テレビ大阪|キム・ジュヒョク「武神」第1-5話あらすじ:僧侶たちの反乱~流血の勝利

2021年08月31日11時00分ドラマ
© MBC 2012 All Rights Reserved

主人公はトッケビのキム・ジュン…テレビ大阪(月~金曜、ひる11時59分~12時55分)で9月1日からスタートする「武神」(全56話)は、奴隷から最高権力者へ上り詰めた高麗最高の武人、キム・ジュンの一代記!第1話~第5話のあらすじを紹介、Youtubeにて予告動画が視聴できる。※日本語吹替(二か国語)日本語字幕なし



「武神」は、13世紀高麗時代を背景に奴隷から最高権力者へ上り詰めた実在した高麗最高の武人の一代記を描いている。主人公のキム・ジュンは大ヒットドラマ「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」主人公のモデルと考えられる実在の人物(「トッケビ」時代背景②)。

■キャスト
キム・ジュン役:キム・ジュヒョク
チェ・ソンイ役:キム・ミンソン
チェ・ウ(チェ・イ)役:チョン・ソボク
チェ・ヤンベク役:パク・サンミン
ウォラ役:ホン・アルム
 ほか

■第1話:僧侶たちの反乱
舞台は13世紀の高麗時代中期。王と文臣貴族による朝廷は権力を失い、武力を背景とした武神が政権の座について約50年。武臣政権の頂点に立ったチェ・チュホンの圧政のもと契丹軍との戦争に強制徴用された僧侶たちが不満を爆発させ反乱を起こすが、惨敗を喫する。「反乱の黒幕は?」と、僧侶を拷問にかけるチェ・ジュンムン大将軍。チェ・チュホンの執政機関である都房(トバン)は、反乱軍の残党を捕らえるため、兵士に村を襲撃させる。その村で、師匠のスボブのもと、ウォラと兄妹のように仲睦まじく暮らしていた僧侶のムサン(=キム・ジュン)も連行される。尋問場に引き出されたムサンに対して、「僧侶になる前の身分を明かせ!!」と迫るが、元奴婢だと言うことを知られたくないムサンは「知らない」と答える…。
初回の放送において、他の史劇とは違って子役を付けないで、すぐに大人のキム・ジュン役のキム・ジュヒョクが登場するところが目新しい。またキム・ジュンが兵士に連行される途中、チェ・チュホンの孫娘ソンイと出会い、ソンイがムサンの額の血をハンカチで拭うシーンがある。この時のソンイの上から目線的な表情とセリフに注目。後にソンイがキム・ジュンに好意を抱くようになるとは想像も出来ない場面だ。

■第2話:過酷な尋問
キム・ジュンは僧籍も民籍も分からない偽の僧侶として拷問にかけられ、かつてチェ・チュンホンの屋敷から逃亡し、乱を起こした奴婢の息子、キム・ジュンだということが発覚してしまう。一方、実弟チェ・ヒャンの陰謀により今回の反乱の首謀者が義父のチョン将軍だと噂され、チェ・チュンホンの長男チェ・ウの立場は悪化していた。キム・ジュンは逃亡した証として額に烙印を押され、処刑されそうになるが、尋問場を訪れたチェ・ウの娘ソンイの口添えで減刑され、労役場送りとなる。同じく連行されたウォラも下女として都房(トバン)の厨房に送られ、厨房長の虐待を受ける辛い日々が始まっていた。奴隷として収容されたキム・ジュンは朦朧(もうろう)とした意識の中で 幼いころを回想し、僧侶となった日、武術を習う日々、ウォラとの幸せな日々を夢見る…。しかし目が覚めれば隣では息絶えた老人が横たわっていた。絶望するキム・ジュンだが、死んだ老人の衣服や靴を身にまとい、生き抜くための決心をする。そして、築城現場に連れて行かれる途中、ウォラと再会するが…。
真っ赤に焼けた烙印が目前に迫ってきても、ひるむことなく、じっと目を見開いたまま睨みつけているキム・ジュンの迫真の演技は見どころ。烙印を押そうとしている兵士の方がひるんでしまうくらいの目力だ。また奴婢出身の厨房長からひどい虐待を受け、恐怖に怯えて涙を流すウォラの演技に思わず胸が痛む。

