【最終回ネタバレ】上川隆也「遺留捜査season7」ラストの「3分」は本当に3分だった!続編か、SPとしての要望も!
最終回視聴率はseason最高値の10.4%!9月15日に「遺留捜査season7」第10話が放送され、歴史ある「木曜ミステリー」の幕が閉じた。「3分だけ」といいつつ長い時間を使う糸村(上川隆也)が、ラストは本当に3分で話を終えたことにシリーズファンも驚きを隠しきれない!「村木(甲本雅裕)しか信頼できない」と言い切る糸村に村木も応えた!最新話はTver、テレ朝動画、全話はTELASAで配信されている。
「木曜ミステリー」のラストを飾る「遺留捜査season7」の最終回・第10話が9月15日に放送され、1999年1月に産声をあげた「木曜ミステリー」が幕を閉じた。歴史あるドラマ枠のラストを飾った「遺留捜査」の視聴率は、9.0%、7.4%、8.6%、8.9%、8.8%、8.6%、8.2%、9.4%、9.2%と推移し、最終回は10.4%で、今シーズンの最高値でのフィニッシュとなった(ビデオリサーチ社調べ、関東地区、世帯)。
ラストは9月8日に放送された第9話からの続きの話となった。5年前の通り魔殺人の犯人である沢村直哉(渋谷謙人)は、もともとは世界平和に関心が高い優秀な学生だった。治安の悪いブルネジアにボランティアに行った際、内戦に巻き込まれ、仲間だった大病院の院長・物部泰弘(高橋英樹)の娘・遥が銃弾に倒れたことなどの恐怖からPTSDを発症していた。5年前、風船が割れる音で銃声を思い出して暴れてしまった。その沢村が持っていた折り鶴は遥が折ったものだった。物部は事件の黒幕ともいえたが、すべてはそのボランティアを企画した三窪元大臣(大石吾朗)への怒りからだった。当時、三窪がどれほどの情報を持っていたのか、私利私欲のために使おうとしていたのかはわからないが、遥が死んだ実情を隠したのは許せない行動だった。
@テレビ朝日「遺留捜査」の主題歌といえば、第3シーズンから小田和正がずっと担当している。今までの珠玉の3曲「やさしい風が吹いたら」「小さな風景」「風を待って」を名場面とともに振り返るPR動画がテレビ朝日公式YouTubeチャンネルで公開されている。最後に公開された動画は「やさしい風が吹いたら」に合わせ、2022年5月29日にクランクアップした時のキャストのインタビューとなっている。
◇テレビ朝日公式YouTubeチャンネル
さらに、上川隆也にはサプライズプレゼントとして、『新世紀エヴァンゲリオン』などで知られる漫画家・キャラクターデザイナーの貞本義行氏直筆のイラスト色紙がプレゼントされた。制作発表の際にプレゼントされたものと合わせて2つを家に飾ると感激していた。
長い歴史を閉じた「木曜ミステリー」だが、「科捜研の女」が火曜日の枠に移ったように、人気シリーズは別枠に移ってゆくことも考えられる。「遺留捜査」の終わり方から見ても、次回作へ期待を強めている視聴者は多い。
■最終回:第10話ネタバレあらすじ
組織犯罪対策二課刑事・氷室翔太(崎山つばさ)が殺害された数日後――。元警察官の岩瀬隆介(津田寛治)が何者かに襲われた。現場に駆けつけた糸村聡(上川隆也)は、小さな折り鶴が落ちているのを見つける。当然のことながら、糸村はその折り鶴を調べてもらおうと科捜研の部屋に向かう。しかし、そこにいるのは滝沢綾子(宮﨑香蓮)だけだ。休暇をとっている村木(甲本雅裕)が不在のために調査は受けられないと断るが、そこに沖縄にいるはずの村木がやってきた。村木はベンチで飛行機を待っている間に眠ってしまい、飛行機を逃してしまったのだ。当然ながら、糸村の調査に協力する。
亡くなった氷室は生前、ダークウェブサイトの組織“土竜(もぐら)”を追っていたが、岩瀬は5年前、通り魔殺人事件の犯人・沢村直哉(渋谷謙人)について調べ続けていた。沢村は通り魔事件の半年後、河原で焼死体となって発見されたのだが、岩瀬は遺体が沢村本人なのか疑念を抱いていたようだ。糸村たち特別捜査対策室メンバーは2人を襲った犯人が同じ人物なのではないか、そしてその人物こそ土竜なのではないかとにらむ。
