テレビ東京「風と雲と雨」(全28話版)第3-4話あらすじ:愛する人の裏切りと虎の目を持つ男

2022年05月04日08時30分 
(2023年04月04日19時56分 更新)
ドラマ
© 2020 TV Chosun

チョンジュンとボンリョンの婚姻はキム一族の財宝を奪い返すためのジャグンの策略だった!テレビ東京にて地上波放送のパク・シフ主演「風と雲と雨」(全28話)5月5日(木)・6日(金)第3話と第4話のネタバレあらすじと見どころ、写真、豆知識をご紹介、DVDも発売中で公式サイト、Youtubeにて予告動画が視聴できる。



「風と雲と雨」は朝鮮最高の観相師と神力を持つ王女、運命に翻弄される愛の行方とキングメーカーたちの王位争奪戦を描くアクション・ロマンス時代劇。【「風と雲と雨」2倍楽しむ】では、2020年に行われたイベントレポート、スペシャル映像、インタビュー映像、各話のあらすじと見どころなどまとめて紹介している。
※当時の時代背景については歴史:哲宗(チョルジョン)、朝鮮最後の王位争奪戦で解説。

※以下、オリジナル全21話版で視聴しているために、カットされた部分やあらすじが前後することもあることご理解ください。また詳しいあらすじを知りたくない方は、見どころと※豆知識をご覧になってあらすじは確認用としてご利用ください。

■キャスト
チェ・チョンジュン役:パク・シフ
ポンリョン(ポンリョン)役:コ・ソンヒ
興宣大院/イ・ハウン役:チョン・グァンリョル
チェ・インギュ役:ソンヒョク
 ほか

風と雲と雨© 2020 TV Chosun■第3話あらすじ
部下を引き連れたチョンジュン(パク・シフ)は、船の積み荷を補完する倉庫に火薬と油が撒かれているのを発見し、火矢を防ぎ危機一髪で爆発を防ぐ。犯人は自死するも一応の事件収束かと思えたが、これは、チョンジュンと警護の兵を倉庫に出動させて、財宝を回収し、船に爆薬を仕掛けるビョンウン(キム・スンウ)の計略だった。

祝言当日、両想いのチョンジュンとボンリョン(コ・ソンヒ)が笑顔で挙式に臨む一方で、インギュ(ソンヒョク)はボンリョンが翁主だと知り驚く。

ところが婚礼の儀の最中に財宝を積んだ船が爆破され、チェ・ギョン(キム・ミョンス)が爆薬を船に積んだ首謀者とみなされる。チョンジュンは船の爆破未遂があったこと、爆薬と自決した犯人がキム・ビョンウン(キム・スンス)の護衛兵だったと訴えるが、ビョンウンはチョンジュンを父ギョンと共犯して謀反を起こそうとした犯人として投獄する。

権力者ビョンウンに取り入りたいインギュ(ソンヒョク)は、朝廷から事件を調査するチャメク官がやってくるので、県監であるチェ・ギョンが死なない限りビョンウンが不利だと説明し、自分がその役目を負うと命がけの取引を持ち掛ける。一方、ボンリョンの手引きによって脱獄に成功したチョンジュンは、父ギョンの味方である調査官が都からやってくると聞かされる。だがキム・ビョンウンの犯行を証明する手立てがない。ボンリョンは翁主である自分が証人になるとチョンジュンを励ます。
※翁主慈駕(옹주자가=オンジュチャガ):“オンジュ(翁主)”は側室の産んだ王女で、“コンジュ(公主)”は正室が産んだ王女。“チャガ”は姫(公主・翁主)を呼ぶときに家族や親しい人たちが会話の中で使った。

王命を受けて調査にやってきたのは興宣君イ・ハウン(チョン・グァンリョル)。ボンリョンは興宣君に面談を求めるがその席にはビョンウンもいた。そこに父の濡れ衣を晴らそうとするチョンジュンが乗り込むが、キム一族による犯行の証人となるはずのボンリョンが突如証言を覆し、チェ・ギョンとチョンジュンが船に爆薬を積んだと証言する。

