チュ・サンウク怪物になる!「太宗イ・バンウォン(原題)」第15話・第16話あらすじ:第一次王子の乱

2022年11月28日08時00分ドラマ
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1398年、バンウォンが主導した第一次王子の乱が始まる!KNTVで日本初放送の韓国本格時代劇「太宗イ・バンウォン(原題)」(全32話)11月27日(日)の第15話と第16話の詳しいあらすじと見どころをご紹介、日本版予告動画も番組公式サイトで公開している。

詳しいあらすじを知りたくない方は、見どころと※豆知識をご覧になって、あらすじは確認用にどうぞ。また、次の土曜日に再放送するので、見逃した方はチェックをお忘れなく!

「太宗イ・バンウォン(原題)」は朝鮮王朝の礎を築いた第3代王“太宗”となるイ・バンウォンの生涯を新たな視点で描く本格時代劇だ。【「太宗イ・バンウォン」を2倍楽しむ】では、時代背景や登場人物とキャストの紹介などまとめている。



■キャストイ家の家族・俳優紹介
イ・バンウォン(太宗)役:チュ・サンウク
イ・ソンゲ(太祖)役:キム・ヨンチョル
元敬王后ミン氏役:パク・ジニ
神徳王后カン氏:イェ・ジウォン
 ほか

■第15話あらすじ※豆知識
「私兵廃止の上、武器も三軍府に移管せよ」という王命が下り、従うしかないバンウォン(チュ・サンウク)だが、その時妻ミン氏(パク・ジニ)が急いで保有する武器の一部を隠していた。バンウォンは、王命を伝えた宦官に本当に王イ・ソンゲ(キム・ヨンチョル)の意志なのか、チョン・ドジョン(イ・グァンギ)の考えなのかと聞くと、宦官は王命と答える。

この王命は、三男バンウィ(ホン・ギョンイン)、四男バンガン(チョ・スンチャン)、そして宗親※にも下され、反発の声が上がる。チョン・ドジョンは私兵と武器を三軍府へ移管させたのは、朝鮮の使臣を殺した明への見せしめに遼東征伐をするためと理由付けする。それは明との戦争を意味しており、あまりにも無謀だと臣下たちが王に訴えるが、王はチョン・ドジョンの言いなり。
※宗親:王族、本 宗 たる家筋。ここではイ・ソンゲの親族

バンウォンは、今回の措置が、遼東征伐を口実に世子の脅威となるバンウォンを警戒するためだと次男バンウィ(キム・ミョンス)から聞くが、準備をしてきた挙兵も武器がなくてはどうにもできない。全ての軍権を手にしたチョン・ドジョンはその気になればだれでも消せると、義弟たちもバンウォンに注意を促す。

翌日、バンウォンはチョン・ドジョンに遼東征伐の危険性を訴えるが無視される。「父を傀儡王にするつもりなのか」と、怒気をはらんで詰め寄り、「暴君も奸臣もいない国を造るのではなかったのか」と、たたみかける。チョン・ドジョンは「狼のように義弟を狙うバンウォンには国を論じる資格がない」と突き放し、「開国の際のバンウォンの手柄など大業の前の小さなかけらに過ぎない」と、言い捨てる。そして「王は決して息子を斬れないが、私は朝鮮の為なら斬れる」と付け足す。この言葉にバンウォンは表情はこわばらせる。

王妃の墓の修復の名目でイ・スクボン(チョン・テウ)が私兵を引き連れて漢陽入りする。王宮の前を通りかかったとき、チョン・ドジョンが武器を持っていないか確かめるが、ないことを確認するとそのまま通過させる。帰宅したバンウォンにミン氏は隠した武器を見せる。30人分はあり、これなら挙兵もできる。バンウォンは、弟分のイ・ファサン(テ・ハンホ)に、大事を起こすと世子バンソク(キム・ジンソン)と世子を擁護する者たちの命も奪うことになると話す。そしてことが起これば自分は怪物になると決意を語る。

その頃、ミン・ジェ(キム・ギュチョル)は王の異母兄弟であるイ・ファ(イ・ウォンバル)に、チョン・ドジョンを討つと打ち明け協力を仰ぐ。大きくなり過ぎたチョン・ドジョンの権力を恐れていたイ・ファは協力に応じる。

