「科捜研の女2022」第5話で凶器の亀をドローンで追跡!?変わらない遊び心に視聴者もホッコリ ネタバレあらすじと第6話予告

2022年11月16日11時35分ドラマ
@テレビ朝日

11月15日(火)「科捜研の女 2022」(テレビ朝日、よる9時)第5話のラストでマリコ(沢口靖子)と古久沢(石黒賢)の距離が“近すぎる!”と話題に!29日(火)に放送される第6話に、沢口と初共演となる松下由樹が“旧タイプ刑事”としてゲスト出演する。予告動画は番組公式サイトで公開されている。



「科捜研の女」は、京都府警科学捜査研究所(科捜研)の法医研究員・榊マリコ(沢口)ら個性あふれる研究員たちが、科学捜査で難事件に挑む人気サスペンス。

11月15日に放送された第5話に、今シリーズのライバルで天才物理学者の古久沢明(石黒賢)教授が登場。日本の科学者たちが、今厳しい条件下で研究を行っているという難題が知らしめられた。事件は解決できても、その元凶を正すことはマリコや科捜研の仕事ではないのだが…次々と優良な人材が海外へ流出していく現状を、どうやって変えていけば良いのか、今シリーズで提示してくれることも期待したい。

ドラマのラストでマリコと古久沢が科学に対する互いの意見をぶつけ合うシーン。白熱した2人はキスを予感させるまでの距離に近づき、Twitterでは「古久沢先生近いよ!」「そこ、土門さんの位置だから!」と2人の距離にまったをかけるコメントが次々よせられた。

また、今回凶器となった“マラッカ亀”にも注目が集まった。犯人によって盗まれた亀は殺人の凶器となり、その亀が持つサルモネラ菌に感染した犯人は体調を崩し、非力な科捜研メンバーに簡単に逮捕されてしまう。Twitterにはこの架空の“マラッカ亀”に関連したコメントや、ドローンを使ってDNAを追跡するという、なんともファンタジーな展開を楽しむ声も数多くあがった。クール路線の中にも、変わらぬ遊び心が健在していることが、なんとも嬉しい。

次週11月29日に放送される第6話に松下由樹が京都府警捜査第三課の刑事・篠宮小菊役ゲスト出演する。松下が演じるのは、検挙数は優秀であるものの、成果を上がるためには平気で規律違反ギリギリの行動を取る、土門以上に“旧タイプ”の刑事。所轄時代から窃盗事件を追い続けてきた、いわゆる“盗犯”ひと筋のたたき上げで、日々街に出て万引きや置き引きを単独で摘発してきた一匹狼だというからカッコいい。

松下と沢口はデビューも近い同年代だが、共演するのはなんと今回が初めてだという。日本を代表する女優2人の演技バトルに期待が高まる!

■前回 第5話:ネタバレあらすじ
大学の“動物音声学研究室”に所属する助教・園山隆(佐伯新)が、研究用に飼育しているサルのケージの前で絶命しているのが見つかった。臨場した榊マリコ(沢口靖子)は、遺体の後頭部と前頭部にそれぞれ傷があることに気づく。おそらく何者かに正面から切りつけられ、その衝撃で転倒。後頭部を打ちつけたことが、致命傷になったものと思われた。

死亡推定時刻は深夜1時~3時ごろとわかるが、事件当夜の“泊まり番”だった大学院生の岩城達夫(西銘駿)は仮眠室で寝ていたため、事件には気づかなかったと話す。さらに、当該時刻の研究室の防犯カメラ映像が何者かに消去されていたことも判明。つまり犯人の姿を目撃したのは、ケージの中のサルだけという状況だった。

事件を調べはじめたマリコたちは、岩城が天才物理学者・古久沢明(石黒賢)を尊敬していることを知る。さらに、殺された園山はかつて古久沢の研究室に在籍していたが、古久沢の“アカハラ”を受けて大学院を移ったらしく、彼のSNSの裏アカウントには古久沢への恨み言が綴られていたことも判明する。事件前日、園山は中華料理店で2人の男が会食している様子を探りながら食事をしていたことが判明、その一人が古久沢だった。

