ユ・スンホ、イ・ヘリ主演「花が咲けば、月を想い」第5-6話あらすじ:密造酒ビジネスの成功と忍び寄る刺客

2022年09月04日08時00分ドラマ
花が咲けば、月を想い|Licensed by KBS Media Ltd. ⓒ 2021 KBS. All rights reserved

ユ・スンホ&イ・ヘリ(Girl’s Day)主演の韓国時代劇「花が咲けば、月を想い」(全16話)がKNTVにて毎週土曜日午後8時から2話連続で日本初放送中だ。今回は9月3日に放送した第5話と第6話をネタバレあらすじと見どころで振り返ってみた。



「花が咲けば、月を想い」は、禁酒令が布かれた朝鮮王朝時代、酒の密造で生きる活発なヒロインと家門の将来を背負う監察官のピュアな恋と、酒が罪だった社会に反旗を翻す若者たちを描くロマンス時代劇だ。
【「花が咲けば、月を想い」を2倍楽しむ】では時代背景や見どころ、韓国での評判、キャストの魅力などまとめて紹介している。

■キャスト主要人物紹介
ナム・ヨン役:ユ・スンホ
カン・ロソ役:ヘリ(Girl's Day)
イ・ピョ役:ビョン・ウソク
ハン・エジン役:カン・ミナ
ヨン・ジョムン役:チャン・グァン
イ・シフム役:チェ・ウォニョン
ファン・ソユ役:イム・ウォニ
チュンゲ役:キム・ギバン
 ほか

花が咲けばLicensed by KBS Media Ltd.
ⓒ 2021 KBS. All rights reserved
チュンゲ役:キム・ギバン
■第5話あらすじと豆知識ロソ(ヘリ)は崖から落ちそうになったサンモクを見捨てられずに救おうとするが、彼は崖から転落してしまう。しかし、遺体が発見されなかった事から、サンモクが密造酒の事を口外するのではと恐れるロソら。

一命を取り留めたサンモクはウンシムのいる妓房まで逃げ延び、意識を失った。ウンシムはサンモクを匿う事にする。

密造酒の売買が明るみになる事を恐れて宿に移ったものの、なかなか寝付けないロソを心配そうに眺めるヨン(ユ・スンホ)。王に密造酒の事を告発しなかったヨンに理由を尋ねるが、ヨンは本当の気持ちやイ・ピョ(ビョン・ウソク)が世子である事を打ち明ける事が出来ず、出世の為と嘘をついてしまう。ヨンの出世の為に、捕まってもヨンの名前は口にしないと約束したロソ。

思いがけない出世で世子の師匠である兼司書になったヨン。それが不満なイ・ピョは挨拶をしに来たヨンに木刀を渡し、賭けを提案する。イ・ピョの服に触ればヨンの勝ちだが、イ・ピョの攻撃には隙がなかった。攻撃を体で受け止めて、イ・ピョが驚いている間に服に触れて勝利を収めたヨンだが、その場で意識を失ってしまう。

こそこそと何かを気にしながら街を移動するロソを見たエジン(カン・ミナ)は燃燈会の夜にヨンとロソを見たと口走るが、事件の手がかりになる事を恐れたロソは、エジンの盗み癖を秘密にする代わりに、その日の夜見た事を秘密にするようにと脅す。

その頃、宮中では孫娘である中殿(王妃)が懐妊し、絶対的な権力への足がかりを作った領議政がシフム(チェ・ウォニョン)との対立を激化させていた。

サンモクの治療の為に、恵民署から医女を呼び寄せたウンシム。彼女は何かを知っているかのようにチョン・グム(ソ・イェファ)を指名する。チョン・グムからサンモクの居場所を聞いたロソは、医女になりすまして妓房に潜入し、サンモクを殺す決意をするが、いざ目の前にすると手を下す事が出来ない。そんなロソに剣を向けたウンシムは、ロソが抱える100両の借用書を燃やす代わりに手を組もうと持ち掛ける。
※恵民署(へミンソ):庶民の医療を担っていた機関。

