大泉ラストに視聴者号泣!「鎌倉殿の13人」第27話でタイトル回収!第26話ネタバレあらすじと予告動画

2022年07月04日08時00分ドラマ
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大泉“頼朝”の最期が感動を呼んだ7月3日(日)放送のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第26話「悲しむ前に」、そして長い序章を経てタイトル回収となる7月17日(日)(総合午後8時~、BSP、BS4K午後6時~)放送の第27話「鎌倉殿と十三人」あらすじを紹介、予告動画は番組公式サイトで公開、NHKプラスで1週間見逃し配信、NHKオンデマンドでも配信中。※7月10日は放送休止。




頼朝が倒れ、後継者問題に揺れる鎌倉で、北条義時(小栗旬)が頼朝の葬儀の準備と頼家擁立に奔走した7月3日放送の第26話。大泉洋演じる頼朝は、第1話で爆笑を誘った「これは、何ですか?」のセリフで視聴者を感涙させ有終の美を飾った。臨終出家のため、髷を落とした頼朝のちょっと笑える姿にも関わらず涙を誘う感動シーンに、Twitterでは「第1話で大笑いしたセリフなのに、号泣するとは思わなかった。」「頼朝と政子が出会ったばかりの頃の会話をここで見ることになろうとは・・・」など注目を集めた。

また、頼朝亡き後、野心家・りく(宮沢りえ)に発破をかけられ時政(坂東彌十郎)が全成(新納慎也)を擁立するも、新たな鎌倉殿は頼家(金子大地)に決まり、力関係では北条のライバルであり、頼家の乳母夫である比企能員(佐藤二朗)が優位に立った。気性が荒く女癖が悪い新・鎌倉殿が御家人の前で「前へ進むのだ」と意思表明をする一方で、頼家に不安を募らせる政子(小池栄子)。さらに政子は、頼家を鎌倉殿にしたことで、時政や実衣(宮澤エマ)ともギクシャクした関係になってしまう。これまでチームワーク抜群だった北条家に亀裂が生じたのは残念だが、義時と共に鎌倉を存続させたい政子の熱い思いが尼将軍としての今後の活躍を匂わせた。

そして次回が気になるところだが、来週7月10日は参院選開票速報のため放送は休止。7月17日放送の第27話では、長いプロローグが終焉を迎え、いよいよポスト頼朝を巡る激しいサバイバルレースの号砲が鳴る!ついに鎌倉殿を中心とした御家人衆、鎌倉殿の十三人が誕生し、北条、比企、梶原、三浦・・・御家人たちの栄光をかけた戦いが開幕する!

※「鎌倉殿の13人」一挙再放送!詳しい情報はこちら→大河ドラマ「鎌倉殿の13人」一挙再放送&関連番組集中編成のお知らせ

■小池栄子、大泉洋と抜群の相性で魅了
「鎌倉殿の13人」において、主人公である北条義時と伊豆で流人生活をしていた頼朝が急接近したのは、義時の政子が頼朝に一目ぼれしたことが発端となっている。思い返せば、ドラマでの政子は頼朝の気を引くために蹴鞠をしたり、食べ物を差し入れたりと猛アタックぶりを発揮。義時を困惑させるほど、時に元妻・八重にマウント合戦をふっかけ、愛妾・亀の家を壊すなど頼朝への愛を貫いて来た女性だ。

小池栄子と大泉洋といえば、映画『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』(2020年)でも共演し、偽の夫婦を息ぴったりに演じている。また、その映画の舞台挨拶では2人の丁々発止のやり取りが爆笑を誘い話題を呼んだ。そんな2人の別れのシーンが描かれた第26話。小池栄子は撮影を振り返り、「当初から私と大泉(洋)さんが一緒の画面に映ると『笑ってしまう』なんて意見が外からあった」と明かし、大泉からは「アングルによって俺たちも面白くなったちゃうから気をつけてくれ。ここは絶対に視聴者を笑わせたくないから」など細かい注文を受けたことを番組ホームページのインタビューで語っている。結果は、2人の思惑通り、笑うどころか号泣する視聴者が続出する感動のシーンとなった。

さて、物語は頼朝亡きあとの鎌倉で巻き起こる御家人たちのパワーゲームが激化する中、ご意見番として強い発言権を維持する政子の奮闘も描かれる。小池栄子のパワフルで磨きのかかった尼将軍、北条政子を楽しめるのはこれからの様だ。

