AOA×チャン・ヒョクの共演で送る韓国時代劇「私の国」(全16話)が、BS朝日でで無料BS初放送中!5月28日(金)、31日(月)の第15話と第16話(最終回)の詳しいあらすじと見どころ、豆知識などを紹介、予告動画は作品公式サイトに公開中だ。
※ネタバレなしはこちら⇒第13-16話(最終回)あらすじ

※6月1日(火)からは、ゲストハウス“ウラチャチャワイキキ”を舞台にちょっと残念な仲良し男子3人と入居者たちが繰り広げる爆笑の日々を描く青春ラブコメディ「ウラチャチャ!?~男女6人恋のバトル~」を放送する。



「私の国」は、激動の朝鮮建国期を生き抜く若者たちの愛と友情の行方を描くロマンス・アクション時代劇。【「私の国」を2倍楽しむ】では、各話のあらすじと見どころ、時代背景や実在の人物、韓国での評判などまとめて紹介している。

■第15話
「私の国にバンウォンはいない。そしてお前も…」といったソノはフィを剣で刺し、バンウォンら王族を殺すと宣言し、邪魔をするなと警告。バンウォン側の潜伏場所が変わったと知ったソノは、計画を変更して潜伏先へ向かい、襲撃する。チドたち私兵は必至で応戦するが、傷を負ったムンボクを連れて退却。駆け付けたフィに、ソノが女真族を引き連れて急襲したと教える。その頃、バンウォンはバンガンと共に狩りに出発。潜伏場所に到着すると、そこには女真族とバンウォンの私兵たちの死体が。バンガンが先に剣を抜くのを待ってバンガンも剣を取る。その時、ソノ率いる女真族が現れ、その場にいるみんなに斬りかかる。味方のはずのソノが自分たちにも剣を向けるのに驚くバンガン。ソノがついにバンウォンと剣を交えるが、親軍衛を率いてフィが駆けつけ、ソノはバンウォンに斬られる。
「ソノとバンウォンのどちらを救うのか」と、チドに聞かれたフィはなんと答えるのか?馬上で話すバンウォンとバンガン。バンガンの不意打ちに馬上で反り返ってやり過ごすチャン・ヒョクの見事なアクション。扇を捨てることで実兄を斬るためらいも捨てたのか。

大怪我を負うソノを連れて逃げるソンノクに追いついたフィは、安全な場所を教え、バンウォンには見失ったと報告。疑うバンウォンは、「またソノがやってきたときには迷わずソノを斬る」といい、「友を守る」答えるフィに、「それならお前も斬る」と言って立ち去る。

北方の兵たちに接触したイ・ソンゲは、ソ・ゴムをハメたのはナム・ジョンではないと話て「ソ・ゴムの敵を討とう」とよびかける。イ・ソンゲの魂胆を見抜くヒジェが姿を見せ、「バンガンの乱は失敗した。混乱に乗じて挙兵すれば、太上王になれないばかりか、上王の座も配される最初の王になってしまうので、王宮に戻って玉璽をお守りください」と忠告する。

ソノはフィの介抱によって一命を取り留める。ヨンの形見の布の切れ端をソノに返したフィは、ソノの悲しみに気づいてやれなかったことを謝る。
不死身のフィとソノ。お互い相手を刺し、そして助ける。そんな二人をムンボクは「太陽と月」と表現する。ヨンは、ソノにとってどんな存在だったのだろう?ひょっとして泰平の世ならヨンの初恋は実ったかもしれないと思うのは、筆者だけだろうか。

アヘン窟で見た男が北方討伐軍黒蛇組副長キム・ドスだと気づいたチドは、部下に探し始末するよう命じる。一方、バンウォンは獄中のバンガンから乱の首謀者が父である上王だと聞き涙を流し、この乱を理由にイ・ソンゲを圧迫して世子の座を獲得。イ・ソンゲに謁見したフィは、ソ・ゴムがバンウォンの剣の師匠だったと聞き、バンウォンの友であり父のような存在だったという人物が父だったのかと思い当たるが、それを自分に教えなかったことを不審に思い、父の死の真相を調べようとする。
バンガンが起こしたこの乱が、第二次王子の乱。

ソノは自分がいないほうがフィのためになると考え、立ち去ることにするが、フィが王宮の書庫に忍び込むのを目撃し、手伝う。そしてイ・ソンゲは、がソ・ゴムのことを話したのはバンウォンとの戦いにフィを巻き込むためだと、忠告しながらも、フィと一緒にソ・ゴム処刑に関する資料を探す。そして証人が黒蛇組副長キム・ドスだという一文を見つけたソノは、こっそりそれを破り取る。その頃、チドは、見つけたキム・ドスを拷問し、ソ・ゴムに無実の罪を着せたのが、バンウォンだという証言を得る。戸口でそれを聞いたソノが割って入って真実かと激怒する。チドは、このことをフィが知ればバンウォンに殺されるから、話すなというと、ソノはフィが知る前に自分がバンウォンを殺すと、立ち去る。元黒蛇隊の隊員たちもバンウォンを討とうとするが、フィに危険が及ぶと心配するチドは、動くなと命じる。
憑き物が落ちたようなソノの穏やかな表情。書庫で向き合って座るフィとソノはやっと幼馴染の親友の関係に戻ったが…。

