「財閥家の末息子」ソン・ジュンギ、貧しさに苦しんだ過去の自分を振り返る!第9話のネタバレと見どころ

2022年12月10日13時40分ドラマ
画像出典:JTBC「재벌집 막내아들」公式サイトより

12月9日(金)に放送された「財閥家の末息子」第9話では、キム・シンロクとの会話の中で、貧しかった過去の自分を振り返るソン・ジュンギの姿が描かれた。さらに検事と情報提供者という立場で再会を果たしたシン・ヒョンビンとソン・ジュンギ。果たして2人の運命とは…?気になる第9話のあらすじと見どころを紹介していこう。番組HPで予告動画が公開中だ。



「財閥家の末息子」は、財閥一家のオーナーリスクを管理する秘書がひょんなことから一家の末息子として生まれかわり、第二の人生を生きるファンタジードラマだ。【「財閥家の末息子」を2倍楽しむ】では、韓国での放送にあわせて各話のネタバレあらすじ、見どころ、キャスト、視聴率など紹介している。

■キャストキャスト詳細
ユン・ヒョヌ、チン・ドジュン役:ソン・ジュンギ(一人二役)
チン・ヤンチョル役:イ・ソンミン
ソ・ミニョン役:シン・ヒョンビン
チン・ソンジュン役:キム・ナムヒ
チン・ヨンギ役:ユン・ジェムン
ソン・ジョンレ役:キム・ジョンナン
チン・ドンギ役:チョ・ハンチョル
チン・ファヨン役:キム・シンロク


■第9話あらすじ
2000年というミレニアムイヤーを目前に、世間では“Y2K問題(コンピュータが西暦2000年を認識できずに誤作動するといわれていた問題)”が騒がれていた。そんななか、未来を知るドジュンは祖父ヤンチョルにとある提案を持ちかける。Y2K問題によって生じるすべての損害を、スニャングループが上限なしで補償してはどうかというのだ。補償金については、そのすべてをドジュンが負担するという。半信半疑でこの提案に乗るヤンチョルだったが、またしてもドジュンが言う通り大きな損失なしに2000年を迎えることとなった。これによって、ヤンチョルは100億を超える利益を得るのだった。ヤンチョルから卒業祝いは何がいいかと聞かれ、「よいお年を」と返すドジュン。

一方、年が明けてもなお、スニャン家の唯一の娘ファヨンの関心はただひとつ。投資中のニューデータテクノロジーの株価上昇だった。30万ウォンまで上昇するというドジュンの言葉を信じて、投資をつづけるファヨン。同じ頃、ドジュンはミラクルが購入したニューデータテクノロジーの株式を処分するようセヒョンに伝えた。ファヨンの期待も虚しく、間もなくバブルが弾けることとなる。社長の粉飾決算に始まり、次々とニューデータテクノロジーの経営に問題が発生。みるみるうちにその株価は大暴落してしまう。

自らの努力で見事検事となったミニョンだったが、その実態は彼女が夢見たようなものではなかった。金融租税捜査部に赴任となったミニョンには、これといった仕事は与えられず…。舞い込んでくるのは、新人女性検事としての広報活動やインタビューばかりだった。自分の置かれた状況に憤りを抱えるミニョンのもとへ、ドジュンから連絡が。するとドジュンは、ミニョンに伯母ファヨンの公金横領について捜査してほしいと頼むのだった。

久々に再会したドジュンから告げられたのがただの情報提供だと知って気を悪くするミニョンだったが、ひとまず捜査に乗り出す。横領についての確たる証拠はつかめなかったものの、ペーパーカンパニーと思われるスニャンデコという会社にたどり着いたミニョン。さっそく捜査令状を取りつけたミニョンは、スニャンデパートに家宅捜査を仕掛ける。妻ファヨンが株の投資で損失した1400億ウォンがデパートの金だと知ったチャンジェは、思わず頭を抱えた。ヤンチョルに助けを求めろと話すチャンジェだったが、ファヨンは聞く耳を持とうとしない。

