NHK「正直不動産」第10話でみせた山下智久と市原隼人の絶妙なバディ感が話題に!【最終回ネタバレ】

2022年06月08日11時41分ドラマ
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ドラマ10「正直不動産」第10話でついに永瀬(山下智久)が“真の正直不動産屋”に!最終話のネタバレあらすじとみどころを紹介、6月14日(火)夜10時より特別番組「正直不動産 感謝祭」が放送される。番組公式サイトでスペシャル動画公開、最新話はNHKプラスで配信中。

「正直不動産」は、現在も人気連載中の原作を、「ハコヅメ」の脚本家・根本ノンジが、目からウロコの不動産知識とともに、取引の裏事情や人間模様を描きだす、大胆かつユーモラスなお仕事コメディーだ。作品詳細 



6月7日に放送される最終回の第10話で、登坂不動産のピンチを救いたいという永瀬(山下智久)の願いが神様に届き、「正直の呪い」が解除された。再びウソがつけるようになった永瀬は“ウソまみれ”の営業テクニックで成績をぐんぐん伸ばすが、仕事に面白味を感じなくなってしまう。月下や榎本から非難されるまでもなく、「正直」な営業こそが仕事のやりがいや達成感をもたらすのだと気づいてからだ。

結果、ミネルヴァ不動産との顧客取り合いでは「正直」な姿勢を貫き、「住む人の利便性と如いてはオーナーのためにも管理委託費を下げることはできない」と本音を語り、山崎努演じる和菓子職人・石田努の後押しもあって、契約続行に結びつけることができた。

そして、今回も元同僚・桐山(市原隼人)が大活躍。またも桐山に助けられた永瀬が「自分は同じところをグルグル回っている」と弱音を吐露すると、桐山は「それが螺旋階段だったらちょっとずつ上がっているんじゃないですか」と励ました。そんな桐山を「お前、かわいいいやつだな。遠回しに俺のこと慰めてくれたんだろ?」と永瀬がからかうと、「やっぱりあんたは正直すぎて大嫌いだ」と桐山は背を向け微笑みながら去っていった。視聴者からはそんな二人のやりとりやバディ感が最高との声があがっている。

今回は登坂不動産の勝利で終わったが、登坂と鵤の双方を愛するマダムの後ろ盾や、花澤(倉科カナ)が残留したこともあり、ミネルヴァが敗退のまま終わったわけではない。さらに、正直すぎることでフラれてしまった榎本(泉里香)と永瀬の恋愛事情、営業成績一位になった月下のその後も気にかかる。「正直不動産」に教えてもらいたい不動産事情はまだまだ沢山あり、個性豊かな登場人物たちが次なるステップで活躍するシーズン2への期待が高まる。

最終話放送翌週の6月14日夜10時より、ドラマの舞台裏・魅力を、出演者・制作者が語り尽くす特別番組「正直不動産 感謝祭」が放送される。出演者や制作者が再び結集し、撮影の裏話や、好きな場面・セリフについて語り合いながら、45分間「正直不動産」を楽しく振り返ることができるので、お見逃しなく。

■「正直不動産」3度目の連続再放送決定!
再放送日程
▼第7話 6月12日(日) 午前2:58~3:43(土曜深夜)
▼第8話 6月13日(月) 午前2:57~3:42(日曜深夜)
▼第9話 6月14日(火) 午前2:15~3:00(月曜深夜)
▼最終話 6月14日(火) 午前3:00~3:45(月曜深夜)

※再放送から1週間、NHKプラスで見放題に。14日夜~19日夜まで、ドラマの最終章〔第7話~最終話〕+感謝祭特番が視聴可能。
※「NHKオンデマンド」では、全話視聴できる。

■前回:第10話「正直不動産、誕生!」ネタバレあらすじ
登坂不動産の主要収入源である管理物件を奪い取る秘策で、ミネルヴァ不動産は本気で潰しにかかってきた。花澤(倉科カナ)が通常は5%の管理委託料を2%に下げたため、オーナーが次々に鞍替えしていた。鵤社長(高橋克典)はこれから登坂に全面戦争を仕掛けると意気込む。