イ・ソンゲはバンウォンに対抗すべく、ソ・ゴムの死の真相を世に知らしめようとし、バンウォンは、そんなイ・ソンゲに、必ず王になると宣言する。チドたちが必死で隠そうとしてソ・ゴムの死の真相を、フィはイ・ソンゲから聞いてしまう。一方、フィを守るためにバンウォンを殺そうとするソノに、最後まで付き合うとソンノクが同行する。
バンウォンの回想の中で、バンウォンがソ・ゴムを陥れた理由が明らかになる。ソノとフィの友情もいいが、ソノとソンノクの関係も捨てがたい。

私の国■第16話(最終回)
ソ・ゴムを死に追いやった張本人がバンウォンであることを知ったフィとソノ。バンウォンは自分を殺しに来たソノにとどめを刺そうとするが、フィの頼みを聞き入れてソノを解放する。乙組長にまでなったボムだが、バンウォンの傍から去る決心をし、フィのために命を懸けてくれたソンノクの遺体を連れて立ち去る。一方、ヒジェは世子冊封式が終わればイ・バンウォンがフィとソノを殺すつもりだと悟り、2人を逃がそうとする。しかし、フィはそばを離れることはないとヒジェに告げ、生き残るための方法を模索する。

イ・ソンゲはバンウォンを世子に認めながらも、北方討伐隊を利用して再び乱を起こそうとしていた。バンウォンの元を訪れたフィは、北方討伐隊を説得すると約束するが、バンウォンはソ・ゴムを殺した理由を話して聞かせる。怒りに震えながらも、バンウォンを殺さないのは愛する人たちを守るためだと告げる。この言葉でフィを部下にすることができないと思い知るバンウォン。

イ・ソンゲは、バンウォンの仕業と見せかけてフィを殺させ、そうすればバンウォンも死ぬことになると部下に命じる。その頃、フィはチドと共に父の元部下たちの説得に向かうが、途中伏兵がいることに気づき、後を追ってやってきたソノも加勢して返り討ちにする。到着したのはソ・ゴムが捨てられた者たちを受け入れて作った村“ソ・ゴムの国”だった。フィがソ・ゴムの息子と知り、村人たちは大歓迎する。フィの親友としてソノも歓待される。フィが、父の元部下たちにイ・ソンゲの計略を説明しているとき、バンウォンの命を受けたチョンガたちの奇襲に受ける。バンウォンの裏切りを知ったヒジェがボムとムンボクと共にフィの元へ駆けつける。
火を囲んでチドとソノが話すシーン。いつもフィたちの傍にいてくれたソノに礼を言うチドの父のような言葉が胸に迫る。

その夜、穏やかな食卓をみんなで囲み、来年もこうしてみんなで食事したいというフィ。そんなフィをヒジェが優しく見つめ、ソノもこんな暮らし方があったのかと思う。フィは“宿縁”という意味を腕輪をヒジェの腕にはめてやり、抱きしめる。フィの決意を悟ったヒジェは静かに涙する。

皆を救うためにバンウォンを止めに行く決心をしたフィ。「遼東に1人で行かせて懲りた、一緒に行く」と同行するソノ。死地に向かいながら嬉しそうに馬を走らせるフィとソノ。世子冊封式を終えたバンウォンの元へ到着した2人は駆け付けたチドたちの協力を得て門の中へ。大勢の兵をソノがくいとめ、フィは世子バンウォンの元へ。「信じていたのになぜ裏切ったのか」と聞くフィに、「王になるためならどんな犠牲も厭わない」とバンウォン。喜んで命を差し出すのでもうやめてくれと頼むフィに、「お前は皆を救った」と命令を取り下げる。その場に剣を捨てたフィは、ソノの待つ場所へ。体中から血を流しながらソノはフィを待っていた。「みんな終わった」とソノを抱きかかえるフィ。二人で昔のように冗談を言って一足先にソノがヨンの待つ国へ。バンウォンは涙を流して「ご苦労だった」と口にする。ヒジェが駆けつけた時、少し開いた門の隙間からソノを抱きかかえるフィの笑顔を見る。その時、無数の矢がフィに向かって放たれる。
2話で門をけ破ったとき、まさかこんな最期を迎えるとはだれがそうぞうしただろうか。韓国時代劇では、「六龍が飛ぶ」(47話)をはじめ、「仮面の王」(20話)「ヘチ 王座への道」(24話)などいくつもの座死(座ったまま死ぬ)する名シーンがあったが、この友情の座死はひときわ涙を誘う。

忠清北道1年後、ヒジェはチド、ボム、ムンボクとファウォルと赤ん坊と共に、フィとソノが遊んだ滝の傍で、フィが望んだ穏やかな食事をしていた。
残念ながらムンボクの子はパク・ボゴム(男児)ではなく、パク・ボヨン(女児)だった。名づけの親のチドの「ニギニギ」をお見逃しなく。思い出の滝は、忠清北道にあるスオク滝。「王女の男」でダークスンユと化したキム・スンユ(パク・シフ)が、セリョン(ムン・チェウォン)を人質に向かった滝だ。

■キャスト
ソ・フィ役:ヤン・セジョン
ナム・ソノ役:ウ・ドファン
ハン・ヒジェ役:ソリョン(AOA)
イ・バンウォン役:チャン・ヒョク
イ・ソンゲ役:キム・ヨンチョル
ナム・ジョン役:アン・ネサン
パク・チド役:チ・スンヒョン
パク・ムンボク役:イン・ギョジン
チョン・ボム役:イ・ユジュン
 他

BS朝日「私の国」番組公式サイト
 2021.05.10-05.27 月~金08:30-10:00
「私の国」公式サイト

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