NHK「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」第18話あらすじと見どころ:高句麗でついに内乱勃発|全22話

2022年03月05日09時55分ドラマ
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ピョンガン(キム・ソヒョン)の計略にハマったコ・ウォンピョ(イ・ヘヨン)父子が投獄され、コン(イ・ジフン)救出のためにモヨン(チェ・ユファ)が動き出す!NHKBSプレミアムにて日本初放送中のキム・ソヒョン×ナ・イヌ主演「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」、次週2022年3月6日(日)放送の第18話のネタバレあり/なしあらすじと見どころ、豆知識を紹介、番組サイトで予告動画とメインキャストのインタビュー映像など公開している。
<王女ピョンガン>の後は「七日の王妃」に決定!

※ドラマ本編[ステレオ2か国語(主:日本語吹き替え/副:韓国語)| 字幕放送有り]
※20話版を視聴してあらすじ紹介しているので、あらすじや見どころが前後している場合もあること、ご理解ください。



「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」は、三国時代の高句麗(コグリョ)を舞台に、国を守るために戦う王女と純朴な青年の真実の愛の物語。

全30話版のネタバレあらすじや、時代背景や、押さえておくべきキャストについては【「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」を2倍楽しむ】で詳しく解説している。ドラマの見どころは5つの見どころで詳しく紹介している。

■キャスト相関図
ピョンガン/ヨム・ガジン[カジン]:キム・ソヒョン(声:合田絵利)
オン・ダル[タル]:ナ・イヌ(声:三木眞一郎)
コ・ゴン[コン]:イ・ジフン(声:河西健吾)
へ・モヨン:チェ・ユファ(声:甲斐田裕子)
オン・ヒョプ:カン・ハヌル<特別出演>(声:阪口周平)
 ほか

■第18話あらすじ
王宮の門の前でピョンガン率いる官軍とコン率いる私兵が衝突。コンは捕らわれている父コ・ウォンピョを連れ帰ると言い張って攻撃を始めるが、そこへ討伐を終え戻ってきたタルが現われる。コ・ウォンピョとコンは投獄され、斬首刑に処されることが決まるが、モヨンがコンを救い出すために動き出す。タルはピョンガンのため戦に明け暮れていた。そんなとき、タルを心配した養母のサ氏夫人が都にやってくる。

■以下、第18話ネタバレ
ウォンピョ逮捕の知らせにコンは灌奴(クァンノ)部と消奴(ソノ)部へ武装を指示し、桂婁(ケル)部と消奴部の私兵を率いて王宮へ向かい、門の前でピョンガン率いる官軍と衝突。遅れて駆け付けた灌奴部が官軍側についたことで、裏切りを知る。全てがピョンガンの計略だと知った父ウォンピョは負けを認めるが、コンは攻撃を始める。そこへ討伐を終え戻ってきたタルが現われ、コンも父と共に投獄される。桂婁部を残すため降伏したと言う父に「生まれは決められなくとも死に場所は自分で決めます」と、あきらめない姿勢を示すコン。

コンが投獄されたことを知ったへ・モヨンは彼を助けるために、新羅の真興王に高句麗内乱の報告をし、養父ヘ・ジウォルを新羅へ逃がす。真興王は、阿旦山城を取り戻す絶好の機会と、高句麗への挙兵を命じ、へ・ジウォルには新羅での経済を任せ、高句麗が滅びれば財と共に故郷に返してやると約束する。一方、天誅房の頭ジュンソの元へ向かったモヨンは、あと2日で薬の毒が回って死ぬことになると脅し、解毒剤と引き換えに、コンたちを脱獄させるよう取引を持ち掛ける。その頃、王族の血筋である桂婁部の扱いに王は頭を痛めていた。
アチャサン画像:峨嵯山(KOREA Tripより)※阿旦山城(アダンサンソン):ソウル特別市と京畿道九里市にまたがる峨嵯山(アチャサン)にあった山城。阿旦城(アタンソン)、阿且城(アチャソン)、長漢城(チャンハンソン)、広壮城(クァンジャンソン)などとも呼ばれていた。対高句麗防衛の為に百済が作ったと推定され、その後高句麗、新羅と主が代わっていった。現在も初日の出スポットとして人気の峨嵯山では、百済、新羅、高句麗が漢江を中心に攻防を繰り返していた痕跡を垣間見ることができる。2018年バラエティバングの罰ゲームでBTSのRMとVが上ったことでもK-POPファンの間で有名。

討伐から戻ったタルを入浴させるピョンガン。血まみれで傷だらけの体に触れようとするピョンガンの手を止めるタル。タルの心の悲鳴を聞いたピョンガンは、涙を流して私が悪かったと、謝る。タルも涙を流し、「謝るな。 俺はお前が行けといえば行く、止まれといえば止まる」と答え、悲しい口づけをする。