登坂社長(草刈正雄)は社員に頭を下げ、「この危機を乗り越えるため、力を貸してくれ」と頼む。永瀬(山下智久)は「任せてください。僕たちが登坂不動産を守ります」と誓う。

現状を打開するため、永瀬と月下(福原遥)が町の長老宅を訪問すると、甥の平尾晴哉(星田英利)が対応に現れ、一昨日亡くなったと話す。長老の家を相続することになった平尾は、早々に駆けつけたミネルヴァの西岡(伊藤あさひ)と、サブリース契約を結んでいた。手数料が相場より高額なことや、簡単には解約できないことを巧みに契約書に入れられており、平尾が夢想するような莫大な不老収益は望めないことは隠されていた。

さらに、平尾の土地から縄文土器片が見つかった。土器などが発掘された場合、文化財保護法により教育委員会に届け出しなければいけないうえ、文化財と認められた場合は、長期にわたる発掘作業が行われ、その費用は持ち主の負担となってしまう。それを知った平尾はこのままでは、ローンが支払えないと苦悩する。

いつの間にか毎日永瀬の家で手料理をふるまうようになった榎本(泉里香)は、「結婚を前提に交際」の返事を求めが、永瀬は、じっくり考えて返事すると答える。さらに榎本が、月下とのことを問い詰めると、永瀬はただの後輩だと断言する。そんな永瀬の目を覗き込んだ榎本は、彼がウソをついていないと確信する。

あいかわらず「正直の呪い」で嘘がつけない永瀬は、営業成績があがらず苦戦する。ウソさえつければ会社を救うことができる…永瀬は神社にお参りし、祠と石碑を壊したことを謝罪し、会社のピンチを救うため元に戻してほしいと願う。すると、永瀬に突風がふきつけ…。不倫がバレて家を追い出されたと嘆く大河部長(長谷川忍)相手に、ペラペラとウソがつけるようになっているのに気がつく。

それから、ウソつき営業でどんどん成績を上げていった永瀬を、月下は心配そうに見つめていた。永瀬は榎本を呼び出し、結婚をするつもりもないのに、結婚を前提に付き合おうと口説く。ところが、榎本は誠意を感じない永瀬のウソを見抜き、「私は永瀬さんの正直なところが好きだった」と怒らせてしまう。月下にも「今の先輩は尊敬できない」と言われてしまい、営業成績が上がっていても、永瀬はなぜかうれしくない。

そんな中、マンションオーナーの藤堂(でんでん)が全40戸の管理業務をミネルヴァに任せたいと言い出した。ウソがつける今なら藤堂を言いくるめる自信がある。永瀬が藤堂邸を訪れると、花澤(倉科カナ)もそこにいた。

登坂の管理委託料は5%、ミネルヴァは2%で提示している。ミネルヴァより低い1.5%を提示したらコスト割れで十分なサービスができない。後から広告費など別の名目で費用をのせれしていけばいい…。永瀬は藤堂に管理委託費を1.5%にすると言おうとしたが…、榎本や月下に言われた言葉を思い起す。

永瀬は、自分は1.5%を提示しようとしたが、それでは清掃やクレーム対応が雑になり、マンション住民が快適に暮らせなくなる。住む人のため、如いては藤堂のためにも5%のまま管理させてほしいと誠心誠意を語る。花澤は住人が出て行ってしまったら、すぐに次に住む人を探してくると持ちかける。

そこに和菓子職人の石田(山﨑努)が手土産を片手にやってきた。石田は、永瀬を「いいことも悪いことも全部言う。今時珍しいバカ正直な男…俺が保証する」と言い、石田の子分同然の藤堂は、今まで通り登坂不動産との契約を継続すると約束した。

石田が藤堂のところに現れたのは、登坂社長の指金だった。礼を言う永瀬に、登坂社長は、永瀬が石田に誠意を尽くした結果だと言う。どうやって仕事をすべきか悩んでいたという永瀬は、ウソを利用せず「正直営業」をスタイルにすることを心に誓う。