チョン・グムから事の次第を知らされ、ロソの計画を知ったヨンは、彼女を食い止めて安全に連れ出す計画を立て、イ・ピョもこれに協力する。まだロソの顔を知らないホン(ムン・ユガン)の登場で一触即発の危機に見舞われたロソを、ホンに見られる前に逃がす事に成功。

顔に傷を作ったヨンを心配して、そっと手を触れるロソ。二人の間に甘い雰囲気が漂うが、そんな様子を見たイ・ピョがこれを阻止する。彼が持ってきた高価な牛肉囲み、楽しく過ごす一同。突然の雨に雨宿りをしながらロソに微笑むイ・ピョ。ヨンはその様子を見て不安を感じていた。

■見どころ
イ・ピョのロソに対する気持ちがどんどん大きくなり、三角関係を築いていく様子が描かれた第5話。当のロソとヨンがお互いに十分に意識していながら、自分の気持ちに気づかずに口論ばかりする二人の姿は王道のラブコメらしく、じれったいが観ていて微笑ましい。また、ヨンの使用人チュンゲと、医女でロソの密造ビジネスの相方でもあるチョン・グムのラブラインにも注目だ。

これまで悪党としてロソを困らせていたサンモクが形勢逆転して命を狙われる身に…。断崖絶壁から転落して命がある事だけでも不思議だが、ロソがサンモクを殺そうと妓房に潜入し、ホンとニアミスする場面はスパイ作品を感じさせるスリリングさが漂う。

薬房での戦いでロソに酒甕で頭を殴られて以来、監禁されたり、毒キノコ粥を食べさせられそうになった挙げ句、崖から転落して大怪我、命を狙われるという憂き目に遭ったサンモク。転落の衝撃で記憶を失った彼が敵となるのか、味方になるのかも気になるところだ。



花が咲けばLicensed by KBS Media Ltd.
ⓒ 2021 KBS. All rights reserved
シム・ホン役:ムン・ユガン
■第6話あらすじと豆知識
ウンシムに夜中に呼び出されたロソは、禁酒令が解かれた後の朝鮮を考え、本格的に酒造業に目をつけた彼女の言葉を聞いて未来を夢見始める。

その頃、ヨンの父が忠清道より訪ねてくるが、将来を期待する息子がロソの住むボロ屋敷を又借りしている事が気に食わない。父はヨンに兵曹判書の娘との結婚が決まった事を言い渡す。その娘とは他でもないエジンだった。ロソの住む家に帰る事なく、兵曹判書の屋敷で同居するよう命じられたヨン。一方、結婚の知らせを聞いたロソは理由も分からず落ち込み、同じく知らせを聞いたイ・ピョはそんな彼女の元を訪ねる。
兵曹判書(ピョンジョパンソ):兵曹は朝鮮時代の軍事を取り仕切っていた機関で、判書はそのトップ。軍を動かす権力を持っていた事から、兵曹判書を味方に取り込もうとする様子が描かれたドラマも多い。

結婚相手が気になるエジンはこっそりヨンの後を追うが、ロソといた男性だと知ると表情を曇らせた。尾行がバレて直接ヨンにロソとの関係を尋ねるも、遠くを見つめるヨン。彼の視線の先にはイ・ピョと楽しそうに過ごすロソの姿があった。二人は奇妙な同盟を組み、ロソとイ・ピョの尾行を始める。

尾行に気づかれて、ただの友達だと答えるロソ。彼女の言葉を信じられないエジンだが、視線はイ・ピョに釘付けだった。

その頃、記憶が戻らないサンモクは、手下に自分の頭を殴るように命じるが、倒れたサンモクが通りがかったロソのテンギ(髪飾り)を掴み、ロソの髪がほどけてしまう。サンモクを斬ろうとするイ・ピョに対して、ロソを隠してかばおうとするヨン。

政治的な対立を深めるシフムと領議政。シフムはかつて使用人でありながら、領議政の陰謀に手を貸して先代王を陥れる事で出世した過去を思い返す。ヨンとエジンの結婚が領議政の仕組んだ策略だと知ったシフムはイ・ピョを心配し、領議政を牽制する。

