フィギュア・GP「スケートアメリカ」女子シングルは高得点続出!坂本花織4位、宮原知子7位、横井ゆは菜11位!

2021年10月25日10時52分スポーツ
@テレビ朝日

フィギュアスケートのグランプリシリーズ初戦「スケートアメリカ」の3日目が現地時間10月24日に開催された!女子シングル、アイスダンスの順位が確定し、坂本が4位、宮原、横井がSPから1位ずつ上げて、7位、11位でのフィニッシュとなった!7位までが総合で200点を超えるハイレベルな闘いとなった!10月25日深夜にテレビ朝日にてダイジェストで放送される!特設サイトには関連動画が公開されている。



グランプリシリーズの初戦が現地時間10月22日からアメリカラスベガスで開催され、3日目に女子シングルのフリー、アイスダンスのフリーが行われた。

女子シングルのショートでアレクサンドラ・トゥルソワが1位、2位にダリア・ウサチョワ、3位クセニア・シニツィナとロシア勢が上位を独占していて、フリーで各国の選手が巻き返せるかが注目点となった。結果、怪我でエテリ先生が欠場を勧めたというほど状態が悪かったはずのトゥルソワが完璧な演技で1位を守り、2位にウサチョワ、3位に韓国のユ・ヨンが入り込んだ。トゥルソワは4回転ルッツを決めると、他のジャンプも加点が付く美しいジャンプでまとめ異次元の強さを見せた。ウサチョワはスピンステップですべてにレベル4を出し、ジャンプもほぼノーミスかと思わせる好調さだったが、1つ3回転フリップでステップアウトしてしまった。しかし、今大会前まではワールド順位は36位だった選手であり、ロシア勢の選手層の厚さを見せつけられた。3位に入ったユ・ヨンは冒頭に3回転アクセルを決め、その後のジャンプも美しく決めショート5位から巻き返して表彰台をつかんだ。

日本勢も決して内容が悪かったわけではない。4位に食い込んだ坂本は1つのジャンプを除いて、美しく力強いジャンプを決め、高難度のプログラムを滑り切り、144.77の点数を出して、3位のユ・ヨンとは総合で1.04差と僅差での4位となった。SP8位だった宮原は磨きのかかった「トスカ」を披露した。ジャンプは回転不足となってしまうジャンプがいくつかあったものの転倒や抜けはなく、スピンステップは当然のレベル4で、最後、観客にスタンディングオベーションしてもらった。クイーンメドレーでフリーに臨んだ横井はジャンプは小さなミスがあったものの、会場が盛り上がるスケーティングで順位を一つ上げた。女子シングルは上位7人までが総合点で200点を超えるというハイレベルな闘いとなり、4回転、3回転半を飛ばない選手には厳しい時代であることが鮮明となる試合だった。

アイスダンスのフリーダンスでは、小松原美里&小松原尊が丁寧にSAYURIの世界感を出し、リズムダンスの7位から一つ順位をあげ6位となった。

なお、試合後に行われるエキシビションには、男子シングルの宇野昌磨、女子シングルの坂本花織、宮原知子が出場している。

■グランプリ初戦・アメリカ大会 地上波放送スケジュール
10月25日 深夜3:00~ 男女フリー

テレビ朝日フィギュアグランプリシリーズ特設サイト