「財閥家の末息子」最終話、視聴率26.9%でフィナーレ!ソン・ジュンギの自白に一同騒然!?ネタバレと見どころ

2022年12月26日09時48分ドラマ
画像出典:JTBC「재벌집 막내아들」公式サイトより

昨夜25日(日)に放送された「財閥家の末息子」では、ふたたびヒョヌとして生きることになったソン・ジュンギの姿が描かれた。「財閥家の末息子」の最新情報や名場面クリップなどは、番組HPでチェックできる

エンディングでは、自らがスニャン家の末息子チン・ドジュンを殺した共犯者だと自白し、一同を騒然とさせた。最終話の視聴率は26.9%と自己最高を更新。有終の美を飾ることとなった。気になるあらすじと見どころを紹介していこう。「財閥家の末息子」の最新情報や名場面クリップなどは、番組HPでチェックできる。



「財閥家の末息子」は、財閥一家のオーナーリスクを管理する秘書がひょんなことから一家の末息子として生まれかわり、第二の人生を生きるファンタジードラマだ。【「財閥家の末息子」を2倍楽しむ】では、韓国での放送にあわせて各話のネタバレあらすじ、見どころ、キャスト、視聴率など紹介している。

■キャストキャスト詳細
ユン・ヒョヌ、チン・ドジュン役:ソン・ジュンギ(一人二役)
チン・ヤンチョル役:イ・ソンミン
ソ・ミニョン役:シン・ヒョンビン
チン・ソンジュン役:キム・ナムヒ
チン・ヨンギ役:ユン・ジェムン
ソン・ジョンレ役:キム・ジョンナン
チン・ドンギ役:チョ・ハンチョル
チン・ファヨン役:キム・シンロク


■最終話あらすじ
意識が朦朧とするなか、病院へ運ばれるドジュン。ふたたび目を開けると、それはドジュンではなくヒョヌの身体だった。なんとか一命をとりとめたヒョヌの前にあらわれたのは、黒いスーツを着たミニョンだった。スニャングループの不法承継について捜査していたミニョンは、グループの財務責任者であるヒョヌに証言を頼もうと、海外まで追いかけたという。そこで事件を目撃し、ヒョヌを救出することになったミニョン。改めてヒョヌに証人になって欲しいと頼むも、ヒョヌはオーナー家に背くことはできないとそれを断る。

ミニョンと一緒に空港に降り立ったヒョヌは、そこで別の部署からやってきた検事と顔を合わせる。公金横領の疑いで、ヒョヌに対して逮捕状が出されたというのだ。これに困ったヒョヌは、ひとまずその場から逃走。タクシーの運転手から携帯を借りたヒョヌは、弟のヒョンミンに電話をかける。その後、ヒョヌが向かったのはかつての上司、ジュリョンの家だった。どうして自分がこんな目に遭うのかと聞くヒョヌに向かって、ソンジュンのインタビューが掲載された新聞記事を見せるジュリョン。違法に収集した裏金の存在が明らかになっては困ると考えたオーナー家が、すべてをヒョヌのせいにして罪を逃れようと考えたのだという。

ジュリョンが呼んだセキュリティが駆け付け、すぐにその場を立ち去るヒョヌ。つづいてヒョヌは、ふたたびミニョンのもとへ向かった。スニャンマイクロを通じて不正に手に入れた裏金について告発しに来たと話すヒョヌだったが、「もう遅い、あなたはすでに被疑者よ」とミニョン。しかし、ヒョヌもそう簡単に引き下がるわけにはいかず…。「力が必要なんです」と話し、ヒョヌはスニャンマイクロに関する資料をミニョンに渡した。

翌朝、ソファーで目を覚ましたヒョヌに悪い知らせといい知らせがあると話すミニョン。まず悪い知らせとは、ヒョヌを陥れたギョンミンが既に海外へ逃亡したというものだった。そしていい知らせは、逃亡や証拠隠滅の可能性がないと判断され、在宅事件として扱われることになったというものだった。ミニョンのおかげでひとまず拘束を逃れたヒョヌは、つづいてミラクルインベストメントのセヒョンを訪ねた。

パートナーのドジュンの死後、スニャングループとの一切の関わりを断ち切っていたセヒョン。現在は一線から退き、樹木園でその余生を過ごしていた。最初はスニャンから来たというヒョヌを警戒したセヒョンだったが、かつてドジュンがしたように、巧みな話術で説得を試みるヒョヌ。そしてヒョヌは、「彼らが命と考える経営権、今回はなんとしても奪ってみせる」と語った。こうしてセヒョンを味方につけたヒョヌは、本格的にスニャンを相手に攻撃を仕掛けるのだった。

