ロウン×キム・ヒソン主演 Netflix「明日」第1−2話あらすじ:天然でお茶目なロウンが死神として就職!

2022年04月03日14時00分ドラマ
Netflixシリーズ『明日』4月1日(金)より独占配信

SF9のロウンとキム・ヒソンが死神に扮するファンタジー「明日」(全16話)が4月1日からMBC金土ドラマとして放送されNetflixでも同日から配信開始した。気になる第1−2話のあらすじと見どころを見てみよう。
Netflixオリジナル韓国ドラマ一覧2022年韓流作品一覧



「明日」(全16話)はあの世のエリート企業「走馬灯」危機管理チームのミスで死者でも生者でもない半人半魂になってしまった主人公ジュヌン(ロウン)が昏睡状態に陥っている間、6ヶ月限定で死神としてチーム長のク・リョン(キム・ヒソン)らと共に「人を救う死神」として自殺者を救っていくファンタジードラマだ。
【「明日」を2倍楽しむ】では、各話の詳しいあらすじや見どころ、キャストの魅力などまとめて紹介している。

Netflixで公開されている日本版の予告映像も合わせて観て頂くと作品の雰囲気が掴めるはずだ。


■第1話「落花1」
あの世の独占企業「走馬灯」で二人しかいない危機管理チームのチーム長を務めるリョン(キム・ヒソン)はイム代理ことリュング(ユン・ジオン)と共に、自殺率や人口減少率が高い韓国の自殺者を減らす為にあの世とこの世を行き来していた。

実直だが天然でお調子者のジュヌン(ロウン)は経験や資格など就職に役立つ経歴を兼ね揃えていたがそれでもなかなか合格をもらえず、最終面接まで残った会社も落とされやけ酒し、帰り道に橋の上から飛び込もうとする路上生活者を見て止めに入る。そこに現れたリョンとリュングは邪魔をするなと言ってジュヌンを引き止めるが、隙を見て川に飛び込もうとした男性と共に漢江に転落し、昏睡状態になってしまう。

この事件が「走馬灯」内部では危機管理チームのミスとして処理され、魂となったジュヌンはリョンと共にあの世にある「走馬灯」本部に向かう。まるで未来のような「走馬灯」の社内に不思議がり興奮するジュヌンの前に現れた会長の玉皇大帝(キム・ヘスク)はミスのお詫びに「走馬灯」で働いて6ヶ月で昏睡状態から目覚めて就職を有利にするスーパーパスをもらうか、このまま運命通りに3年間昏睡状態で居続けるかの選択を迫る。

その頃、ミスの責任を問われたリョンは会長から次にミスしたら解散と最終通告をされてしまい、人員不足だと反論したせいでジュヌンをあてがわれてしまう。そこに新たな自殺危険名簿のアラートが鳴り、放送作家ウンビ(チョ・イン)のもとに向かった危機管理チームはウンビが抱える過去を見る為に「走馬灯」に記憶のキーを申請し、リョンとジュヌンがウンビの記憶の中に入り込むのだが…。

■第1話見どころ
「この作品のテーマには自殺が含まれます。悩みを抱えている方は下記のアドレスまで」という注意書きから始まるこのドラマ。重苦しいドラマかと思いきや、本編が始まると衣装から舞台までスタイリッシュに描かれ、登場人物の掛け合いも非常にコミカルに描かれている。中でも目を引くのはあの世にある「走馬灯」の社内だ。寂れた商店街にある葬儀社の隠し部屋にある棺から洞窟を抜けて辿り着けるその場所は白を基調にした近未来的な超高層ビルで、黒のスーツを身にまとった社員が行き交っていて米国映画『ネバーエンディング・ストーリー」に登場する世界ファンタージェンような幻想的な印象だ。演技面でもロウンやユン・ジオン、更にはキム・ヘスクまでが指ハートを見せるシーンが登場し微笑ましい。

「トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜」「ブラック〜恋する死神〜」や死後の世界を描いた「ホテル・デルーナ〜月明かりの恋人〜」など死神が登場する作品は他にもあるが、本作では危機管理、海外営業、技術支援、引導管理、名簿管理などのチームに分かれた大企業として描かれ、地獄出身のリョンを他のチーム長が見下している様子や、リュングが定時になったらきっぱり退勤する様子など、現実の会社のように描かれているのが面白い。そんな中でもピンクの髪に多くのピアスをつけ、赤いスーツやヒョウ柄をあしらった死神とは思えないガールクラッシュなキム・ヒソンやあの世のトップに君臨するキム・ヘスクが今後どんなスタイリッシュなファッションを見せてくれるのかにも期待が持てる。