風と雲と雨© 2020 TV Chosun逃げ延びたチョンジュンは、罪人として護送される父を騒乱のどさくさにまぎれて救出するが、ここで逃げてが本当の罪人になるからと父は逃げることを拒絶し「決して仇討ちはするな、隠れて暮らせ」と告げ、インギュの手によって殺されてしまう。

実はボンリョンは母親をだしに脅迫されており、ビョンウンの指示通りによりチョンジュンを裏切ることになってしまったのだ。それでもチョンジュンの命だけは助けてくれとビョンウンに懇願し、さらに自身は肩に烙印を焼き付けられ、大きな火傷を負っていた。逃れられない身となってしまったボンリョンだが、チョンジュンが生きてさえいてくればいいとその状況を甘んじて受け入れる覚悟だった。一方、父の死、そして最愛の人の裏切りに苦しむチョンジュンは山水道人(チョ・ヨンジン)の元で観相師として修行を積むことになる。
※刺字(チャジュ)刑:ボンリョンの体に烙印を焼きつけられたのは、罪人の体に罪名を刻む刑罰。

チョンジュンは師匠である山水道人に「お前はボンリョンによって死ぬ運命だったが生き延びたことで未来が変わった。自身の運命は自身で切り開け」と『絶処の道』を綴った書『命理秘訣』を胸に、都へ向かう。

病弱な王・哲宗(チョン・ウク)が病に倒れチョ大妃はこれを秘密にするが、朝廷を牛耳る領議政キム・ジャグン(チャ・グァンス)の耳にはすぐに届く。ビョンウンの命で父王の死期を見定めるよう言われたボンリョンが王を見舞う。チョ大妃(キム・ボヨン)はそんなボンリョンにキム一族にどれほどの恩義があろうと、自分は王族だということを決して忘れるなと忠告する。その一方でボンリョンは行方知れずの母バンタルを捜し続けていた。
※領議政:最高官職で日本の首相に当たる。

■見どころ
インギュが抱える、優秀なチョンジュンへの強烈な劣等感や、インギュの父がチョンジュンの父により、民から搾り取った金で私腹を肥やし、金で鎮使という官職を得た罪を問われ、財産没収とされていたことなど、インジュのチョンジュンを逆恨みする理由が回想シーンで明らかになる。

ビョンウンはチョンジュン親子だけでなく、ボンリョンまで利用し服従の刻印までつける卑劣な手段に出ていた。本当の理由を話せないボンリョンがあまりにも気の毒だ。チョンジュンが真実を知る日は来るのか?

風と雲と雨4© 2020 TV Chosun■第4話
チョンジュンは、自分を救うためにボンリョンが体にキム氏一門のものだという烙印を焼きつけられたことを知らない。そんなボンリョンは母を行方を捜していたが、いまだに行方知れず。一方、修行を終えて都にやってきたチョンジュンは、壮洞(チャンドン)キム氏一族に痛めつけられているところを助けたパルヨン(チョ・ボクレ)と再会する。自身の腕を試そうと考えたチョンジュンは評判の占い師を訪れるが、彼がインチキであることを見抜く。
※酒房(チュバン):酒や料理を振舞い宿泊もできる施設。 ※シッケ:米を使った韓国伝統の飲み物。 ※酒母 (チュモ) :女将。

その後、パルヨンに連れられて訪れた賭場で博打に興じる興宣君イ・ハウン(チョン・グァンリョル)を見かけたチョンジュンは、不法賭博の取り締まりで捕まりそうになった興宣君を助ける。興宣君はかつてチョンジュンの父が濡れ衣を着せられた船の爆破事件で、ボンリョンがチョンジュンを裏切って偽りの証言をした際の調査官であった。しかしチョンジュンには気づいていない様子のためチョンジュンはとっさに偽名チェ・ムミョンを名乗り、また「虎の相がある」と告げその場を去る。なお、この時実は賭場にインギュも居合わせていた。ビョンウンの命令で興宣君を監視していたのだが、チョンジュンらしき人物を見かけインギュは驚きや不安の表情を隠しきれないでいた。