■第3話:奴隷の日々
築城現場で奴隷として働かされるキム・ジュンは、監督官のチェ・ヤンベクらも奴隷の身分だったが、みな撃毬(キョック)で勝ち残って家臣に取り立てられたと聞かされる。
一方、チェ・チュンホンは長男のチェ・ウに、権力を掴むには強いところを見せろと言う。呼び戻されたチャン将軍がチェ・チュンホンの屋敷を訪れる。僧侶が起こした反乱の首謀者として「首を跳ねろ」との命令が下されるが、義父の命を助けたいチェ・ウの懇願により極刑はまぬがれる。そんな中、撃毬大会が近づき、チェ・ウとチェ・ヒャンの各陣営は奔走する。選手集めに苦労していたチェ・ウの家臣のソン・ギリュは、尋問場で不屈の精神を見せたキム・ジュンに白羽の矢を立てる。ソン・ギリュは、キム・ジュンに対し、撃毬への出場を勧め、最後まで生き残れば、望みをかなえてやると言う。自分が生き残るためには相手を殺さなければならない撃毬大会に出場することは仏の教えに背くとし、一度は断る。しかし築城現場で奴隷の死を前にしたキム・ジュンはウォラを助けるため、そして奴隷から脱出するために撃毬に出場する決心をする。
撃毬(キョック)は、馬上で杖匙と呼ばれる棒状の用具で球を打ち、毬問と呼ばれる相手のゴールに入れれば勝ちとなる競技で武芸の修練の一環として行われるものであるが、このドラマでは強い兵士の選抜手段であり、球を打つ前に相手を倒し、生き残らなければいけないという生死を賭けた戦いの手段として描かれている。他にも三国時代高麗時代のドラマでは、この撃毬がよく登場する。中でも第4代の光宗は特にこの競技を好んだようで、ドラマ「光宗大王」51話~60話あたりでは、反王族派に対抗する兵士を育成するための隠れ蓑とこの競技を効果的に描いている。

■第4話:撃毬(キョック)
撃毬(キョック)に出場する決心をしたキム・ジュンは、さっそくチェ・ヤンベクの下、翌日に控えた大会に向け、厳しい実践練習に臨む。ヤンベクもまた3年前の撃毬で最後まで生き残り、今の地位を気づいた元奴隷である。キム・ジュンが撃毬に志願したという話をチュンシムから聞いたソンイも自分が救った命を賭けてまでも志願する理由が気になる。一方10人中7、8人が死ぬという危険な撃毬にキム・ジュンが志願したと知ったウォラは、心配して密かに会いに来る。絶対に出場しないでくれと引き止めるウォラに、「自分はもう僧侶でなく奴隷だ、選択の余地はない」と固い決意を語るキム・ジュン。そこへ通りかかったソインも、楽な労役場に移すことを提案するが、「奴隷は持ち場は変わっても所詮奴隷だ、自分は男らしく生きたい」と語るのだった。
みなが見守る中、撃毬大会が始まり、初戦はチェ・ヒャン側の青組圧勝に終わる。
キム・ジュンを死なせたくなくて撃毬への出場を泣きながら必死に引き止めるウォラ。一方で一度は引き止めたが、キム・ジュンの強い意思に自分が拾った物(命)にむやみに死ぬ権利がない、必ず生き残れと応援を送るソンイ。身分の違うこの2人の女性とキム・ジュンとの今後の関係に注目!

■第5話:流血の勝利
初戦は赤軍の完敗だった。目の前で仲間が殺された衝撃も覚めぬまま、キム・ジュンが第二戦に出場する。キム・ジュンのことが気になり仕事が手につかないウォラも、ソンイの配慮により撃毬(キョック)を一緒に見るようになる。劣勢を跳ね返しながら活躍するキム・ジュンの闘志に会場は沸き立つが、キム・ジュンを見つめるソンイの姿に、母のチョン氏は不安を覚える。試合を見に来ていたスボムは、虫も殺せなかったムサン(=キム・ジュン)の変わりように心を痛めるが、いつか仏の道に戻ることを信じて止まない。孤軍奮闘するキム・ジュンの活躍により赤軍が第二戦を勝利するが、脚をひどく負傷し絶対安静を命じられる。満身創痍のキム・ジュンだが次の試合にも出場すると言い張る。そんな中、キム・ジュンのケガの様子が気になるソンイは、彼のために豪華な食事を用意し、キム・ジュンはソンイに試合に出場させてくれるよう直談判する
“相手を殺さなければ生き残れない”という言葉の意味が良く分かる撃毬の試合シーン。馬から振り落とされ、引きずられながらも不屈の精神で立ち上がり相手に向かっていくるキム・ジュンには惚れ惚れする。キム•ジュンは "殺せ"と叫ぶ群衆の中でも自分に大怪我を負わせた相手を殺すことはなかった。おそらく彼の中にまだ僧侶のムサンとしての血が流れているからであろう。

テレビ大阪「武神」番組サイト
 2021年9月1日スタート 月-金11:59-12:55
Youtube「武神」予告動画

kandoratop 【作品詳細】【「武神」を2倍楽しむ】