数々の疑惑を巡って、株主総会を前にスニャンに対して聴聞会が開かれることに。そこでヒョヌはミニョンがなぜ黒いスーツばかりを着ているのか、その理由を知ることになる。ドジュンが事故で死亡した後、ミニョンは必死にその黒幕を突きとめようとした。が、スニャン家はそれを許さなかったという。それ以降、ミニョンはスニャングループに関する事件に力を尽くし、哀悼の意味を込めて黒いスーツばかりを着るようになったというのだ。

一方、スニャン家ではグループの財務責任者を務めたヒョヌが海外で事件に巻き込まれたと知り、ソンジュンの仕業ではないかと疑った。実は20年前のドジュンの事件もまた、一同はソンジュンの仕業だと信じて疑わなかった。当時、父ヨンギはソンジュンに何か言うことはないかと聞き、現場から見つかったとソンジュンの名刺を取り出した。これにはただただ愕然とするしかないソンジュン。実は事故を企てたのはソンジュンではなく、ヨンギだった。経営権を取られては困ると考えたヨンギがドジュンを殺し、その罪をソンジュンに着せることで経営権を自らのモノにしたのだ。

聴聞会当日、マスコミの前にあらわれたソンジュンは堂々とした足取りで会場に入る。証人として立ったヒョヌは、ソンジュンの指示で殺されかけたと明かした。しかし、世論は不法承継にはまったく関心を示さず。そんななか、ヒョヌを救出した国情院の要員が証人に立つ予定だったが、急遽キャンセルになる。不測の事態に動揺を隠せないヒョヌ。つづいて聴聞会にあらわれたのは、ミニョンが手配しておいた20年前の事故の目撃者、インソクだった。会場に現れたインソクはどこか挙動不審な様子で、「この中に共犯者がいる」と語った。

ヒョヌの前に立ち、「事故現場にいましたよね?」と声をかけるインソク。つづいてインソクが興奮した様子で暴れ出すと、会場から連れ出されてしまう。しばらくして、インソクがアルコール性の認知症を患っていることが明らかとなり、先ほどの証言は無効に。しかしヒョヌは知っていた、インソクの発言が正しいということを。20年前、ヒョヌは上司の指示で現場にトラックを停めた。間もなく後ろからやってきた別のトラックに追突されて玉つき事故が起こると、ヒョヌは震えながら車の後部座席を覗き込んだ。そこでヒョヌが目にしたのは、頭から血を流して朦朧とするドジュンの姿だった――

自分が知らぬ間に殺人の共犯となっていることを知ったヒョヌは、指示を出したジュリョンのもとへ。貧しさから抜け出したかったヒョヌは結局、ジュリョンの提案を受け入れるしかなかった。こうしてオーナー家の犬になることを決めたヒョヌ。再び聴聞会が再開されると、ヒョヌは録音しておいた音声ファイルを流す。そこに収められていたのは、事故を起こすよう命じたのがヨンギであることを証明する音声だった。さらにその事実を息子のソンジュンも知っていたことが明らかになると、現場の雰囲気は一転。すべてを失ったソンジュンは、その場で怒りをあらわにした。

その後、世間ではスニャングループに対する不買運動が行われ、激しい反感によって一家は完全に経営権を手放さざるを得なくなる。結局スニャングループは、専門家の手に委ねられることに。そしてヒョヌは、自分がドジュンとして生きた時間が転生やタイムスリップなどではなく、“懺悔”であると知った。ドジュンに対する、そして自分自身に対する懺悔だと。

■見どころ・感想
度重なる圧力にも負けず、なんとかスニャンから経営権を奪うことに成功したヒョヌ!前回のエンディングでふたたび危機に晒されるドジュンの姿が登場して驚きの展開となったが、まさか最後はふたたびヒョヌに戻るとは…。ヒョヌが生きていてほっとした半面、もうドジュンが見られないことへの悲しみが広がった。

こうして物語の舞台は現在へ。なんとか息を吹き返したヒョヌは、自分を助けたのがミニョンだと知って驚く。まさかミニョンとヒョヌがこんな形で繋がるとは、これまた意外だった。第16話のエンディングではミニョンとヒョヌはそれぞれの道を歩むこととなり、期待していたロマンスは描かれなかった。原作ではロマンスに関する描写がほとんどないというので、ミニョンの相手はヒョヌではなく、ドジュンということで終わりを迎えたようだ。

昨夜放送された最終話の視聴率は、26.9%を記録。(ニールセンコリア、全国調べ)惜しくも「夫婦の世界」の28.4%には一歩届かなかったが、JTBC歴代視聴率2位に輝き、有終の美を飾った。まちがいなく、「財閥家の末息子」は今年もっともホットな作品となっただろう。一話一話がまるで一編の映画を見ているような重厚感と、思わず惹きつけられる魅力がこもった作品。日本での放送はまだ未定だが、その行方に注目が集まる。

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