神徳王后カン氏(イェ・ジウォン)の3年喪は明けたが、王の悲しみは癒えずその体まで蝕んでいた。最後の成仏祈願の帰路、王は馬上で意識を失う。その様子を偶然目にしたバンウォンは、これを好機ととらえ、夫の変化に驚くミン氏。一方、王の病状が深刻と知ったチョン・ドジョンは、王子や親族に、王の危篤を伝え一刻の猶予も与えず王宮に呼び寄せることに。昭格殿で父の回復を祈るバンウィ以外、バンウォンたち3人の王子とイ・ファは一室に集められる。
※昭格殿(ソギョクチョン):道教の祭儀を行う官舎、

ナム・ウン(イ・ギヨル)は今が王子たちを始末するチャンスと助言するが、チョン・ドジョンは「王がそれを望まないはず。もし私が王子たちを斬れば、王は決して我が子を殺した私を許さず、最後には私を斬るだろう。王はそういうお方だと」話す。それでいながら、必ずバンウォンが何か行動を起こすと確信する。

翌朝、イ・ファサンが、ミン氏が倒れたと王宮に駆けつけるが、バンウォンはいない。バンウォンは王の病床にいた。父王の看病をする世子バンソクに厳しい目を向けるバンウォン。世子はバンウォンに比べて自分が劣っていることを自覚していると話し、「立派な王になれることを証明するための時間と機会ください」と訴える。バンウォンは、自分の地位を守りたいなら私に頭を下げてはいけない。私の命を狙っても世子の座を守るべき。最強の者を王にすることが王家の義務」と話す。「それでは、兄上は私を殺してでも世子の座を奪うのですか?」と問う世子。部屋の外では2人の会話をチョン・ドジョンが聞いていた。

■第15話見どころ
武器供出で丸腰となっては挙兵もできない。そのピンチを救ったのは今回もミン氏。宦官が王命を伝えに来た時に30人分も隠すとは驚くべき知恵と行動力。

また、王后カン氏の3年喪が明け、王は衰弱していたが、世子バンソクは成長していた。第15話はこれまで両親の意のままに世子の座に就いたバンソクが、バンウォンと正面切って話し合う姿で幕を閉じた。バンソクも異母兄の野望は察していたのだ。あくまでも兄弟として骨肉の争いを避けたいバンソクに対して、王家の義務を語るバンウォン。世子の問いにバンウォンはなんと答えるのか?

また今回は、バンウォンを斬れないチョン・ドジョンの葛藤も描かれた。バンウォンを殺すことも、そのせいで自分が死ぬ覚悟もできていた。一歩踏み出せないのは、そのことで王が傷つくこと。なんという友情。そんなチョン・ドジョンにナム・ウンの「それではおやめなさい。もしかすると私たちが間違っているかもしれない」という言葉。バンウォンが何もしないかどうかの答えを彼らは次回知ることに。



■第16話あらすじ※豆知識
バンウォンは世子の問いかけに、あくまでも仮定の話だと答える。2人の会話を部屋の外で聞いていたチョン・ドジョンが、ミン氏の危篤を知らせる。帰宅したバンウォンを元気なミン氏と義弟ミン・ムグ(キム・テハン)とミン・ムジル(のサンボ)が待っていた。挙兵の準備が整ったのだ。「妻の危篤」が自分を連れ戻すための計画だと知りほっとするバンウォン。

パク・ウン(イ・ヒョンギュン)軍が今夜、城門の外に到着し、パク・ポ(アン・ホンジン)軍も合流する。イ・スクボンが日没後にバンウォンの屋敷で武器を受け取り、兵を率いて城門を開ける。計画を確認したバンウォンは義弟たちに世子を擁護する者たちの居場所を把握するよう指示し、夕刻は敵味方の区別がつきにくいので、暗号を「山城(サンソン)」と決め、決行は初更とすることに。その頃、バンウォンたち王子の始末を決心したチョン・ドジョンは、今夜、王宮の灯りをともさぬよう指示する。
※初更:戌の刻、午後7時~9時ごろ。

日が沈み、ついに決行の時。バンウォンはチョ・ヨンム将軍(キム・ボブレ)を訪ねて最後の選択を迫る。そこに王の意識が戻ったと、内官たちが知らせに来る。その頃ナム・ウンの屋敷では、チョン・ドジョンが仲間の大臣たちに、世子の脅威になる王子たちを始末すると、伝えていた。一方、兄たちと内官の案内に従っていたバンウォンは、王宮内の灯りが消えていることを不審に思う。それがチョン・ドジョンの指示だと聞くや、罠にハメられたと気づき兄たちにも伝える。その時、隠れていた刺客たちが襲いかかるが、チョ・ヨム将軍が兵を引き連れ窮地を救ってくれる。

