カン・ハヌル最新韓ドラ「インサイダー」放送終了後でもオンライン上で話題入り!人気沸騰の理由とは?ドラマ概要キャラクター紹介
カン・ハヌルの約3年ぶりの主演作品「インサイダー」が、放送終了した現在も韓国で話題を呼んでいる。今回は本作品のあらすじや登場人物、人気の理由等についてご紹介したい!尚、予告動画等はYouTubeにて公開中だ。
「インサイダー」は潜入捜査をした司法研修生が奈落に落ち、刑務所賭博場で孤軍奮闘するアクションサスペンス。2022年6月〜7月に韓国JTBCにて放送され、現在韓国ではNetflixにて視聴可能だ。
今回主演のカン・ハヌルが演じたのは祖母を一人で世話しながら誠実に生きる司法修習生キム・ヨハン。卒業を目前としたある日、父のように慕う先輩検事モク・ジンヒョン(キム・サンホ)に頼まれ潜入捜査へ協力したことをきっかけに予想だにしない方向へと人生が急展開する。信頼する人から裏切られ、周囲からも冷遇され、人生の全てを失った彼が信じられるのは自分自身のみということを悟り、刑務所という底辺でテキサスホールデム(ポーカーの一種)から習い始める。
カン・ハヌルといえば「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」で特別出演ながらも圧倒的な存在感を示したのが記憶に新しく、また日本でも人気だった「椿の花咲く頃」以来約3年ぶりのドラマ主演となる。視聴者の中には「椿の花咲く頃」が最愛ドラマという人も多く、あの愚直な青年とは真逆のキャラクターを本作で演じるとあって、より期待するファンも多かったようだ。「このようなジャンルを好んで見るわけではないが、カン・ハヌルがこの作品の主人公だからか興味が沸く」といった声が多かった。
「親愛なる判事様」「愛の迷宮-トンネル-」「ダーリンは危機一発!」「みんなの嘘」など多数のドラマに出演するイ・ユヨンは、夜の事業で得た資金と人脈で各種利権事業に介入する江南花柳界のマダムと言われるが、実際はマダムの仮面をかぶった事業家オ・スヨン役を演じる。検察のターゲット捜査で母を失い、生涯復讐を夢見てきたオ・スヨンだったが、相手は検察要職を経てさらに巨大な相手となった。 巨悪を打ち倒す武器を探していた彼女の前にキム・ヨハンが現れ…。イ・ユヨンの美貌にうっとりとする視聴者が多数いたようだが、演技力も間違いない彼女。ドラマではマダムの仮面をかぶりつつも実際はかなりのツワモノということで、目標達成のためにどのような手を使うのか、注目だ。
日本をはじめ世界94カ国で“今日の総合TOP1”を獲得する大ヒットを記録した「イカゲーム」で注目を集めた俳優ホ・ソンテは、大企業会長たちを思いのままに操る中央地検金融租税調査2部の部長検事ユン・ビョンウクを演じる。頭脳明晰で誰よりも早く司法試験に合格し、不動産事業をする妻の実家の支援で誰より早く昇進してきた。 汚職捜査庁新設を反対する中央捜査部ラインの実力者でモク・ジンヒョン(キム・サンホ)がキム・ヨハンを潜入調査に送り込んだ事実をいち早く気づく。
俳優になる以前はもともと大企業で働く会社員だったというホ・ソンテだが「イカゲーム以来、多くの作品で活躍していて、本作品でも良い役割をしているようだ」「演技者に職業を変えたのは本当に素晴らしい選択だった」などと、世間では彼の圧倒的な存在感、演技力に賞賛の声が集まっている。彼の活躍ぶりも納得だ。
そして、ヨハンを潜入捜査に送り込んだ現北部地検部長検事モク・ジンヒョン役を、キム・サンホが演じる。これまでひたすら地方で働いてきたが、新設される汚職捜査庁を人生の機会と感じて反対勢力の弱みを握るために司法研修生であるヨハンを潜入捜査に抜擢する。数々のドラマや映画に出演しており、どの作品にも馴染む名バイプレーヤーのキム・サンホ、視聴者からも「演技の幅が本当に広い。今回の検察役も似合っている」と評価されている。
