最後の「カーテンコール」に温かい涙!カン・ハヌル、ハ・ジウォンと嬉恥ずかし初デート!最終回視聴率5.7%、ネタバレ

2022年12月28日08時00分ドラマ
画像出典:KBS「커튼콜: 나무는 서서 죽는다」HPより

最終回、最後の芝居の幕が上がる…韓国KBS2で12月27日(火)に放送、プライムビデオでも独占配信開始した「カーテンコール」第16話(最終回)のネタバレあらすじと見どことを紹介しよう。

「カーテンコール」は、3か月の余命宣告された北朝鮮出身の老婦人チャン・グムスンの願いを叶えるために、前代未聞の特命を受けたユ・ジェホンが孫リ・ムンソンに成りすます地上最大の詐欺劇とそれにかかわる人々の物語。
【「カーテンコール」を2倍楽しむ】では各話のネタバレあらすじと見どころ、キャストなどまとめて紹介している。
【Prime Video(韓国ドラマ・独占配信)】



■キャストメインキャスト紹介
ユ・ジェホン(偽“ムンソン”)役:カン・ハヌル
チャ・グムスン役:コ・ドゥシム
パク・セヨン役:ハ・ジウォン
パク・セジュン役:チ・スンヒョン
パク・セギュ役:チェ・デフン
チョン・サンチョル役:ソン・ドンイル
ペ・ドンジェ役:クォン・サンウ
ジウォン役:ファンウ・スルへ
リ・ムンソン役:ノ・サンヒョン
ソ・ユニ(偽“ジンスク”)役:チョン・ジソ
ほか

■第16話(最終回)あらすじ
ジェホン(カン・ハヌル)は、自分が過ごした“孫”としての記憶を本当の孫リ・ムンソン(ノ・サンヒョン)にすべて伝えた。リ・ムンソンはカフェで同席したときのグムソン(コ・ドゥシム)の孫自慢「心が純粋でまっすぐに育って、この先、どこに行こうとあの子はきっと正しい道を行く。そう信じている」を思い返す。

グムスンの意識が戻らず、舞台は公演予定日が過ぎても上演できないでいた。

セギュから誘われて高級クラブに出かけたリ・ムンソンは、自分に頼みごとを言わず、「結婚してるのか?」と初めて自分に興味を示すセギュに驚く。「俺の力が必要なら言ってくれ、助けるから」と指切りげんまんまでさせられ、これまでと勝手が違う相手に拍子抜けする。

そんな中、ついにグムスンの意識が戻った。車中、グムスンからの感謝の言葉に涙ぐむサンチョル(ソン・ドンイル)は、家族全員を集める。屋敷に戻ったグムスンは死ぬ前にムンソンに会えたことを、空の上の息子ヨンフン(キム・ヨンミン)に感謝する。部屋に入ってきたムンソンは、「ハルモニ(祖母)を憎んでいた。また会おうという約束を信じて、来るはずのない人を待つのは辛かった」と恨んでしまったことを謝り、祖母の会いたがっていた父の本心を伝えた。グムスンの「どんなにお前に会いたかった」という言葉に、涙が流した。

グムスンは、セジュン(チ・スンヒョン)、この場にいないセギュ(チェ・デフン)、セヨン(ハ・ジゥオン)に「愛してる」を伝え、ジゥオン(ファンウ・スルヘ)に「ありがとう」、家政婦ユン・ジョンスク(ペ・ヘソン)にも感謝を伝え、みんなでジェホンの劇団へ向かう。車中でムンソンはそっと祖母の手を握り、グムスンも手を重ねた。

ついに幕が上がった。始まりは『友情の舞台』、そしてサンチョル役が登場し、「偽芝居計画」の舞台裏までの一部始終を観客に見せた。カーテンコールの時、スポットライトがグムスンに当たりグムスンも舞台に。姿を消したセギュがサンチョル役で舞台の上にいることに笑いがこみ上げるグムスン。セヨンは幸せそうな舞台の祖母の姿をカメラに収めた。その後、空の上の夫ジョンムン(カン・ハヌル)がグムスンを迎えに来た。

家族全員が揃う前で弁護士がグムスンの遺言書を読み上げる。全財産の10%はサンチョルとジョンスクに、残りは4人の孫セジュン、セギュ、セヨン、ムンソンが均等に相続。ただし、付言事項として「リ・ムンソンが韓国籍を取得するまでその相続財産はサンチョルに信託すること」。それまでは株式の譲渡もできず、ホテル売却はなくなった。