また昏睡状態に陥り魂となってしまったジュヌンがリョンが肉体を与えられ、全裸状態になるシーンでは「恋慕」でも披露されたロウンの見事な上半身ヌードが拝めるサービスシーンも登場する。

■第2話「落花2」
記憶の世界の住人に気づかれると記憶の中に閉じ込められると忠告されたジュヌンだが、いじめを痛烈に批判する人気ウェブ漫画の作者ヘウォン(キム・チェウン)からいじめを受けていたウンビを黙って見ていられず記憶の世界に介入してしまう。崩れかける世界から何とか脱出を果たし、警告を無視したジュヌンはリョンから責められるが、加害者が成功して被害者が耐え続けている現状に納得が行かないジュヌンは怒りが収まらない。

インタビュアーが過去にいじめていたウンビだと気付いたヘウォンは再びウンビを苦しめ始め、耐えきれずに屋上から飛び降りようとしたウンビをリョンが強い言葉で諭す。リョンが死神だと知り驚きで足を踏み外しリョンによって救われたウンビだが、自殺の危険度に関連するネガティブ度数は下がらなかった。「今回も失敗か」と思われた時にジュヌンが連れてきたのはウンビが学生の頃から隙だったコメディアンのチョン・ジュナ(特別出演)だった。

ジュヌン達を残してどこかに向かうリョン。彼女はウンビをいじめていたヘウォンや友人を懲らしめ、リョンの言葉に勇気づけられたウンビの告発もありヘウォンの学内暴力事件が世間に広まっていく。

「走馬灯」で社員として働く決心をしたジュヌンは危機管理チームではなく映像管理チームを選び才能を発揮するが、上司達の自殺者を見下すような発言に反発して機会を逃してしまい、他のチーム長も引き抜きを拒む中、リョンがジュヌンを引き取ると言い出す…。

■第2話見どころ
2話に渡った落花編ではいじめというセンシティブな題材が取り入れられ、最後には被害者が生きる強さを得て、加害者が罰されるという痛快な勧善懲悪が描かれる一方で、リョンが会わなければいけない「あの人」や地獄を彷徨っていたリョンが会長と交わした約束など今後のストーリーの伏線がいくつか登場した。中でもリョンの右手に巻かれた「赤い糸」は作中では今のところ言及されていないもののオープニング映像でも象徴的に使われ、彼女の過去や運命に関連しているのではないだろうかと推測される。

第1話では「ミスター・サンシャイン」のペ・ジョンナム、第2話では人気コメディアンのチョン・ジュナが特別出演し、両者とも本編の最後に加えられるエピローグで重要な役割を担った。中でも前者は完全にエピローグのシーンにしか登場せず非常に豪華なキャスティングだと言える。また、第1話で登場し、イ・スヒョク演じるパク・ジュンギルにあの世に連行される暴力団組長の名前が本作の演出家のソン・チウクになっているところにもユーモアが込められている。

自殺率の高い韓国で自殺原因に挙げられるのは借金、倒産、受験、家庭の不和、過酷な労働環境など多岐に渡る。今後どのようなストーリーが展開していくのかにも注目したい。

「明日」は2022年4月1日から金土ドラマとしてMBCで21時50分から放送され、毎週土曜日と日曜日に新しいエピソードがNetflixで配信される予定だ。

■スタッフ
演出:キム・テユン、ソン・チウク
脚本:パク・ラン、パク・ジャギョン、キム・ユジン
原題:내일

■キャスト
ク・リョン役:キム・ヒソン
チェ・ジュヌン役:ロウン(SF9)
パク・ジュンギル役:イ・スヒョク
イム・リュング役:ユン・ジオン
オクファン役:キム・ヘスク
チャン・ジェヒ役:キム・ヌリ
チョン・スイン役:ムン・ソユン
ほか

■配信予定
配信開始:2022年4月1日
エピソード数;全16話

予告動画(Youtube)
MBC番組公式ページ
Netflix作品ページ

kandoratop【作品詳細】【「明日」を2倍楽しむ】