「鎌倉殿の13人」第35話、“坂東武者の鏡”中川大志に退場フラグ?第34話ネタバレあらすじと予告動画

2022年09月05日10時02分ドラマ
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9月4日(日)に放送されたNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(総合午後8時~、BSP、BS4K午後6時~)第34話「理想の結婚」“きのこ嫌い”菊地凛子まさかの本音にネット大荒れ!9月11日(日)放送の第35話「苦い盃」で北条に疑念を抱く中川大志に災難が・・・予告動画は番組公式サイトで公開、NHKプラスで1週間見逃し配信、NHKオンデマンドでも配信中。



9月4日放送の第34話では、源実朝(柿澤勇人)の花嫁選びと共に、北条義時(小栗旬)も第三の妻・のえ(菊地凛子)との結婚が決定。これまで好きな女性にきのこを贈ってきた義時は、今回もきのこをプレゼント。笑顔で「きのこ大好きなんです!」と喜ぶのえに「よかったね義時!」と視聴者たちも安心したのも束の間、最後に「それ?きのこ。持っていきな。どうぞどうぞ。私、きらいだから。御所の女房はもうおしまい。小四郎殿に嫁ぐってことは、鎌倉殿の縁者ってこと。控えよ、控えよー!」と酒を飲み大笑いする姿に「やっぱりきのこ嫌いだったか・・・」「ラストが衝撃するぎる(笑)」「悪すぎる女!」とネットでは突っ込みの嵐が巻き起こった。

そして9月11日放送の第35話では、忠義一徹の男・畠山重忠(中川大志)が狙われる。第33話では武蔵国を拠点とする畠山から、武蔵を奪おうとする北条時政(坂東彌十郎)の姿は描かれており、第34話では畠山と一戦交えた時は味方になるよう三浦義村(山本耕史)に約束を取り付けた。また、予告では執権別当の座を狙う平賀朝雅(山中崇)がりく(宮沢りえ)に何やら耳打ち、そして息子の不可解な死に「畠山を討ってちょうだい」と感情をむき出しにするりくの姿が・・・。りくの怒りの矛先がどうやって重忠へ向けられていくのか。そして時政に疑念を抱く重忠の次の一手は?”坂東武者の鏡”と言われた畠山重忠退場も間近か・・・。

■ミュージカル出身、実朝役・柿澤勇人に注目
鎌倉時代第三代征夷大将軍でありながら、天才歌人と称された源実朝。第34話からは柿澤勇人が元服した実朝を演じている。柿澤は『スリル・ミー』『海辺のカフカ』『スウィニー・トッド』『フランケンシュタイン』など舞台やミュージカルで活躍する俳優だ。NHKの出演は、大河ドラマ「平清盛」で以仁王、「軍師官兵衛」では森蘭丸を演じ、連続テレビ小説「エール」では歌手・山藤太郎、そして「群青領域」では圧倒的な歌声を持つボーカル役として出演した。

そして実朝を取り巻く周囲の役者たちも舞台俳優たちが勢ぞろいしていることがにわかに話題になっている。育ての親が新納慎也と宮澤エマ、“実朝”の名付け親は尾上松也、その乳母は歌手のシルビア・クラブ、そして和歌の先生は生田斗真。名前を見たただけでもミュージカルの幕が上がりそうなメンバーに、「新納慎也と宮澤エマに育てらた柿澤勇人、歌の素養がありすぎる」「実朝、ミュージカル界のサラブレット感が凄い」と登場からすでに注目を集めている。柿澤自身、曾祖父の清元志寿太夫は浄瑠璃の語り手、祖父の清元榮三郎は三味線奏者で共に人間国宝。芸の道においては実生活でもサラブレットの柿澤だが、「鎌倉殿の13人」では歌人として歌詠みの披露があるか期待したい。