この暗殺が、バンウォンに挙兵の名分を与えた。「世子を盾にして我々兄弟を殺害しようとした者を処断して、バングァ兄上を世子にする」と兄たちに告げて、後のことは自分にまかせて昭格殿にいるバングァと逃げるよう促す。その頃、城門の前にはパク・ウン軍とパク・ポ軍が集結。それを確認したイ・スクボンが門を開け、ついに攻撃を開始。ミン氏も兵を引き連れ王宮へ向かう。

騒ぎに気づいた世子は外の様子を伺い、兵士たちの多さに驚く。チョ・ヨンム将軍は世子を必ず守ると約束して決断を待つが、怯え切った世子は戦う前から戦意喪失、命令を下すことができない。世子の実兄バンボン(オ・スンジョン)が王宮に向かう途中にバンウォンと出くわす。王宮は危険だから自分について来いというバンウォンに、「母が兄上を絶対に信じるなとおっしゃった」と、そのまま王宮へ馬を走らせる。

バンウォンの元に全軍が集結する。ミン兄弟がチョン・ドジョンたちの居場所を特定する。イ・スクボン率いる兵が世子の義父シム・ヒョンセ(イ・ギョンヨン)ら大臣たちを皆殺しにし、バンウォンが屋敷から逃げたチョン・ドジョンの命を奪う。だが、ナム・ウンだけは取り逃がす。その頃、陰ながら今回の挙兵に協力すると約束したイ・ファは、意識の戻った王に異変を悟らせないよう気を配っていた。

世子は駆け付けてくれた兄バンボンに兵の指揮を頼むが、かねてから兄である自分を差し置いて世子になったバンソクを恨んでいたバンボンは、世子のために命を懸ける気はないと弟バンソクを見捨てる。

バンウォンの乱が王に報告され、チョン・ドジョンまでがバンウォンに殺害されたと聞いた王は憤怒し、チョ・ヨンム将軍を呼びつける。だがすでに将軍はバンウォンを選んだ後だった。バンウォンは総攻撃をかけてついに王宮を制圧する。弟たちと逃げていた次男バングァは、遠くで響く大軍の歓声を聞いて、これが最初からバンウォンが計画していた反乱だと気づく。その頃、制圧された王宮では、病身の王が剣を手に、バンウォンと対峙していた。

■第16話見どころ
バンウォンの始末を決心したチョン・ドジョンは、「明るすぎると浮遊している病魔が集まる」という迷信を理由に王宮内を暗くした。チョン・ドジョンが迷信を軽蔑していたことを覚えていたバンウォンがこれで罠だと気づいた。「策士策に溺れる」とはまさにこのこと。

ナム・ウンの屋敷からひと足先に逃げ出したチョン・ドジョンと対峙するバンウォン。この期に及んでも「バンウォンは決して王になってはいけない人物」という。「そうしたのは叔父上だ」というバンウォンを最後まで獣呼ばわりする一方で、幼い頃、自分を慕ったバンウォンの死に目を見たくなくて王宮を離れたと、バンウォンを泣かせる。今回、バンウォン演じるチュ・サンウクの瞳が濡れる絶品演技が見られるが、ここで初めて涙が落ちる。朝鮮の礎を築いた三峰(サンボン)ことチョン・ドジョンが歴史からその名が消される瞬間だ。

16話で描かれたのが「第一次王子の乱」。準備段階から仕上げまで最も活躍したのはミン氏だろう。そんなミン氏を演じるパク・ジニの美しくも凛々しい鎧姿も見られる。次回はいよいよ反乱の仕上げ。バンウォンは父王と義弟である世子をどうするのか?

日本初放送 10月9日(日)スタート
毎週日 20:00~22:10 ※2話連続放送
再放送 毎週土 11:30~13:40 ※2話連続放送

※主演チュ・サンウクの独占インタビュー番組「太宗イ・バンウォン」インタビューSPを放送。
 12月26日(月)後1:30~2:00

KNTV「太宗イ・バンウォン(原題)」番組サイト

kandoratop【作品詳細】【「太宗イ・バンウォン」を2倍楽しむ】



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