「花郎(ファラン)」第17話ネタバレあらすじと見どころ:疫病の治療薬を奪え!王女のキスに塩対応のソヌ|全20話版
ソヌ(パク・ソジュン)が刺客に狙われたことで、花郎たちはソヌが王だと信じ、ジディ(パク・ヒョンシク)は真の王になるために動き出す!そしてソヌとジディに新たな課題が…韓国ロマンチック時代劇「花郎<ファラン>」(全20話)の第17話のネタバレあらすじと見どころ、豆知識などを紹介、本作はDVDも好評発売・レンタル中で、作品公式サイトで予告動画が公開されている。
※以下【「花郎」を2倍楽しむ】で紹介した全24話版を20話版にリライトしたものです。【「花郎」を2倍楽しむ】では、ネタバレあり/なしのあらすじと見どころ、時代背景や豆知識などまとめて紹介している。
※原則、無名(ムミョン)を“ソヌ”と、彡麦宗(サメクチョン)を“ジディ”と表記。キャスト一覧は文末へ。
■第17話「疫病の治療薬」
ソヌが刺客に襲われ、持病により意識をなくすが、パンリュ、ヨウルそしてタンセの加勢で助かる。一方、ジディはヨンシルの邸宅に忍び込んで腕飾りを取り戻し、自分の正体を明かす。その頃、只召(チソ)太后は、彡麦宗が王位を取り戻し母である自分を殺そうとする夢を見る。
前回のアロの言葉「私を口実に王座から逃げようとしておられるのですか?……」がジディを真の王になることを決心させたのか?ジディの目つきが変わってきた。
アンジは疫病の広まる賤民村で必死に診療するが、薬材もなく疫病は広がる一方。ついには毒で毒を制する方法を試みるが失敗し、もはやなすすべもない。その頃、王都では薬材を必死に探すアロは、1台の馬車から薬材が落ちるのを目撃し、それがヨンシルの蔵に運ばれているのを知る。
疫病を放置しもっと蔓延すれば薬剤の値が上がる。さらに蔵の薬剤が腐って減ればさらに値が高騰する。ヨンシルはそれを待っているのだ。
源花(ウォナ)を復活させると知ったフィギョンは、只召の元に乗り込み源花を復活させる理由を問うが、あくまでも2人が死んだのはチュンジョンの嫉妬のせいだとシラをきる只召太后。フィギョンは、摂政を辞めて王を玉座に就け、花郎に手を出さなければ、自分も止まると、ある計画を立てていることにおわす。さらに、フィギョンを逆賊、幽霊呼ばわりする只召に、「名前も付けてやれずその誕生も伏せたあの子が無事なら何も望まなかった。すべては太后が始めた」と、怒りを現し立ち去る。
たびたび名前が出る、チュンジョン(俊貞)とナムモ(南毛)は実在した源花。詳しくは【新羅王朝豆知識】「源花」で解説している。そして、フィギョンのいう誕生を伏せた子とはだれのことなのか?
