「ポッサム‐運命を盗む(原題)」第1-2話あらすじと見どころ:チョン・イル、一生の不覚!ラ・ミラン特別出演

2021年09月13日17時40分ドラマ
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KNTVにて9月10日(金曜夜8時~)から2話連続で日本初放送開始したチョン・イルとクォン・ユリ(少女時代)共演の「ポッサム‐運命を盗む(原題)」第1話と2話のあらすじと見どころ、豆知識をご紹介、KNTV「ポッサム-運命を盗む(原題)」スペシャルサイトではドラマの見どころやハイライト映像、相関図など公開している。

「ポッサム‐運命を盗む(原題)」朝鮮王朝第15代王・光海君の時代が舞台。寡婦を連れ去り再婚させる風習“ポッサム”をテーマに、男やもめと後家になった王女が、王宮に潜む陰謀を明らかにするため、夫婦を偽り共に生活するロマンス時代劇。

【「ポッサム~愛と運命を盗んだ男~」を2倍楽しむ】では、ドラマの時代背景や、ポッサムや寡婦について、メインキャストについて、全28話版のあらすじと見どころも紹介しているので、視聴の参考にどうぞ。



■キャストメインキャスト紹介
バウ役:チョン・イル
ファイン翁主スギョン役:クォン・ユリ(少女時代)
イ・デヨプ役:シン・ヒョンス
チャドル役:コ・ドンハ
イ・イチョム役:イ・ジェヨン
第15代王光海君役:キム・テウ
チュンべ役:イ・ジュニョク
チョ尚宮:シン・ドンミ
 ほか

ポッサム© MBN All rights reserved■第1話あらすじ
男手一つで7歳の息子チャドルを育てているバウは、生活のために兄貴分チュンべと寡婦を再婚させるポッサムなどを生業にしていた。ある日、馴染みの妓楼で成均館の儒生たちが喧嘩をはじめ、頼まれたバウは両班に成りすまして騒ぎを収拾し、居合わせたイ・デヨプと顔見知りになる。

※【翁主】翁主(オンジュ)は側室の産んだ王女、正室が産んだ王女は公主(コンジュ)。

ポッサム© MBN All rights reservedデヨプは大北派首長で左議政イ・イチョムの息子で、王・光海君の娘の翁主スギョンに想いを寄せていたが、兄との政略結婚でスギョンは義姉になってしまい、想いを胸に封じていた。だが兄が初夜の前に亡くなり、スギョンは婚家で疎まれ窮屈な生活を強いられていた。そんなある日、夫の命日に久しぶりに外出したスギョンは、市場で暴れるバウに出くわす。その後、寺を訪れた帰りにバウの寂しそうな姿を見かけ気になる。

※【左議政(チャイジョン)】最高権力者。今で言う総理大臣。
※【宣恵法(ソネポブ)】1608年光海君の即位年に大同法(国家財政の確保をはかるための税法)が宣恵法という名前で京畿道で施行され、それを管理するため宣恵庁と設置された。これにより両班たちによる中間搾取ができなくなるため、両班たちから大きな反発が起きた。【朝鮮王朝豆知識】「大同法」で詳しく解説している。


荒くれ者のバウだが、それには必ず理由があり、ポッサムするときにも、想いが通じ合った者同士を再婚させるという信念があったが、チュンべの強引な誘いに気の進まないポッサムを引き受ける。その夜、狙いの寡婦のポッサムに成功するが、見張りに阻まれひとまず家に匿うことに。翌日、ポッサムの依頼人が急死したことを知る。そんな中、息子チャドルが、興味津々でポッサムした寡婦の顔を見て仰天する。なんとその女性は…。

ポッサム© MBN All rights reserved■見どころ
冒頭、スギョンはどんな絵を描いているのか?白装束姿の美しいスギョンが、現状を憂いているだけの女性ではないことを示唆する絵なのでお見逃しなく。一方、両班の寡婦役で登場するのはラ・ミラン。本作の演出を手掛けたクォン・ソクジョン監督の作品「甘くない女たち~付岩洞の復讐者~」に出演した縁で特別出演(カメオ)した。チョン・イルとの笑えるやり取りもお見逃しなく。


荒くれ者バウが、両班に成りすまして雅に詩を詠み、笛を奏でる姿も必見だ。どんな格好をしても気品がだだ漏れするチョン・イルが、なぜバウ役にキャスティングされたのか?物語のあちらこちらでその理由を匂わせるシーンや台詞があるのでお見落としなく。

ポッサム© MBN All rights reserved笑顔が愛らしい口達者なチャドルを演じるのはコ・ドンハ。「ミッシング:彼らがいた」でコ・スが迷い込む村の少年役で出演している子役だ。このチャドルから、スギョンはバウの人となりや暮らしぶりをどう聞くのか?また、チョン・イルのモムチャン(鍛えた肉体)が露わになるシーンが登場するのも今回。本番がどうなったかも確認しよう。



ポッサム© MBN All rights reserved■第2話
本来連れてくるはずだった女性と間違えて翁主スギョンを誘拐してしまったバウ。非を認めるが、すでにイ・イチョムの屋敷ではスギョンがいなくなったことで大騒ぎ。世間に知られれば、家門に傷がつく。その時イチョムに参内せよという王命が届く。