因みに、「司法研修生が捕まり刑務所行き、そこから這い上がり復讐する」と本作品の概要を聞くと、現在イ・ジョンソクが出演中の 「ビッグマウス」とストーリーが似ている?と感じるかもしれないが、本作品の大きな特徴として挙げられるのは、刑務所内にて賭博が繰り広げられ、主人公も特訓して這い上がっていくという点だろう。ドラマ序盤には「刑務所が賭博場となり繰り広げられる欲望のゲーム」という斬新な設定が視聴者たちの目を引き、後半では陰に潜む巨大悪への復讐を挑む主人公の変化が更に緊張感を与えた。 本作品はR19指定のドラマということで暴力シーンなどが多いことや、カードゲームのルールを知らないと一部理解が難しい場面もあるかもしれないが、見始めたら止まらない、没入感たっぷりの展開が待ち受けているだろう。視聴者からは「ドラマは元々最後まであまり見ないタイプだが、今回は最終話まで全部みた」「序盤は賭博に関する内容はよく分からないため、そういうものだとドラマの流れを中心に見たが、カン・ハヌルの演技が良かったのでずっと見ることができた」「腐敗検察と犯罪組織等々、複雑ながらも内容が興味を惹かれた」といった声が届いている。といったコメントも多く見られた。
尚、ドラマの番宣として2022年6月11日放送回の「知ってるお兄さん」にカン・ハヌル、イ・ユヨン、ホ・ソンテが出演している。ハードで重い空気が漂うドラマとはガラリと変わり、明るくお茶目な姿など、彼らの普段の飾らない姿が垣間見れたことでも話題となったので、そちらにも注目だ。
視聴率に関しては初回2.6%、その後も2%後半〜3%台を推移し、最終回は3.4%にて放送終了。最高視聴率は第6話の3.6%。視聴率の数値だけを追っていくと伝わりづらいが、本作品はカン・ハヌルの久々のドラマ出演作ということで多くの注目が集まり話題となっただけでなく、ミン・ヨンホン監督の感覚的な演出、ムン・マンセ作家の緻密な脚本、そして俳優の好演が3拍子を成し遂げた「名品ジャンル物」と好評を得た。
また現在既に放送終了しているドラマにもかかわらずオンライン上での人気が熱く、その現状がニュース記事にもなるほど話題になっているということを、きちんとお伝えしておきたい。これは、韓国では先月30日からNetflixでの視聴が可能になったということが大きな要因であると考えられる。Netflix配信開始から僅か4日で国内視聴順位2位を記録、現在もトップ10圏内にあるため、これまでテレビ放送時に知らなかった層の目に多くとまるようになり、どんどん新規視聴者が増えているのだ。「これまでTV視聴者の心を捉えた本作品が、今度はオンライン上で新たな視聴者たちに出会って、更にどんな反響を起こすのか注目されている。」とニュース記事でも取り上げられている通り、暫く第二波が続きそうだ。
主人公キム・ヨハンの‘成長’と‘選択’を描く本作品、予告動画における「何もしなければ、何も変わらないから」「自分の手で全て終わらせてみせる」「全てを賭けろ」等のセリフからも、主人公の並々ならぬ決意、復讐心等が伝わってくる。
登場人物も多く、誰が敵か味方か複雑であるため(それがこのドラマの見どころ、醍醐味なのだが)片手間に見るドラマとしては向かないが「一気にドラマを集中してみたい」「骨太な内容のドラマが見たい」という方にはうってつけの、まるで映画のように内容盛り沢山な作品。実際にカン・ハヌル自身が本作品の出演契機が台本が面白かったからとインタビューで述べているが、その際に台本を読みながら映画と錯覚してしまったほど(「この映画面白い」と台本を読み進めていたら「第二部へ続く」と書かれており、そこでドラマと気づいたいう。台本リーディング現場でのインタビューにて)
カン・ハヌルの久々の主演作で、まるで映画かと思うほど見応えたっぷりの「インサイダー」。韓国でも現在進行形で注目を浴びている作品であり、まだ正式発表はないが日本でもNetflixの配信が期待される。
■作品紹介
制作国 : 韓国 制作年 : 2022年
スタッフ : 監督:ミン・ヨンホン
脚本:ムン・マンセ
原題:인사이더(インサイドー)
■キャスト
キム・ヨハン役:カン・ハヌル
オ・スヨン役:イ・ユヨン
ユン・ビョンウク役:ホ・ソンテ
モク・ジンヒョン役:キム・サンホ
他
◇韓国JTBC番組公式ホームページ
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