セヨンは従弟ムンソンに「末っ子だったから弟ができてうれしい。ここに居てほしい。一緒に過ごす時間がすごく大切だと分かった。これからよろしくね」と、従姉弟で乾杯。思い描いたのとは少々違うようだがセギュも役者という道をみつけ、新しい稽古場を買って次の舞台を考えている様子。サンチョルはムンソンが中国での生活を整理して韓国で暮らせるよう手配し、ムンソンは「よろしくお願いします」と深く頭を下げた。

アメリカ行きを決め、ジウォンとジョンスクと女子会をしたユニは、ジェホンにも会った。セヨンへの気持ちに変わりがないことを確認し、「弟のよう思ってくれているセヨン相手は手ごわいよ。私もあなたが好きだからわかる」と妹としてしか見てくれなかったジェホンにやっと思いを伝えた。

負けを認めたセジュンの表情は明るく、妻ジウォンと海外旅行を計画。ドンジェはセヨンに会って結婚式の招待状を「問題が多い」と破り捨て、婚約破棄と株の譲渡を告げた。驚くセヨンに「僕は過去の過ちを正したいだけと、ある人物に言われた。最初の婚約破棄の時、セヨンとセヨンを守れなかったことを謝った。「やっとわかったのね」というセヨンに「始めからやり直す」と宣言。

セジュンに婚約破棄とセヨンに株を譲渡したと報告したドンジェは、結婚に固執していた自分と、ホテル売却に固執するセジュンが似ているのかもしれないと告げる。

空港でユニを見送ったジェホンはホテル「楽園」でドジェと出くわした後、セヨンの執務室へ。「俺は誰?」と聞き、「ユ・ジェホン」と答えたセヨンを夕食に誘う。ジェホン行きつけの下町のレストランに案内し、真剣な交際を夕食デートから始めた。

懐かしさと愛情を胸に人生を生き抜いたハルモニが遠くへ旅立ち人生の幕を下ろした。劇の思い出を胸に、観客はそれぞれの幸せを探す道へ。芝居を終えた今、本当の自分として向き合いたい観客がいる。リ・ムンソンではなくユ・ジェホンの物語を聞いてほしい…“姉さん”ではなくパク・セヨン、あなたに。

■見どころ、視聴率、カメオ
固く閉ざしていたリ・ムンソンの心の扉を開いたのはジェホンとセギュ。終始コミカル路線のセギュだが、クラブでの指切りには泣かされた。祖母の危篤も知らされず、韓国に居場所はないと言われ、誰一人としてリ・ムンソン自身の生活や守ろうと言ってくれた人はいなかったから。

コ・ドゥシムの神がかった演技にも感動させられたが、何より2役のカン・ハヌルとハ・ジウォンを初回で辛い別れをさせ、最終回で別人としてロマンスの入り口まで見せてくれた演出に好感が持てた。派手な演出や物語のどんでん返しもなくどちらかと言えば地味な作品だが、SNSには「(この作品に)出会えたこと本当に私の宝物ですありがとうございました」「往年の韓国ドラマを思わせる重厚感音楽も衣装も優雅でキャストもほんとにみんなよかった」「何度も見たくなるドラマになりそうです」などの声があった。どんどん過激になる韓国ドラマの中で、穏やかな作風に癒されたファンが多かったようだ。

ジェホンの優しさが周りをどんどん明るくしていった本作。ちなみにジェホンを演じたカン・ハヌルは、明るく低姿勢な人柄からいい人エピソードが絶えず、共演者からは“美談製造機”と異名をつけられている。ジェホンとカン・ハヌルが重なって見えるそんな素敵な癒しの作品だった。

ところで、セヨンを巡るロマンスの決着はまだついていない。ドンジェもあきらめていないし、ジェホンも動き出したところ。ムンソンのその後も気になる。また、グムスンの孫たちのその後が見てみたい。

最終回の視聴率は、全国5.7%、首都圏5.0%(ニールセンコリアより)。


韓国KBS2にて毎週月・火曜日の午後9時50分に放送の「カーテンコール」はAmazonプライムビデオで同日より配信している。最終回となる第16話は12月27日(火)放送・配信予定となっている。

Youtube「カーテンコール」関連動画

KBS公式ページ
公式ティーザー映像 日本語字幕なし

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