哲宗は病身の身をおしてキム・ジャグンの頼みの書を認めていた。哲宗に呼び出されて参内した興宣君は、ジャグンが国王の書まで金儲けの手段に使おうとしていることに憤りを覚える。別の日には、キム・ジャグンの妾ナハプが一族の繁栄を願う儀式を行い大量の米や大金を池に投げ込む。多くの飢える民が恨めしそうにその様子を見つめる中にチョンジュンもいた。そんな中、インチキ占い師が投げ込まれた金を狙って池に飛び込み、溺れて役人に捕まってしまうが、チョンジュンに助けられる。

哲宗の病状が悪化し、世継ぎのない王の後継争いが激化する中、ボンリョンは次期国王の人材を探すことになる。しかし王族の子供達の顔を一人一人見ていくも該当者はおらず…。そんな中、ジャヨンという貧しい少女を見かけ、少女にその素質があることを見抜き密かにジャヨン(パク・ジョンヨン)のことを調べ始める。

一方、インチキ占いを見抜き命まで救った英雄、チェ導師としてチョンジュンは一躍有名人となる。後日、興宣君が自身を占ってほしいとチョンジュンを訪ねてくる。チョンジュンは早速差し出された四柱を見てみるが、実は別人のものであり試されていると気づく。そこでチョンジュンは四柱が他人のものだときっぱりと言い放ち、自身の実力を示す。興宣君は意味深な言葉を遺して立ち去る。

その頃、ボンリョンの元には小鳥の贈り物を持ってインギュが訪ねていた。ボンリョンに冷たくあしらわれたインギュは高圧的な態度で「ボンリョンを誰にも渡さない」と言い、ボンリョンも「どんなことがあってもインギュの物だけにはならない」と言い返す。

チョンジュンは占いの腕を買われて朝廷の要人に月成楼という遊郭へ呼ばれるが、そこで偶然、妓生に変装したボンリョンと再会する。

■見どころ
苦しい展開が続く中でチョンジュン(パク・シフ)のアクションにスカッとさせられる。チョンジュンとパルヨンは相当縁があるのか、しょっちゅう遭遇する。アクションも凄いが占いの腕も確かなチョンジュン。インチキ占い師をに“水難の相”を占い、見事的中する。

今回は、酒房でチョンジュンのお金を盗もうとしたパルヨンを許してやったり、インチキ占い師を助けてやったりとチョンジュンの人に対しての優しさを感じさせるエピソードも描かれるが、そんな優しい心の持ち主だからこそ、最愛のボンリョンの裏切り行為によってどれだけ傷ついたであろうか…。ボンリョンの裏切りは自身の母のため、またチョンジュンの命を助けるため自身にとって最善の行為であったが、それを知らないチョンジュンは修行中も「なぜあの時ボンリョンは自分を裏切ったのか」と、一瞬たりとも忘れることはできなかったようだ。

興宣君を演じるチョン・グァンリョルが賭場にいるシーンを見て、チャン・グンソク主演の「テバク ~運命の瞬間(とき)~】(全24話)ドラマ紹介」を思い出した方も多いのでは?すっかり落ちぶれてしまった興宣君はどんな目的でチョンジュンを訪ねてくるのか?この場面、静かながらも緊張感漂う駆け引きに注目だ。今後何かが動きだすような、2人の関係の変化を予感させるシーンだ。

原題:바람과 구름과 비

「風と雲と雨」
DVD-SET1~3発売中
各14,740 円(税抜13,400 円)
※DVD 好評レンタル中
発売・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
© 2020 TV Chosun

テレビ東京「風と雲と雨」番組公式サイト
 2022年5月3日スタート 月~金8:15-9:11
「風と雲と雨」公式サイト
Youtube「風と雲と雨」予告動画

kandoratop【作品詳細】【「風と雲と雨」を2倍楽しむ】