そんな中、外回りをしていた月下が、躁ウツ状態の平尾が交通事故にあう場面に遭遇してしまう。永瀬が病院に駆けつけると、平尾から年の離れた若妻と二歳になる子供に財産を残してあげるため、サブリース契約を結んだと明かされる。こんなことになるなら、あんな家を相続しなければよかったと嘆く平尾に、永瀬達はかける言葉もない。

発掘作業が進められている平尾の土地を見学にきていた桐山(市原隼人)に、相談を持ちかけた永瀬。桐山はキックバックがあるのかと問うが、永瀬は一円にもならないが家出困っている人を救いたいからだと言う。

永瀬と月下が鵤社長に直談判しにいくと、鵤は違約金として家賃収入の6か月分660万円を支払えば解約すると言い出す。不動産屋の仕事は、右から左に仲介するだけでなく、お客様の人生の新たな一歩を踏み出すお手伝いをすること。あなたはご自身の仕事に誇りを持っていますか?と問われた鵤は「不動産は資産だ。金を得るための道具だ。そんなものに希望を持つな。希望を持つから絶望する」と答える。

そこに登坂社長がやってきて1,000万で違約金を肩代わりするという。鵤はそれで手を打つというが、解体業者が土の中から大量の土器が出てきたのをミネルヴァに報告したら口止め料をもらったというのは本当かと登坂は問いかける。

それを聞いた花澤は驚き、「それが事実なら行政処分だけじゃなく、詐欺罪になる。最悪、業務停止か免許取り消しの可能性もある」と鵤に訴える。「出るところに出るか、違約金なしで契約解除するか」と登坂が迫ると、鵤は金はいらないから帰れという。登坂は更地にかかった金として300万を置いていった。

発掘業者を調べてくれたのは桐山だった。永瀬が桐島に礼を言うと、世話になった登坂社長のためにやったと答える。「桐山はどんどん大きな仕事をしてすごい。俺は同じところをぐるぐる回ってる気がする」という永瀬に、「ぐるぐる同じ場所を歩いているとしても、それが螺旋階段だったら少しずつ上に登っていることになるんじゃないですか?」と桐山は声をかける。

いつものバーで、登坂と呑んでいたマダムは、平尾の土地を買うと言い、発掘後にマンションを建て、管理はミネルヴァに任せればどちらも損しないだろうと話す。実は登坂と鵤はずっと昔、マダムに同時にプロポーズしていた。その時からマダムは2人にはフェアーでいようと決めていたのだという、2人とも愛してるから…。

そのころ、社員の退社が続いてるミネルヴァでは、花澤が鵤社長に、このままでは社長のやり方にはついていけないけれど、会社は辞めない。実績を上げて株の半分を取得して対等な位置に立つと、宣告していた。

居酒屋「しょうじきもん」で榎本に返事をしようとしていた永瀬。「ウソ」をつけるようになったことで、うまく丸め込んで大人の付き合いに持ち込もうとしていたが、再び「正直の風」が吹く。「もっとライトな関係でいいじゃないですか、とりあえず今夜は一緒に過ごしましょう」と本音を言ってしまい、怒った榎本に、「このすけべじっこが!」とビンタをくらってしまう。

社員の頑張りで持ち直してきた登坂不動産では、カスタマーファーストの月下が成績トップに躍り出た。永瀬が月下に「今日から俺をこう呼ぶんだ。“正直不動産の永瀬財地”」と言うと、「 めちゃくちゃダサイです、正直なのは当たり前じゃないですか」と言われてしまう。永瀬の足元に風が吹くが、“正直者”には変化がない。

NHK総合 ドラマ10「正直不動産」(全10話)は2022年4月5日(火)スタート。 毎週火曜 総合 よる10時~10時45分。原作:大谷アキラ(漫画)夏原武( 原案 )水野光博(脚本)/主題歌:小田和正「so far so good」/出演:山下智久 福原遥 市原隼人 泉里香  倉科カナ 大地真央  長谷川忍(シソンヌ) 伊藤あさひ  高橋克典 草刈正雄/第10話ゲスト出演:山崎努 でんでん 星田英利  ほか

NHKドラマ10「正直不動産」nhk公式サイト

NHK「正直不動産」公式動画サイト

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