そして懸命に捜査を進めた特対メンバーは、またしても大病院の院長・物部泰弘(高橋英樹)の存在に行き当たった。岩瀬が亀岡東病院の芝浦文雄(中川浩三)という医師に何度も話を聞きに行っていた。沢村の焼死体を鑑定した医師だ。糸村と神崎莉緒(栗山千明)が帰った後、物部にSOSの電話を入れていた。物部は苦々しい表情で電話を切る。
そんな中、科捜研研究員・村木繁から衝撃の鑑定結果がもたらされる。なんと、折り鶴から思いもよらぬ人物、なんと沢村の指紋が見つかったというのだ。それも、最近ついたものだということもわかる。やはり、沢村は生きていた。芝浦は嘘をついていたのだ。
雨宮宏(永井大)と沖田悟(戸塚純貴)が組対を調べたところ、氷室殺害の犯人と思われる土竜の調査はしていないことがわかった。部下が殺されたのにと不審に思い、佐倉(戸田恵子)に報告する。課長の神代修馬(浜田学)があやしいとにらみ、佐倉が神代に探りを入れることにした。
沢村の過去を調べると、大学生のころに非常に優秀な学生で、国際貢献に高い興味があったことがわかった。外務省への内定をもらい、外務省が募集していたボランティアに参加していた。それは三窪元大臣(大石吾朗)が外務省にいたころに肝入りで実施したものだ。治安が悪いことはそれほどわかっていない状態で学生たちなどを送り出した。結果、現地で内戦に巻き込まれ、沢村たちは非情なまでの環境に追いやられ、帰国してからもPTSDを発症し、務めることもできなくなった。さらに、そのボランティアに参加していた女性・物部遥が病死していたこともわかった。遥の父親は物部泰弘で、三窪とは旧知の仲だ。
遥の友人に話しをきくと、遥は父親の敷いたレールの上を歩いているようだといっていた。物部は遥の意見をきかずにボランティアへの参加を薦めたことを後悔していた。
沢村は混乱して殺人を犯してしまった後、遥の父親である物部を頼って病院にきた。物部は沢村をみて娘のこともあり、かくまった。そして、ホームレスの焼死体の近くに沢村の身分証を置き、旧知の医師に頼んで鑑定をまげさせた。そうまでして沢村を助けたのは、遥の死の真相を知り、三窪に復讐するためだった。物部の病院に神代の娘が入院していた。難病で余命いくばくもない。それまでの間の治療費を負担することで、神代も手名付けた。
半年前、沢村はやっと回復した。土竜として情報を売買していたのはブルネジア政府に加担している企業をターゲットにしていた。氷室は土竜を追っていて、沢村だと気が付いたが、もう少し時間稼ぎをしたかったので、逮捕を待つように言った。その氷室を沢村は殺した。岩瀬には自分から会いに行った。謝罪したかったが、執拗に聞き出そうとする岩瀬を刺してしまった。そうまでして沢村がやりたかったのは、当時のボランティアがつけていた日報だ。そこには遥が撃たれた時の様子が書かれていた。しかし、三窪はそれを隠していたのだ。
物部の病院に検査のために入院していた三窪が院長室に入ってゆくと、物部はその首にナイフをあてる。娘の復讐だという。そこに糸村、神崎、雨宮、沖田が入ってきて物部を止めた。物部は自殺しそうにするが、糸村が「3分だけ時間をください」といって、遥の話を始めた。実は、遥はボランティアに関しては、父親が若い頃からボランティアに熱心で、今でも寄付を続けていることなどを知り、自分の意思で決めたことだった。父親の思いを継ぐつもりだったのだ。物部はその場に崩れ落ちた。
意識を取り戻した岩瀬は、事情を知った鈴乃と会う。チェーンを渡すこともできた。
三窪は銃撃事件を隠蔽したことがわかり、議員を辞職することになった。
テレビ朝日 2022年7月14日スタート。毎週木曜日よる8時放送、「遺留捜査season7」。出演:上川隆也、栗山千明、戸田恵子、永井大、戸塚純貴、甲本雅裕、宮﨑香蓮ほか。番組公式Twitterアカウントは「@iryusousa_tva」。
◇テレビ朝日「遺留捜査season7」番組公式サイト
◇テレ朝動画「遺留捜査season7」最新話配信サイト
◇TELASA「遺留捜査season7」全話配信サイト
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