キム・ヒョンジュ&パク・ヒスン主演「車輪(原題:トロリー)」予測不可能な展開に期待大!Netflixで絶賛配信中

2022年12月21日22時21分ドラマ
『車輪』Netflixにて絶賛配信中!
画像出典:SBS「트롤리」公式サイトより

キム・ヒョンジュとパク・ヒスンが主演を務めるSBSの新月火ドラマ「車輪(原題:トロリー)」が19日(月)より放送を開始し、Netflixで配信され、日本でも視聴可能だ。

SBSで放送された第1話の視聴率は4.6%を記録(ニールセンコリア、全国調べ)、これは前作「チアアップ」の最終話2.2%の2倍に当たる数字だ。第1話では失踪した娘を捜索するなか、思いがけず息子の死に対面する夫婦の姿が描かれた。次から次へと巻き起こる予測不能な展開が、視聴者の興味を刺激する。



「車輪」は、過去を隠したまま生きてきた国会議員の妻の秘密が世間に暴かれていくなかで、夫婦が直面するジレンマと数々の選択を描いたミステリージレンマメロ。主人公のへジュをキム・ヒョンジュが、そしてその夫ジュンドをパク・ヒスンが演じる。

■先の読めないおもしろさ!
トロリー1©SBS

ドラマは急に娘が姿を消したことを受けて、警察署に駆け込む主人公の姿から始まる――国会議員の妻で壊れた本を直す修理師として働くキム・へジュ(キム・ヒョンジュ)は、どこか周囲と距離を置いて暮らしていた。娘の同級生の母親たちにも、夫が国会議員であることを隠すヘジュ。その日、娘のユンソとささいなことで口論となってしまったヘジュは、話の途中で部屋にこもってしまうユンソを見てため息をつく。珍しく早く帰ってきたと思った夫ジュンド(パク・ヒスン)は、急な呼び出しでふたたび外へ。ふと先ほどの件が気にかかってユンソの部屋に向かったヘジュは、空っぽになったベッドを見て驚愕した。慌ててユンソの携帯に電話を入れるも、電源は入っておらず。焦ったヘジュはその足で警察署へ向かう。

用を終えて駆けつけたジュンドと共に、周囲を捜索するヘジュ。そんななか、2人のもとへ一件の電話がかかってくる。連絡を受けて川辺へ向かったヘジュとジュンドは、すっかり変わり果てた姿で見つかった子供と対面。それはユンソではなく、息子のジフンだった…!

遺体で見つかったのはなんと、娘ではなく、息子の方だった。さらにジフンはヘジュの子ではなく、ジュンドと死別した前妻との間にできた子だという。そんな複雑な環境のなか、突然の死を迎えた息子ジフンに動揺を隠せないヘジュ。そして、ヘジュに追い打ちをかけるかのように現れた、招かれざる客の正体とは…?次から次へと予測不能な展開がつづき、あっという間にドラマの世界に引き込まれた第1話。視聴率も4.6%とまずまずの結果となり、今後の展開にも期待が高まった。



■信じて見る俳優たちのオンパレード
トロリー2©SBS
韓国では安定した演技力や表現力を誇る俳優たちのことを「믿고 보는 배우(ミッコボヌンベウ/信じて見る俳優)」という表現を使うが、まさに本作は信じて見る俳優のオンパレードだ。まずは主人公のヘジュを演じる女優キム・ヒョンジュ。「愛人がいます」「アンダーカバー」「地獄が呼んでいる」などに出演するキム・ヒョンジュは、国民的女優とも呼ばれており、清潔感あふれるルックスと安定した演技が魅力の女優だ。チ・ジニと共演した「アンダーカバー」では、信じていた夫の秘密を知って葛藤する妻を演じたキム・ヒョンジュ。本作では反対に、大きな秘密を抱える役柄というのがおもしろい。

