KindleとiPad、離陸する電子書籍市場-TOKYO MX動画

2010年02月10日10時15分商品・CM
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アマゾンのKindleの登場やアップルのiPadの発表により、にわかに注目を集め出した電子書籍市場についてまとめた、東京MXの東京ITニュースの動画が、YouTubeの公式チャンネルに配信されている。

1月28日にアップルが発表したタブレットタイプの新端末iPadでは、これまでの音楽やゲーム、各種アプリケーションソフトのダウンロード販売だけでなく、書籍や雑誌、新聞などをiTunesから購読できる新たなサービスを予定している(当面はアメリカのみ。日本での計画は未定)。一方、昨年全米で数百万台出荷されたとされ電子書籍市場の牽引役となっているAmazon Kindleも、昨年秋から日本でも買えるようになり、国内にもその波が近づいていると指摘されている。

動画では、アスキー総合研究所の遠藤諭氏所有のAmazon Kindleを持ち込み、その機能を紹介している。過去にも日本メーカーから電子ブックリーダーが発売されていたことがあったが、それらとの決定的な違いは、携帯電話で使われている3G回線を使ってデータのやりとりができるところにある。これにより、新聞など定期刊行物を手間なく入手できる。さらに流通を簡略化することで紙の本より安価で書籍を読めることになる。

一方、3月にも登場するiPadは、Kindleより一回り大きいサイズ。またKindleがモノクロ表示なのに対しカラー液晶を使っているため、写真の多い雑誌の購入にはiPadの方が適しているのではと遠藤氏は指摘している。

また動画では、すでにiPhoneなどで電子出版を始めている月刊誌「クーリエジャポン」の例なども紹介している。

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