アロはウィファに薬材をヨンシルが独占していることを知らせ、助けてほしいと頼む。そこで、ソヌが襲われたと聞いたアロは医務室に駆けつけるが、自分の恋心に戸惑い眠るソヌに思わず口づけする叔明王女を目撃してしまい、思わず立ち去る。アロだと思い口づけを受け入れたソヌは、驚いて起きあがる。「この気持ちがはっきりするまで傍に居よ」と命じる王女に、つれなく接し退室する。王女は医務室に入ってきたアロに「ソヌとジディを両天秤にかけている」と怒りをぶつける。「その気のない相手を求めることこそ欲です」とひるまずに言い返すアロに、「太后がお前を選んだ理由が分った。お前は腹が立つ女だ」と言い捨てて出ていく。選んだという言葉が気になるアロ。
叔明役のソ・イェジのキスシーン。共演女優に優しいことでも定評のあるソヌ役のパク・ソジュンが、このキスシーンでは、カットがかかった後もソ・イェジにはそっけなかったと、「ぎこちない関係」を彼女は過去のインタビューで語っている。パク・ソジュンはそれほど役にのめり込んでいたのだろう。一方、素敵なケミ(相性)見せているAra扮するアロを、ソヌは今回また泣かせてしまう。ソヌが素っ気ない態度を取ってしまったのが、自分のためにまたアロが只召太后に利用されるから。
ソヌが狙われたことによって、仙門では彼が真興王だと信じる花郎が増えていた。スホは再び仲間と距離を置き始めたパンリュと刺客の関連を疑い、友として忠告をする。その頃ジディはウィファからもらった、「真の王になるためには、力の強い者を得るように」とうアドバイスについて考える。ソヌはすれ違ったジディに「まだ王を名乗らず逃げるのか」といい、ジディは「王のふりをする気分はどうだ」と言い返し、殴り合いに。だが、ソヌはジディが王として悩み「民が幸せになれる新羅を作りたいと切望している」ことを知る。気まずい雰囲気のまま二人は、風月主ウィファから「ヨンシルが疫病の治療薬を買い占めていることに対して策を練る」というアロの願いを課題として与えられる。ソヌは、賤民村を知らないジディにはこの課題は無理だというが、薬剤の買い占めが非道だということはわかるとジディが答え、2人は一緒に課題を解くことに。
スホまでソヌに対して敬語を使ってしまう一幕もあるが、ハンソンだけは相変わらずソヌにべったり。ジディがウィファからアドバイスをもらう場面。ここで交わされる会話は、この後の展開を示唆する大事な場面。お聴き逃しなく。そしてジディと殴り合ったことでやっとジディの王としての悩みを知ったソヌは、ジディを許すのか?
ソヌたちが課題に悩んでいる頃、パンリュはソヌ暗殺の手引きをしたことへの罪の意識に苛まれていた。そんなパンリュの前にスヨンが現れ「パンリュが、いい人で自分にとってありがたい人だ」と恋心を告白する。パンリュは自分への想いを絶たせるためにスヨンを“傷つけたい”がそうできない。そんな心の葛藤を抱え、自分は悪人だから離れるよう告げるが、スヨンの気持ちは変わらない。部屋に戻ろうとするパンリュは、ヨンシルの屋敷から薬材を奪い取る計画を立てたソヌたちが、スホとヨウルに協力を求める話を耳にする。パンリュを誘うかどうか聞くヨウルに、スホは「パンリュを苦しめることになるから内緒にしよう」と答える。
さあ、愛しいスヨンに「いい人」と言われ、その兄スホから気遣いを見せられたパンリュはどうするのか?
いよいよ課題決行日。泥酔したウィファがおとりになり、ソヌたちがヨンシル宅に忍び込む。だが、ウィファがヨンシルの元に連れていかれ計画は失敗…かと思われたが、そこにもっと泥酔したパンリュが現れ大騒ぎする。酔っ払いパンリュのおかげでソヌたちは薬材を盗みだし、疫病で苦しむ賤民の村マンマンに「飲み干して大笑いせよ(飲尽大笑)」と言う手紙と共に薬材が届けられる。筆跡からアンジは送り主がソヌだと気付く。
それにしてもイケメン花郎4人の黒装束がステキすぎる。ここではジディ役のパク・ヒョンシクのものすごい回し蹴りが見られる。同じころ、パンリュの酔っ払い剣法も見ものだ。翌日、部屋に入ってきたパンリュに、スホがなんというのかもお聞き逃しなく。とまれ、二人の友情復活か?
一方、只召太后は20年前に友であった源花チョンジョンを殺害したときのことを思い出していた。言いなりになっていた彡麦宗=ジディがすっかり変わったのが、アロのせいだと信じる只召太后は、アロを連行させ、源花に命じる。
■キャスト⇒相関図
ソヌ/ムミョン役:パク・ソジュン
ジディ/彡麦宗/真興王役:パク・ヒョンシク
マンムン/ソヌ役:イ・グァンス
花郎
スホ役:ミンホ(SHINee)
ハンソン役:キム・テヒョン/V(BTS/防弾少年団)
パンリュ役:ト・ジハン
ヨウル役:チョ・ユヌ
郎徒
タンセ役:キム・ヒョンジュン
カンソン役:チャン・セヒョン
風月堂/キム・ウィファ役:ソン・ドンイル
只召太后:キム・ジス
ほか
◇公式サイト
【作品詳細】【「花郎」を2倍楽しむ】