ピョンガンは王族側についたチン王妃を王宮に呼び戻す。罠にハメたと恨みを言うチン王妃に、ウォンピョと同様投獄されたくなければ何も口外しないようにと釘を刺す。さらに平原王から、コ親子の斬首刑が決まったと聞いたチン妃が恐れおののくのを見て、薄ら笑いを浮かべるピョンガン。

不吉な夢が続き、タルを心配した養母サ氏夫人が都にやってくる。養母と再会したタルはこらえきれず涙を流して養母を抱きしめる。王宮に案内されたサ氏夫人はピョンガンの鎧に触れ、大変な事態になっていたことを改めて感じとり、優しいタルを心配する。その後、王に謁見したサ氏夫人はタルの手柄を聞き、褒美の代わりにタルを山に戻してほしいと願う。勝手な願いをした養母に怒りをぶつけるタルはその場を立ち去る。咳き込み吐血したサ氏夫人は、亡きオン将軍と何があってもタルを守ると言った約束を守ることができないので、ピョンガンがタルを守ってほしいと頼む。

一方、都を離れる決心をしたタラ・ジンを天誅房が連れ去る。頭のジュンソは今夜、王を殺害すると教え、天誅房を継ぐよう言うが、チンはこれを断る。チンが拉致される現場を目撃していたタルが救出に向かう。王襲撃の話を聞き、彼女に消奴部に知らせるよう指示し、王宮に戻ってピョンガンに知らせる。その頃、ジュンソは密かに集めた刺客たちと王宮に潜入し、モヨンは獄中のコンの元へ。モヨンが新羅の間者で、彼女のためにコンがサンチョルを殺害させたことも知っていたウォンピョは、モヨンに剣を突き付けるが、天誅房が侵入していると聞き、王暗殺を優先する。コンを便殿に向かわせたウォンピョはチン王妃の元へ。なぜ裏切ったのか!と剣を振り上げたウォンピョに、チン王妃は、王女に騙された。自分を殺して王子を助けて欲しいと、涙する。お前を永遠に許すつもりはないと、言い捨てて立ち去るウォンピョ。

その頃、サ氏夫人を秘密の通路に匿まったタルはピョンガンと共に戦火の王宮に戻る。ウォン太子と共に便殿にいた王は、太子を逃がしてジュンソと戦う。腕を斬られジュンソの剣が振り下ろされようとしたとき、ウォン太子の矢がジュンソの胸を射抜き、タルと共に駆け付けたピョンガンがとどめを刺す。便殿を出たところでコンが待ち受けていた。ピョンガンに王を任せてタルとコンが一騎打ち。ところが、ピョンガンたちの前にウォンピョが立ちふさがる。ピョンガンは太子に父王を任せウォンピョと死闘を繰り広げ、ついにウォンピョの命を絶つ。一方、タルはあと一歩のところで邪魔が入り、コンを逃がしてしまう。父が討たれたと聞いたコンが駆け付ける。「俺が死んでもこの戦いは終わらない。 止まらず戦え ! 」と言い遺したウォンピョは、息子の腕の中で息を引き取る。

タラ・ジンが消奴部と絶奴部の兵を引き連れ駆け付けたことで、逆賊たちの鎮圧に成功し、ピョンガンもタルの無事を喜ぶ。ところが仇を討つために木蓮堂にやってきたコンが、秘密の通路に気づき…。

■見どころ
鬼の形相で駆け付けたタル。喜ぶべき夫タルの帰還にピョンガンの表情は暗い。タルの心が壊れ始めていることに気づいたのだろう。血の匂いが染みついたタルを入浴させるシーンで、血まみれの体に触れさせないタルが悲しく、自分のせいだと苦しむピョンガンを見るのが辛い。そんなタルに、ウォン太子が100人以上の逆徒を殺害した気分を聞く。ここでタルの心がまた悲鳴を上げる。その瞬間、タルはどうするのか?そして皮肉にも、ここでタルが示した“人を殺害する心構え”のおかげで、ウォン太子が父王を救うことができる。

タルとコン、ピョンガンとウォンピョ。今回は2組の死闘が見られるが、特にウォンピョにとどめを刺すピョンガンの剣捌きがお見事。本格アクションに初めて取り組んだキム・ソヒョンの努力の跡が見て取れる。

ウォンピョの人間らしい感情が見られるのが今回。チン王妃の欲深さを許してきた彼が、自分の言葉よりピョンガンの言葉を信じたことに怒ったり、瀕死の状態で「無事か?それならいい」と初めて父としてコンに優しい言葉をかける。これまでどこか互いに腹の探り合いをしていた父子の心がやっと通じ合う瞬間だ。

NHK「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」番組サイト
 2021年10月31日 日曜21:00~22:00 日本初放送

kandoratop【作品詳細】【「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」を2倍楽しむ】