■前回(第34話)ネタバレあらすじ
頼家を殺した義時は、頼朝の形見である観音像を息子の泰時(坂口健太郎)に譲った。「頼朝の子供と孫を殺した今、自分が持っているわけにはいかない」と言う義時だったが、泰時は「父が持っているべきなのだ。自分のしたことに向き合って、苦しむべき」と初にこぼした。この頃、元服した源実朝が、政に関わり訴訟に立ち会うことになる。他にも薙刀に弓、政治の講義など立派な鎌倉殿になるための教育が始まった。政子(小池栄子)はそんな実朝を気遣い、三善康信(小林隆)に実朝が好きそうな和歌を書き写した冊子を手渡し、実朝の目につくところに置いて欲しいと頼むのだった。

一方、実朝と後鳥羽上皇(尾上松也)のいとことの結婚話は着々と進んでいた。これで鎌倉と朝廷の結びつきは強くなるとりくと実衣(宮澤エマ)は喜んだ。そんな中、畠山重忠が時政に呼ばれ、自分の家が代々受け継ぐ惣検校職の役目を解かれ、武蔵守になるよう言われる。時政の一存でそんなことが出来るわけもないと考える重忠は義時に相談。義時は時政が鎌倉殿の名前で朝廷に申し出たのではないかと疑うが、重忠は、時政が武蔵を奪うことになれば、畠山は北条と一戦交えると伝えた。すぐに義時は時政に武蔵国をどうするつもりか詰め寄るが、時政は明言を避けその場から立ち去った。

実朝の相手が後鳥羽上皇のいとこ・千世に決まり、元久元年(1204年)10月14日、北条政範(中川翼)らが京へ出発した。そんな中、義時にも二階堂行政(野仲イサオ)の孫娘・のえ(菊地凛子)との結婚話が持ちあがる。大江広元(栗原英雄)と二階堂から強く勧められ、とりあえずのえと会ってみることにした。のえは利発で気立ても良く、影からその様子を見ていた八田知家(市原隼人)も非の打ちどころがないと絶賛した。そしてのえを自宅に招いた義時は、きのこの贈り物に喜ぶのえに好感を持ち、さらに子供たちとも仲良くする姿を見て結婚を決める。しかし泰時は比奈が去って間もないのに後添えをもらう父への反発を募らせていく。

一方、千世を迎えに行った政範が京で流行り病により病死との知らせが鎌倉に入る。真意は定かではなかったが、どうやら源仲章(生田斗真)が平賀朝雅(山中崇)を使った策略が絡んでいるようだった。落胆する時政だったが、時政の謀略は留まらなかった。三浦義村に接近し、義村の祖父を討ち取った重忠の話を持ち出して北条が畠山と一戦交えることになったら加勢するか問いただした。

この頃、実朝は結婚に対し不安を抱え、義時に結婚を破談にしたいと打ち明けた。これを聞いた政子は、事を急いで大姫のようにはしたくないと心配するが、義時は心配することはないと念を押した。そして、自分ものえと結婚することを報告した。しかし、父の結婚に反対していた泰時は、義時の知らないところで、のえが貰ったきのこを「わたし嫌いだから」と周りの女房たちに譲り、自分は鎌倉殿の縁者になると大きな態度で酒を飲む姿を目撃するのだった。

■第35話「苦い盃」あらすじ
源実朝の妻になる後鳥羽上皇のいとこ・千世(加藤小夏)が鎌倉へ到着。政子らが出迎えるが、愛息・北条政範の急死により凱旋を心待ちにしていたりくは失意に沈む。そんな中、娘婿・平賀朝雅が畠山重忠の嫡男・重保(杉田雷麟)への疑惑をりくに告げる。一方、義時は重保らから朝雅の振舞について相談されるのだが・・・。

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第34話は9月4日(日)総合午後8時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:三谷幸喜、出演:小栗旬/坂口健太郎/菊地凛子/小池栄子/坂東彌十郎/宮沢りえほか。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_kamakura13」。第34話予告動画が番組公式サイトで公開されている。

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」番組公式サイト

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