そして、キム・ヒョンジュ演じるヘジュの夫で、国会議員のジュンドを演じるのはNetflixドラマ「マイネーム:偽りと復讐」に出演し、その存在感を見せつけたパク・ヒスンだ。低音ボイスと、どこか哀愁ただよう表情がトレードマーク。本作では妻ヘジュを心から愛し、家族の為に真っすぐに生きる男を演じている。ヘジュを愛しているからこそ、彼女が一切の政治活動に参加しないという約束を実直に守るジュンド。そんなある日、妻ヘジュの秘密が世間に暴かれてしまう――

さらにジュンドの補佐官ウジェ役を、「未成年裁判」で人々の心に寄り添う温かい判事を演じたキム・ムヨルが演じる。キム・ムヨル演じる謎に包まれた男ウジェが、本作でどんなカギを握ることとなるのか、期待だ。他にも、「太陽の末裔」で頼もしい看護師役を演じ、最近では話題のソン・ジュンギ主演「財閥家の末息子」でソン・ジュンギの母親役を務めるソ・ジョンヨンや、「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」でヒロインの毒母を演じたキル・ヘヨン、“国民の母”として知られるキム・ミギョンなど、そうそうたる役者たちが脇を固めた。

なかでも注目は、招かれざる客スビンを演じる新人女優チョン・スビンの活躍だ。チョン・スビンは当初キャスティングされていたキム・セロンの降板によって、新たに本作に合流することになったという。キム・セロンは5月に飲酒運転で事故を起こし、現在は女優としての活動を中断している。第1話のエンディングでヘジュの家を訪ねたスビンは、死んだジフンの子供を身ごもったと明かし衝撃を与えた。名だたるベテラン勢に囲まれ、新人のチョン・スビンがどんな活躍を見せてくれるか注目だ。
トロリー3©SBS
■タイトルに込められた意味
「車輪(原題:トロリー)」というタイトルは、2010年に亡くなった哲学者フィリッパ・ルース・フットが提唱した「人間が道徳心から生まれるジレンマにどう対処するのか」を見るための倫理学の思考実験“トロリージレンマ(日本ではトロッコ問題、トロッコジレンマなどと呼ばれる)”から来ているという。線路上を走るトロッコが制御不能になり、そのまま進むと5人の作業員が確実に死ぬ、5人を救うためにポイント(分岐点)を切り替えると1人の作業員が確実に死ぬという状況下で、線路の分岐点に立つ人物(自分)はどう行動すべきかを問うものだ。どちらを選んでも誰かを犠牲にしなければならないと知ったとき、果たして主人公たちはどんな決断を下すのだろうか。その結末から目が離せない。

脚本を担当するのは「ブラームスは好きですか?」のリュ・ボリ作家。演出は「ストーブリーグ」「死の賛美」「ホン・チョンギ」のキム・ムンギョ監督が務める。

■初回の放送を終えて、評判は?
今週から放送がスタートした本作。さっそく第1話を見た視聴者からは、「1話からサスペンス要素が漂っていてあっという間に時間が過ぎた」「不穏な空気が流れるミステリー。これから秘密が暴かれていく感じ?面白くなりそう」「みんな何か腹に隠してそうな怪しげな雰囲気!それが全体的に暗めな映像と相まって興味そそる」と、好評価が相次いでいる。さらに「今までに見たことのない展開。息もつけないくらい面白い」「序盤から予想もしていなかった展開」など、予測不能な展開の数々に思わずハマってしまう人が続出。

「車輪」はNetflixにて配信中だ。ぜひ年末年始は先の読めないジレンマメロ、「車輪」の世界に浸ってみてはいかがだろう。

■作品概要
演出:キム・ムンギョ、クォン・ダソム
脚本:リュ・ボリ
制作:STUDIO S
放送開始:2022年12月19日(月)〜SBS、Netflix
原題:트롤리(トロリー)

■キャスト
キム・ヘジュ役:キム・ヒョンジュ
ナム・ジュンド役:パク・ヒスン
チャン・ウジェ役:キム・ムヨル
キム・スビン役:チョン・スビン


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