その頃、息子の消息を調べる為に漢陽にやってきた大母(チョン・ヨンジュ)は、サンモクが崖から落ちた時についた血痕を息子のものと勘違いし、廃寺にいたチョン・グムを脅してロソの家で彼女の帰りを待ち構える。

イ・ピョと過ごすロソの表情が頭から離れず、ロソの元を訪ね、別れの挨拶をするヨンだが、大母に銃を突きつけられ、人質となっていたロソはヨンを巻き込まないように冷たく追い返す。ロソは大母と密造酒ビジネスの交渉をして、彼女についていく事に。

ホンに殺害された大母の息子が川から引き上げられる。彼の遺体に見覚えのあったヨンは光州に向かう。大母の鉄工所に到着したロンたちはさっそく密造酒ビジネスの交渉を始める。そこにホンが手下を引き連れて鉄工所を襲撃。大母は息子が殺された事を知り、ホンに銃を向ける。発砲と共にヨンが現れ、ホンと戦い始める。揉み合いになったヨンはホンの腕の傷が、幼い頃に目の前で人を殺していた盗賊と同じ事に動揺する。絶体絶命のピンチに陥ったヨンを救ったのは顔を布で隠したロソだった。

それを確認しに再びロソの家を訪れたヨンが見たのは、美しく着飾り、イ・ピョと二人っきりで部屋にいるロソの姿だった。

■見どころ
銃を持った大母と呼ばれる女性が登場した事で、新たな局面を迎えた第6話。妓生ウンシムから聞かされた、禁酒令が解かれた後の世界に夢を抱いただけでなく、絶体絶命の危機から一転、大母と手を組んで良質な酵母を手に入れたロソ。彼女の密造酒が、借金返済の手段から大きなビジネスに発展していく事を予感させ、チョン・ヨンジュのパワフルな演技が、刺客にもひるまない大母のキャラクターに絶妙にマッチしている。

また、ヨンとエジンの縁談が持ち上がった事で、遂に主役4人が一堂に会するシーンが登場した。ロソに惹かれて積極的にアプローチするイ・ピョ、異性としては全く意識していないロソ、ようやく再会出来たイ・ピョとロソの関係が気になるエジン、二人の関係に嫉妬しながらもロソへの気持ちに気づいていないヨンなど、いかにもラブコメらしいじれったい四角関係が描かれた。中でも初対面でお互いに何の情も無いヨンとエジンが、言い争いしながらも一緒に二人を尾行する姿が微笑ましい。

このドラマではラブコメ要素や王宮での党争など、これまでも多く制作されてきた時代劇とは一線を画し、時にビジネスやスパイ、サスペンス、アクション、組織抗争など様々なジャンルの要素が登場し、先が全く読めない。

ヨンとホンが死闘を繰り広げるシーンでは、ホンの腕の傷を見てヨンの過去の光景が蘇る場面が登場し、亡き母の死にホンが関連している可能性を示唆している。現時点ではホンの生い立ちについては一切触れられていないが、二人がどのような因縁を持っているのか気になる。

ラストでイ・ピョを家に招いたロソを見て悲しそうな表情を浮かべるヨンが印象的だ。彼らの三角関係も気になるが、世子がロソに惹かれているという事は、ロソが妃候補として宮中の党争に巻き込まれていく可能性もある。

ホンとウンシムが語っていた長老とは一体何者なのか?ヨンの母の死の真相は?予測不能な展開に次回への期待が高まる。

「花が咲けば、月を想い」 日本初放送
本放送:8月20日(土)スタート
毎週土 後8:00~10:30 ※2話連続放送
(20日(土)のみ23:30~(予定)※2話連続放送)
再放送 毎週金 前11:30~後2:00 ※2話連続放送

KNTV「花が咲けば、月を想い」番組サイト
 2022年8月20日スタート 土20:00-22:30 2話連続
 (再放送)金11:30-14:00 ※2話連続
KNTV



■視聴方法
KNTVはスカパー!、スカパー!プレミアムサービス、ひかりTV、J:COMほか各ケーブルテレビで視聴可能。
KNTV視聴方法ページ

kandoratop【作品詳細】【「花が咲けば、月を想い」を2倍楽しむ】