チャンジェにすら見放されたファヨンは、その足でミラクルへ。セヒョンは1400億を貸す代わりにデパートの株式25%を寄こすよう伝えた。これには憤りをあらわにするファヨンだったが、すでに先日の担保として預かっていた30%の株式はミラクルに帰属されたという。後がなくなったファヨンは、ドジュンに騙されて1400億の損失を出してしまったとヤンチョルに泣きつくが、父ヤンチョルはそんな娘を激しく叱責。今ここでスニャン物産がデパートに1400億を差し出せば、それこそ検察の捜査は免れないというのだ。これには青天の霹靂といった表情を浮かべるファヨン。

翌日、検察の聴取に向かうファヨンの前に現れたのは、長孫の嫁ヒョンミンだった。するとヒョンミンは、ファヨンに担当検事のミニョンがドジュンの大学の同期だと伝える。その後、すべての容疑を否認したファヨンは、最初からデパートの経営権を狙って仕組まれたことだとし、ドジュンの情報提供がでっち上げだと主張した。さらにペーパーカンパニーと思われたスニャンデコも実際に稼働中であることがわかり、捜査は振り出しに戻ってしまう。その後の捜査の中でドジュン率いるミラクルがデパートの株式を30%も確保したと知ったミニョンは、ドジュンに対して疑念を抱くようになる。

株式投資の失敗を受けて、業者への代金支払いが滞ってしまったスニャンデパート。新聞記事を見たドジュンは、ファヨンのもとへ。そこでドジュンが目にしたのは、デパートの前で声を枯らしてデモを行う協力業者の姿だった。系列会社のホテルやゴルフ場などを売りに出したとし、2か月もすれば事態を収拾できると話すファヨン。そんなファヨンに、「外にいる人たちの2か月と伯母さんの2か月は違います。」とドジュンはいう。たかが2か月も耐えることができないのかと呆れるファヨンだったが、ドジュンは誰よりも庶民の事情を知っていた。ドジュン自身もこうして財閥家の孫として生まれる前の人生では、同じように貧しい日々を送っていたからだ。

ヤンチョルに頼んでデパートの緊急理事会を招集することになったドジュン。これを知ったファヨンは、公金を横領したのが自分ではなく財務担当の仕業だと責任転嫁を考える。理事会で横領の事実について問われたファヨンは、すべてはデパートを買収しようとする甥ドジュンの罠だったと明かした。その頃、デパートの外で財務担当のイム常務を待つセヒョン。しかし、セヒョンが目を離した一瞬の隙に、イム常務はこつ然と姿を消してしまう。セヒョンから連絡を受けたドジュンは眉をひそめるが、そこへまたもや予想外の展開が。なんとミニョンが理事会の場に現れ、情報提供が嘘だという証拠を掴んだというのだ。

■見どころ・感想
前回の痛快な復讐計画から一転、第9話ではまたしても窮地に追い込まれるドジュンの姿が描かれた。情報提供が嘘であることを立証する証拠を手に入れたと話すミニョン。果たしてミニョンは、ドジュンそしてファヨン、どちらの味方となるのだろうか。次回予告でファヨンの姿が一切登場しなかったことから、ミニョンのいう「情報提供が嘘である証拠」がファヨンに対するものであることを願うばかりだ。一方で、ミニョンの登場が予想外だといったようなドジュンの表情が気にかかる。

ファヨンとのやり取りのなかで、ドジュンが過去の自分を回想するシーンが登場した。職を失った父親は光熱費を支払う金もなく、生活は一気に苦しくなった。なんとか父と弟に温かいご飯を食べさせたいと、同級生に物を売って小金を手にしたヒョヌ(=ドジュン)。学校の帰りにスーパーで食材を買うヒョヌだったが、そこで目にしたのは父がツナ缶を盗む姿だった。結局、ヒョヌは生活のために大学進学を諦め、就職を選択した。今でこそ財閥3世として生まれ変わったドジュンだったが、どんなに立場が変わっても、あの時の記憶は忘れることができないようだ。貧しさを知るドジュンと貧しさとは縁のないファヨンの会話が、なんとも対照的だった。

次回予告では、スニャン証券の代表としてあらわれた次男のドンギがミラクルインベストメントを買収すると宣言する姿が登場し、ますます後継者争いに拍車がかかりそうな予感。「財閥家の末息子」の予告動画は、番組HPで公開中だ。

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