ソン・ジュンギに断れない提案を持ちかけたパク・ジヒョン!「財閥家の末息子」第7話のネタバレと見どころ
12月3日(土)に放送されたJTBC金土日ドラマ「財閥家の末息子」第7話では、これまで何かと自分の邪魔をしてきた相手がソン・ジュンギだと知ったイ・ソンミンが、反撃に出る様子が描かれた。さらに窮地に立たされたソン・ジュンギにとある提案を持ちかけるパク・ジヒョン。気になる第7話のあらすじと見どころを紹介していこう。番組HPで予告動画が公開中だ。
「財閥家の末息子」は、財閥一家のオーナーリスクを管理する秘書がひょんなことから一家の末息子として生まれかわり、第二の人生を生きるファンタジードラマだ。【「財閥家の末息子」を2倍楽しむ】では、韓国での放送にあわせて各話のネタバレあらすじ、見どころ、キャスト、視聴率など紹介している。
■キャスト⇒キャスト詳細
ユン・ヒョヌ、チン・ドジュン役:ソン・ジュンギ(一人二役)
チン・ヤンチョル役:イ・ソンミン
ソ・ミニョン役:シン・ヒョンビン
チン・ソンジュン役:キム・ナムヒ
チン・ヨンギ役:ユン・ジェムン
ソン・ジョンレ役:キム・ジョンナン
チン・ドンギ役:チョ・ハンチョル
チン・ファヨン役:キム・シンロク
他
■第7話あらすじ
自らミラクルインベストメントの大株主だと名乗るドジュンを見て、愕然とするヤンチョル。これまで自分を苦しめてきたのが他でもないドジュンだったと知り、ヤンチョルは怒りをあらわにした。なぜこんな真似をと憤るヤンチョルに向かって、ドジュンはスニャンを自分の金で買うつもりだと答える。そしてドジュンは、新ソウルタウン内の10万坪に相当する土地の事業権を譲渡する代わりに、セヒョンを嫌疑なしで釈放してくれと頼んだ。もちろん聞く耳を持とうとしないヤンチョルだったが、ドジュンの計画はこれだけではなかった。
同じ頃、ソウル市長に当選したチェ・チャンジェは、会見場に大勢の記者たちを集めていた。控え室には、ヤンチョルの秘書ハンジェの姿が。ハンジェに向かって、とある資料を差し出すチャンジェ。そこに書かれていたのは、公開前の新ソウルタウンの開発予定地を事前に購入したとされる、長男の嫁ジョンレとその家族の名前だった。同じくドジュンからその事実を聞かされたヤンチョルは、やれるものならやってみろという。するとドジュンは、チャンジェに賄賂を渡したのが孫の自分であることが世間に明らかになったらどうだろうかと一言。
これには先ほどまでの余裕あふれる態度から一転、動揺した様子を見せるヤンチョル。結局、セヒョンを嫌疑なしで釈放する代わりに、チャンジェも開発予定地を不法に購入したのがジョンレであったことを会見で明かすことはなかった。その日、ジョンレを呼び出したヤンチョルは誰の指示かと尋ねた。つづいてヤンチョルに呼び出されたのは、長男のヨンギ。実はジョンレに土地の購入を促したのは息子のソンジュンだったが、ヨンギはその事実を真実を隠し、ヤンチョルの前で跪いて許しを請うのだった。
一方、初めてヤンチョルに勝利したチャンジェを訪ねたドジュンは、不安がるチャンジェに向かって、ヤンチョルでさえ手を出せない所まで登りつめればいいとエールを送った。ドジュンの言うそれは他でもない青瓦台、つまり大統領を指していた。チャンジェに大統領選への出馬をほのめかしたのは、一種の精神安定剤のようなものだと語るドジュン。そんなドジュンに向かって、セヒョンは「正直に言ってみろ。本当は40代だろう?もしくは人生二度目か?」と聞いた。これにドジュンは両方だと答える。
翌日、ヤンチョルは長男のヨンギを連れて病院へ。検査を行うなか、ヨンギが自分の亡き後のグループを上手く引き継げるかと心配するヤンチョル。その後、ヤンチョルはドジュンの父ユンギを訪ね、約束を忘れたのかと凄んだ。ヤンチョルの反対を押し切って映画社を立ち上げ、ヘインと結婚したユンギ。その際ユンギは、今後一切スニャングループとは関わりを持たずに生きていくと約束したのだった。しかしここにきて、ユンギの息子ドジュンがグループを手に入れると言い出したことに不満をあらわにするヤンチョル。そしてヤンチョルは、スニャン公益財団の譲渡に関する委任状を差し出した。
ヤンチョルが弟のユンギにスニャン公益財団を譲渡したという知らせは、他の兄妹たちにもあっという間に広まった。スニャン公益財団は主に病院や人材開発事業を担い、グループの中でも最も金にならない事業だという。つまりは父ヤンチョルが、三男のユンギを完全に後継者争いから除外しも同然だというのだ。