■前回(第26話)ネタバレあらすじ
鎌倉への帰路で落馬した頼朝は、意識不明のまま御所へ運ばれた。医師の見立てではもって数日。政子は頼朝が目覚めることに一縷の望みをかけたが、一方で義時は畠山重忠(中川大志)と梶原景時(中村獅童)に真実を伝え、状況が漏れないようにした。そして、比企能員にも頼朝が倒れたことを伝え、もしもの時に備え、かねてから頼朝の意向であった頼家に次期鎌倉殿を継がせるため、代替わりの準備を始めたい意向を伝えた。

頼家の育ての親でもある比企家がこの知らせに沸き立つ一方で、比企の力が増すことを嫌うりく(宮沢りえ)は時政をたきつけた。そして時政は頼朝の義弟で婿の全成に次期鎌倉殿を継いで欲しいと打診するのだった。その頃、義時は文官たちから頼家が鎌倉殿になる手続き方法を教えてもらうなどして着々と準備を進めていた。そして、比企と北条がもめ事を起こす時に三浦に間に入ってもらうため、頼家とつつじの件で三浦から乳母夫を出して欲しいとお願いした。ついに運が巡って来たことに喜ぶ三浦義村(山本耕史)は、「乳母夫は鎌倉殿の提案」ということを条件に義時の申し出を受け入れた。

翌朝、頼家が鎌倉から戻って来た。義時と今後のことを話すうち、頼家はいっそのこと頼朝のことを公にするよう義時に命じたため、足立遠元(大野奏広)から御家人たちに頼朝が床に伏せっていることが知らされた。八田知家(市原隼人)を中心に家人たちが密かに葬儀の準備に取り掛かる中、義時は文官の三善康信(小林隆)から頼朝の“臨終出家”を提案される。そして頼朝を極楽浄土へ旅立たせるために儀式が行われ、斬られた髷の中から小さな観音様が見つかった。それからも政子の看病は続いた。うたた寝している政子が目覚めると、病床にいた頼朝が縁側に腰をかけ話しかけて来た。政子が喜んだのも束の間、人を呼んでいる間に、頼朝は息を引き取ってしまった。

頼朝の葬儀は速やかに行われ、骨は御所の裏にある持仏堂に納められることになった。そして壺を運ぶ役目は長年付き添った安達盛長(野添義弘)が任された。それからの鎌倉では、跡継ぎを巡り比企と北条が対立。誰が鎌倉殿を継ぐかの決定を義時から任された政子は、頼家に跡目を継ぐよう説得した。一度は断った頼家だったが鎌倉殿になることを快諾する。しかしこれは全て景時の指示だった。景時は頼家に、これで思った通りにすれば良いと背中を押した。それから頼家は、御家人たちを集めて、二代目鎌倉殿を継承することを宣言した。

一方、時政とりくは頼家を推した義時と政子を責め立て、政子から御台所を任されなかったと感じた実衣も拗ねてしまった。それから、義時は火葬を終えた広場で手を合わせていると、頼時(坂口健太郎)がやって来た。武家の棟梁である頼朝が落馬したと言われていたことについて、頼時は頼朝の着物の汚れから先に気を失ってから落馬したと推察した。これを聞いた義時は頼朝の面目が保たれたと頼時を褒めた。

それから義時は、鎌倉で自分がやるべき仕事は終わったと感じ、政子に伊豆へ退く意思を伝えた。今こそ義時の協力が必要だった政子にとって寝耳に水の申し出に「小四郎、卑怯よ」と責め立て、頼朝の形見である観音像を義時に渡し、義時を引き留めるのだった。

■第27話「鎌倉殿と十三人」あらすじ
土御門通親(関智一)から頼朝の死を知らされ、思案する後鳥羽上皇(尾上松也)。一方、鎌倉では宿老たちが居並ぶ仲、新たに鎌倉殿となった源頼家が自身の方針を表明する。これに北条時政と比企能員は困惑し、梶原景時は賛辞を贈る。その様子を政子に報告した義時は、弟の北条時蓮(瀬戸康史)と息子の頼時を頼家のもとへ送り出すのだが・・・。

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第27話は7月17日(日)総合午後8時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:三谷幸喜、出演:小栗旬/坂口健太郎/小池栄子/中村獅童/佐藤二朗/坂東彌十郎/大泉洋ほか。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_kamakura13」。第27話予告動画が番組公式サイトで公開されている。

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」番組公式サイト

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