※政敵である西人派や南人派については【党派の年表】で解説している。

王、光海君は、義母・仁穆(インモク)大妃の幽閉を解けという命令に従わないイチョムに苦言を呈するが、イチョムは頑として命令に従わない。西人派である大妃の父キム・ジェナムや息子の永昌大君まで処刑し、なおも大妃の処刑を言い張るイチョムに怒りを爆発させる光海君だが、イチョムは娘スギョンの舅。いったんは気を鎮め、スギョンの安否を尋ね、明日参内させるよう告げる。困ったイチョムは、光海君の側近・女官キム・ゲシと密会し、王がスギョンに会いたがっている理由を尋ねるが、ゲシは何かあると感づく。

※【廃母殺弟】義弟である永昌大君の処刑、義母である仁穆大妃の幽閉。こうした大北派による徹底した西人派排除対策が、後に光海君廃位の名分の一つとなる。詳しくは光海君紹介で。
※【金介屎(キム・ゲシ)】王の側近。光海君が登場する作品では欠かせない知恵者。作品によって描かれる役割が異なる。気になる方は光海君と金介屎の関係で確認できる。


ポッサム© MBN All rights reserved屋敷に戻ったイチョムは、スギョンがポッサムされた可能性があると知り、今日中に見つけだすよう命じる。その頃、スギョンにすっかり懐いたチャドルは、母が父の友人と駆け落ちしたことまでこっそり打ち明け、スギョンは逃げるチャンスはあったが、けなげなチャドルを放って置けず遊び相手をしてやる。一方、翁主の扱いに頭を痛めるバウは、スギョンを屋敷に戻そうとするが、屋敷では、夫の後を追って死んだ嫁スギョンを“烈女”として葬儀の準備までしていた。これを知ったスギョンは、父王の元に戻してほしいと懇願するが、バウは一蹴する。

※【烈女・烈女門】夫の後を追って自殺する寡婦を讃えて烈女と呼び、家や村の入り口に烈女門を建てた。詳しくは時代背景①で。

その頃、イチョムはスギョンの死を王に報告し、スギョンの母・昭儀(ソウィ)ユン氏は涙に暮れる。そして、スギョンの乳母チョ尚宮はイチョムの妹の海印堂(ヘインダン)イ氏に仕えることに。一方、バウは一度はスギョン殺害を考えるが、“イカれた女”として売り飛ばすことに。後を追いかけてきたチャドルの必死の願いを払いのけ、ならず者の元にスギョンを置いていくが…。

※【昭儀】側室の称号。昭儀は、側室として上から三番目の正二品。【朝鮮王朝豆知識】「宮女の身分」で詳しく解説している。

ポッサム© MBN All rights reservedスギョンの急死を奇別軍士の文書で知ったデヨプは屋敷に駆けつけ、スギョンの遺体を確認しようとするが、父イチョムに頬をぶたれて部屋から追い出され、高ぶる思いをスギョンの乳母チョ尚宮にぶつける。

※【奇別軍士】朝廷の消息を知らせる文書「朝報」が宮殿に掲示されると、各官庁の奇別書吏(気ビョルソリ)が筆写する。部署に戻って必要数を筆記複写し配達係「奇別軍士(キビョルグンサ)」が配達した。

スギョンを王宮に戻し、都を離れる決心をしたバウだが、イチョムの忠臣テチュル率いる兵士たちに見つかる。スギョンは、父イチョムが自分まで殺害しようとしていることを知る。兵士に見つかりそうになったその時…。

ポッサム© MBN All rights reserved■見どころ
どうやらバウは女性不信、それも特に美人を信じないようだ。これは逃げた妻のため?また、父王の元に返してというスギョンの頼みをバウはどんな言葉で一蹴するのか?今後バウの正体を知る重要な手掛かりとなる言葉なのでお聞き逃しなく。また、娘の遺体を確認したいというユン氏の願いを、イチョムはどんな言葉で思いとどまらせ、信じ込ませるのか?

スギョンが売り飛ばされるシーンで流れるのは、朝鮮の伝統的民俗芸能「パンソリ」の歌い手、ファン・エリが歌う「バウガ」という楽曲。「行くのですか?私を置いて行くのですか?」という歌詞がスギョンの叫びに重なる。ところでパンソリは庶民の芸能だが女性が歌うことが禁じられていた。そんな中女性の身でパンソリを唄ったチン・チェソンの実話をもとにした映画『花・香る歌』がある(スジ/miss A ×リュ・スンリョン×キム・ナムギル豪華競演)。なお、ドラマ音楽(OST)については別の機会で詳しく詳しく紹介する。

ラスト、窮地のスギョンを助けるのは誰なのか?その人物にスギョンが生きていること、窮地を教えるのは誰なのか?


「ポッサム‐運命を盗む」(原題)は、KNTVで毎週金曜午後8時より2話連続で放送される。

KNTV「ポッサム-運命を盗む(原題)」
 2022年2月28日-3月25日 月~金18:45-20:00 一挙放送
 2021年9月10日-11月12日 金20:00-22:30 2話連続、日本初放送
 (再放送)木11:30-14:00
KNTV「ポッサム-運命を盗む(原題)」スペシャルサイト



■視聴方法
KNTVはスカパー!、スカパー!プレミアムサービス、ひかりTV、J:COMほか各ケーブルテレビで視聴可能。

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kandoratop【作品詳細】【「ポッサム‐運命を盗む」を2倍楽しむ】