ノスタルジックな青春時代の恋に号泣注意の『20世紀のキミ』Netflixで配信開始!あらすじと見どころ紹介

2022年10月22日17時18分映画
Netflix映画『20世紀のキミ』独占配信中

キム・ユジョン、ビョン・ウソクら主演で20世紀末を生きた4人の高校生の友情と恋を描いた韓国映画『20世紀のキミ』が、Netflixで10月21日より独占配信された。あらすじと見どころを紹介しよう。

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『20世紀のキミ』は、主人公ボラのもとに届いた一通の招待状から始まる、1999年に17歳だった4人の少年少女の甘く、時に胸を締め付けるようなほろ苦い友情と恋を描いたノスタルジックな映画だ。



合わせて既に公開されているメイン予告映像も観て頂くと作品の雰囲気が掴めるはずだ。

■あらすじ
ある日、ボラのもとに思い出のこもった映画のビデオカセットとジョセフと書かれた映像展の招待状が送られてくる。ふいに彼女は1999年に起こった出来事を思い出す。

高校入学シーズンを控えたある日、実家が仕立て屋のヨンドゥ(ノ・ユンソ)は、店に制服の採寸にやって来た男子に一目惚れする。しかし、彼女には心臓の病があり、アメリカでの手術が待っていた。

ヨンドゥを安心してアメリカに行かせる為に親友ボラ(キム・ユジョン)は、彼女の不在中に相手の事を調べて報告すると提案するが、わかっている情報は「パク・ヒョンジン」という名前だけ。入学式当日からそのヒョンジン(パク・ジョンウ)を見つけたボラはあの手この手を使って、得た情報をメールでヨンドゥに伝え続けた。身長、好きな飲物、足のサイズ…。ある日、ヒョンジンが放送部への入部を考えていると知ったボラは得意のテコンドーでオーディションを勝ち進み、入部を認められるがそこにヒョンジンの姿はなかった。

同じく放送部に入部したヒョンジンの親友ウノ(ビョン・ウソク)から情報を聞き出そうとしたボラは、大恥をかきながらも、ウノのおかげでヒョンジンのポケベル番号を入手する。メッセージの送り主がボラだと勘違いしたヒョンジンはボラに惹かれるようになり、告白するが、ボラは複雑な気持ちに襲われる。

初めはクールで近づきづらい印象のウノに反発していたボラだが、徐々に彼に心惹かれるようになっていた。一方のウノも、ヒョンジンばかり気にかけるボラに複雑な気持ちを抱きながらも徐々に距離を縮め、ある夜、昔家族で暮らした家の庭のスモモの木の下で、自分の境遇を明かし、初めてキスを交わす。

初恋の感覚に酔いしれ、幸せいっぱいのボラだが、手術を終えて帰国したヨンドゥが恋していた「パク・ヒョンジン」の正体は、両親の離婚後、ニュージーランドから帰国してヒョンジンの制服を借りていたウノだった事が判明。一人苦しみながらも恋にときめく親友を見たボラは真実を告げる事が出来ず、ウノとも距離を置き始める。

ヨンドゥもまた、ウノがボラへ向ける視線に気づき、嘘をついていたボラとの友情に亀裂が入り始める。そして、親権が母親に移ったウノは再びニュージーランドへ行く事が決まり、ボラの気持ちを確かめようとするのだが…。

■見どころ
1999年、世紀末問題やノストラダムスの大予言に技術の発展など、目まぐるしくもドラマティックだったあの時代を題材にした映画が配信を開始した。同世代をテーマにした作品としては、今年2月にキム・テリとナム・ジュヒョク主演の「二十五、二十一」が記憶に新しい。また、8月には1988年のソウルオリンピックの時代を背景にしたNetflix映画『ソウル・バイブス』が公開されるなど、新たなドラマジャンルとして「ニュートロ(ニュー・レトロ)」が確立されつつあるが、本作も当時を経験した世代には懐かしく、経験していない世代には新しくもノスタルジーを感じさせる作品に仕上がっている。

箱型のデスクトップパソコンや8ミリと呼ばれた家庭用ビデオカメラ、そしてニュートロ作品には欠かせないポケベル(韓国ではピッピの愛称で親しまれた)ももちろん登場する。この他に会話の節々にもシム・ウナ(当時、清楚系の代名詞として理想の女性として挙げられる事が多かった)や、Fin.K.L(ピンクルと読む)とS.E.S(どちらも当時人気の高かった女性アイドルグループでどちらが好きか話題になるほど人気を博した)、好きな映画でも「アルマゲドン」が登場したり、公衆電話で電話帳を片手に町内のパクさんに片っ端から電話していくシーンなど当時の流行や文化を感じさせる要素が盛り込まれている。

本作で主人公ボラの高校時代を演じているのはキム・ユジョン。実際にこの物語の背景となった1999年に生まれ、子役から活動を続け、「太陽を抱く月」「雲が描いた月明かり」など年齢に比較するとかなり多数の出演キャリアを誇り、近年は子役から主演としての活躍にシフトした注目なフレッシュな役者だ。

また、成熟した大人のボラを演じるのは「ハピネス」主演のハン・ヒョジュだ。クレジット上は特別出演だが、物語の冒頭とクライマックスで重要な役割を果たしている。キム・ユジョンとハン・ヒョジュは「イルジメ[一枝梅]」「トンイ」に続き、少女時代と現代役を演じるのが三度目となり、注目を集めている。

「パク・ヒョンジン」が重要なキーワードの本作で、真の主人公であるウノを演じたのは「花が咲けば、月を想い」での王子役が記憶に新しいビョン・ウソク。クールだけで優しい彼が号泣するシーンは涙なしでは語れない。

そして、ヒョンジン役には「恋愛プレイリスト」シリーズ主演のパク・ジョンウ、ボラの親友ヨンドゥ役には今年4月から放送された「私たちのブルース」でデビュー早々主演を果たしたノ・ユンソ。同級生役でもユン・イレやチョン・ヘウォンなど、今注目のフレッシュな顔ぶれが揃う。

また特別出演でもコン・ミョンや元Wanna Oneのオン・ソンウなど話題性のあるキャストが集められた。

一通の招待状を受け取ったボラの高校生時代の記憶が描かれたストーリー。4人の友情や恋、すれ違いや別れが詰まった青春の結末は?招待状が語る衝撃の真実は号泣必至なのでハンカチを用意しての視聴をおすすめする。

懐かしくも新しいノスタルジックな青春映画『20世紀のキミ』は10月21日からNetflixにて独占配信中だ。

■スタッフ
演出:パン・ウリ
脚本家 :パン・ウリ
原題:20세기 소녀(イーシプセギ ソニョ:20世紀少女)

■キャスト
ナ・ボラ役:キム・ユジョン
プン・ウノ役:ビョン・ウソク
パク・ヒョンジン役:パク・ジョンウ
キム・ヨンドゥ役:ノ・ユンソ
ほか

Netflix公式ページ

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