土門薫刑事(内藤剛志)から園山について問われた古久沢は、「彼はこの世界には必要のない科学者だった」と辛辣に語り、自分が事件にまったく関係ないと言い切る。
 
そんな中、マリコは、被害者の額から亀のDNAを見つける。そこに君嶋直樹(小池徹平)の以前の同僚であり、“連続人体発火事件”のときにアドバイスをもらった生物学者・由井沙織(高田里穂)が現場付近から採取した環境DNAの中に日本にいるはずのない「マラッカ亀」のDNAを見つけたと科捜研のメンバーに伝える。マリコが確認した結果、被害者の額から見つけたDNAもマラッカ亀のモノということがわかる。

マラッカ亀は。事件の晩、研究室で飼育されていたマラッカ亀を何者かが盗み、取り戻そうとした被害者の前頭部を亀で殴り、殺害したと考えられた。犯人がマラッカ亀に噛まれて血液を残しており、そこから傷害の前歴がある中国人シンワンが浮かび上がる。科捜研のメンバーはドローンを使って環境DNAの中からマラッカ亀の痕跡をたどり、シンワンを見つけ出した。

岩城は園山助教授のアカハラがきつく、“泊まり番”を抜け出して飲んでいたところを、園山本人に見咎められていた。しかし、岩城はそのまま自宅に帰り、研究室に戻った園山は、シンワンがマラッカ亀を盗もうとしているところに出くわし殺害された。シンワンに中国の大学に引き抜きを持ち掛けられていた研究室の博士研究員(ポスドク)がその手引きをしていた。

古久沢と中華料理店で会食していたのもシンワンだった。古久沢が現在利用しているシャドーラボは中国資本で、研究成果も中国に送られていた。マリコは強盗や傷害の犯人隠避は犯罪と古久沢を糾弾するが、古久沢は、「研究成果を他の国に渡すことは犯罪ではない。技術は自分の子だ。貧しい家と豊かな家、どちらで自分の子を育てたいか?科学者はそれを考えながら研究すべき。そんなくだらない価値観を純粋な科学に持ち込むとは、私は科学者として君を軽蔑する」と論破。マリコと古久沢は互いに一歩も譲らずにらみ合った。

■次回 第6話:あらすじ 
システム開発会社の社長・梶谷亮一(鈴之助)が、石段の下で転落死しているのが見つかった。付近の防犯カメラを確認したところ、意外な人物が映っていることが明らかになった。その人物とは…京都府警捜査第三課の篠宮小菊(松下由樹)。彼女は所轄時代から窃盗事件を追い続けてきた、いわゆる“盗犯”ひと筋のたたき上げで、本来は部下の教育係であるにもかかわらず、いまだに自ら街に出て万引きや置き引きを単独で摘発していた。周囲からは、窃盗犯を検挙するためには規律違反ギリギリのことも平気でやると思われている"猛者"だった。

実は、被害者の梶谷はAIで人間の感情をパターン化する“犯罪予測システム”を開発しており、府警本部総務部長の漆原修次(風見しんご)と組んで刑事部への導入を画策していた。小菊にとって、犯罪予測システムは自らの仕事の領域を侵食する存在にほかならない。もしや彼女が、目障りな存在である梶谷を殺害したのか?そんな中、小菊を直撃したマリコは、彼女がスーツとは不似合いな外国製の登山靴を愛用していることに気がつく。梶谷の殺害現場には海外製らしき靴の痕跡が残されており、被害者の手首には登山靴の防水に使うワックススプレーが付着していたことから、マリコは小菊が何かを隠しているのではないかとにらむが…!?

テレビ朝日「科捜研の女2022」は10月18日スタート。出演:沢口靖子、内藤剛志、小池徹平、若村麻由美、風間トオル、金田明夫、斉藤暁、西田健、山本ひかる、石井一彰/第5話ゲスト出演:西銘駿、石黒賢、高田里穂、佐伯新/第6話ゲスト出演:松下由樹 風見しんご 鈴之助 ほか。主題歌:坂口有望『サイレント』。番組公式Twitterアカウントは「@kasouken_women」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。

テレビ朝日「科捜研の女2022」番組公式サイト

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