さらにヤンチョルの反撃はそれだけにはとどまらず、その矛先はドジュンらが進める新ソウルタウン内に建設予定のデジタルメディアシティ(以下DMC)に向けられた。広告の取りやめを武器にヤンチョルは、DMCに参入予定だったケーブルテレビや映画社へ圧力をかける。その結果、DMCの建設は振り出しに戻ってしまう。そんななか、自分が投資する前にはからなず看板に目をやるというセヒョンのアドバイスを聞いたドジュンは、ネットカフェの看板に溢れるソウルの街並みを見て、オンラインゲームの中継放送に目をつけるのだった。さっそく市場調査に乗り出したドジュンは、とあるアニメーションチャンネルの関係者が直接会って話を聞きたいと言っていると聞き、待ち合わせ場所へと向かった。
ギャラリーでドジュンを待っていたのは、なんとヒョンミンだった。ヒョンミンは自らがアニメーションチャンネルの関係者だと明かし、ドジュンに破格の提案を持ちかける。ヒョンミンから提示されたのは、ヒョンソン日報のDMC参入及び総合チャンネルのオープンをDMCで行うという、ドジュンにとっては願ってもない提案だった。しかし、その条件としてヒョンミンが自分を求めていると知り、ドジュンはきっぱりとそれを断る。
ヒョンミンのもとを後にしたドジュンは、その足でミニョンが働くカフェへ向かった。しかし、ミニョンはすでにバイトを辞めてしまったという。がっかりしたドジュンは財布の中にたまっていたクーポンを返却し、店を後にした。しばらくして備品を返しに店にやってきたミニョンは、先ほどドジュンが来ていたと聞いて慌てて外に飛び出すが、2人が顔を合わせることはなく…。
息子ドジュンがスニャンを手に入れると祖父ヤンチョルに宣戦布告を行ったと知ったユンギは、ドジュンを呼び出す。そして、ヤンチョルからスニャン公益財団を譲渡されたと伝えるユンギ。てっきりユンギから手を引くよう言われると思ったドジュンだったが、父ユンギの言葉は意外なものだった。「忘れないでくれ、お前には父さんがいるってことを」さらにユンギは、DMCに参入できそうなケーブルテレビの映画チャンネルくらいなら、自分が工面してやると伝える。
一方、ドジュンに提案を断られたヒョンミンは結局、スニャン家の長孫ソンジュンと結婚することに。ソンジュンから式の招待状を受け取ったヤンチョルは、結婚祝いとしてグループの株式の一部を譲ると約束する。その日、連絡もなしになかなか帰ってこない夫ヤンチョルを心配するピルオク。同じ頃、ヤンチョルは誰もいない車庫で一人、自らの原点となった耕運機を見つめていた。実は最近受けた健康診断で、脳動静脈奇形が見つかったというヤンチョル。位置が位置なだけに、手術も難しいだろうと医師はいう。レントゲン写真を見つめながら、「このチン・ヤンチョルの頭のなかに、いつ爆発するかわからない爆弾があったとはな」とヤンチョルは呟き…。
■見どころ・感想
長孫ソンジュンとヒョンミンの結婚を喜ぶヤンチョルだったが、そんな彼に告げられたのは、突然の病の知らせだった。ヤンチョルが患う“脳動静脈奇形”とは、脳の中で動脈と静脈が毛細血管を介さずに直接つながり、とぐろを巻いたような塊になってしまう状態のことで、これが破れると脳出血やくも膜下出血になるという。ヤンチョルに残された時間がそう長くはないとわかったことで、より一層後継者選びに拍車がかかることが予想される。
これまで、頑なに長子相続(長男が相続する形態のこと)をうたってきたヤンチョル。第7話では、自分と似た者にグループを継がせるつもりだと思っていたと語る秘書ハンジェの言葉に過敏に反応するヤンチョルの姿が登場した。つづいてヤンチョルの口から出たのは、「(自分に似た息子が)いたとしても、他の子供たちがそれを認めるだろうか」というものだった。もしかするとヤンチョルが長子相続に固執するのは、“長男”という理由で他の息子・娘とのしがらみを排除出来ると考えたからかもしれない。
一方、スニャン家の長孫ソンジュンではなく、末っ子のドジュンへ関心を示したヒョンミン。巨大な情報網を使ってドジュンの動きを察知したヒョンミンは、決して簡単には断れない提案をドジュンに持ちかける。ヤンチョルの圧力によってDMC事業が白紙に戻ってしまった今、ドジュンとしては藁にもすがりたい状況だったであろう。しかし、ドジュンはヒョンミンの提案をキッパリと断り、自分なりの方法で事態の収拾に動くのだった。それにしても、ヒョンミン役を演じるパク・ジヒョンの存在感がなかなかのものだ。登場シーンの分量もあるだろうが、現時点ではヒロインのシン・ヒョンビンよりも大きな存在感を放っているように見える。
さて、今夜放送予定の第8話ではどんな展開が待っているだろうか。「財閥家の末息子」の予告動画は、番組HPで公開中だ。
◇Jtbc番組サイト
【作品詳細】【「財閥家の末息子」を2倍楽しむ】