NHK「DOC あすへのカルテ」第12話で脱線大事故発生!リッカルドは元恋人で義姉のマリアと再会し…ネタバレと第13話のあらすじと予告

2023年01月23日11時05分ドラマ
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1月22日(日)「 DOC(ドック)あすへのカルテ 」(NHK総合、夜11時)第12話“二度目のチャンス”が放送された。次回第13話“エゴイズム”は1月29日(日)に放送される。NHK番組公式サイトで予告動画と15分のダイジェスト動画を公開、NHK+では最新話を見逃し配信中だ。



「DOC(ドック) あすへのカルテ」は、イタリアの病院で医長を務めていた実在の医師の実話をもとに制作されたオリジナルドラマ。過去12年間の記憶を失った主人公アンドレアが、医者から患者へと立場が変わったことに戸惑いながらも、1人の男として、そして医師としての人々の人生に関わりながら、自らの人生を再建していくヒューマンストーリーだ。

1月22日に放送された第12話「二度目のチャンス」 では、重大な列車事故で大勢の患者が病院に運ばれ、アンドレアと内科医チームはそれぞれ何人もの患者を担当することになった。奇しくも、それぞれの患者たちは医者たちと同じような悩みを共有していた。アンドレアが担当したのは、妻と仕事を失い自殺しようとしていた男。マルコが担当したのは、一万人のフォロワーを率いていると自認する旅ブロガーの男。アンドレアは「二度目のチャンス」を患者と共に祝い、マルコは自分が一人きりだと思い知ることに…。

いつも以上に沢山の患者とその治療法が登場した今回、ドラマ冒頭とラストに入れられたアンドレアとジュリアのカフェでの朝食シーンが唯一の息抜きに。シックなカフェ“CoffeMilano”のカウンターで、ジュリアはカプチーノと全粒粉ブリオッシュ、そしてアンドレアはエスプレッソと冷たいミルクを注文するのだが、ジュリアは2人が恋人同士になってからよくこのカフェを利用していたといい、そのときアンドレアはいつも「ザクロジュース」を頼んでいたと話す。アンドレアは朝食に「ザクロジュース」は信じられないと笑うのだが、ドラマのラストでは朝食にジュースに頼み、ジュリアとの二度目のチャンスに向き合う姿勢をみせた。

2人が恋人同士だったと明かした後、とても柔らかくなったジュリアの表情が素敵で、そんな彼女を温かくみつめるアンドレアも情緒が安定してきているのがよくわかる。このまま2人が元の恋人同士にもどってくれると嬉しい。

今回は、研修医のリッカルドが大活躍。死亡したと思われた患者を心肺蘇生させる大活躍をみせ、さらにスクープを狙う元恋人マリアの悪事も未然にふせいでみせた。次週1月29日に放送される第13話では、リッカルドが元カノのマリアとよりを戻すことに…。やっと自分の過ちに気が付き、リッカルドと向き合うことにしたアルバはショックを受けてしまう。そしてアルバ同様、自分の本当の気持ちに気づいているアニェーゼも、ジュリアと新しい関係を模索しているアンドレアに対して素直に喜ぶことができず…。

■前回:第12話「二度目のチャンス」ネタバレあらすじ
朝。2人でいつも行っていたというカフェをジュリアとともに訪れたアンドレアは、朝はエスプレッソ派の自分が「ザクロジュース」を飲んでいたときかされて驚く。そんな中、テレビで列車事故のニュースが流れる。

列車の脱線事故で大勢の患者が運び込まれ、内科でも負傷者を受け入れることになった。全員で患者に対応するため、研修医も各自で行動し、アンドレアも特別に許可を貰い治療にあたることに。アンドレアは腕に大けがを負ったジョヴァンニの担当となる。彼はしきりに仕事の約束があると帰りたがるが、頭痛を隠す彼の行動や所持品の銃を見てアンドレアは不審に思う。

アルバは顔に大やけどを負ったモデルのラリサ・ヴォルコフ、ガブリエルとエリサは腹部から出血している女性ジョルジア・マルキティと、その息子と思われるフランチェスコを担当する。そして、リッカルドが担当することになったのは、義理の姉で恋人でもあったマリアだった。リッカルドは、手首にわずかな打撲傷を負ったマリアに問題ないというが、マリアは執拗に病院に居たがり、リッカルドは彼女のために入院の手続きを進める。

内科医全員が奮闘する中、オピオイド(麻薬性鎮痛剤)を常習していたロレンツェは、副作用で朦朧としている状態を見られないよう地下室に逃げ込んでしまう。

ガブリエルはジョルジアを助けようとするが出血が多く残念なことに死亡してしまう。一方、肋骨を骨折し肺に血がたまって呼吸できなかったたフランチェスコはエルバの治療で持ち直した。

アルバはラリサの恋人に連絡を入れて安心させ、火傷を専門とする医師を探す。マルコは、脊髄に損傷を負ったとおもわれる旅行ブロガーの男性を担当するが、CTの結果彼の症状は軽傷だったことがわかる。

そんな中、フランチェスコの両親が病院に現れ、息子が電車に乗っていたことに驚く。ジョルジアはフランチェスコの母ではなくベビーシッターだったのだ。フランチェスコの両親は許可なく息子を家から連れ去ったとジョルジアに憤慨。ガブリエルは、ジョルジアがフランチェスコを救うために死んだことを伝える。

依然として事故による負傷者が救急車が到着し続けているが、医師たちは書類仕事に追われて患者に対応できない。いつもは冷静なマルコだったがこの状況でも「効率を上げろ」と無理難題を言い渡し、疲労困憊の医師たちから不評を買ってしまう。

内科の全員が苛立つなか、アンドレアは、自分たちの仕事は絶望的な状況にある患者に希望を与えること「(死ぬのは)今日ではない」と自分たちにも言い聞かせることだとチームを鼓舞。医師たちは落ち着きを取り戻し、手仕事を中断して患者の治療に向かっていった。マルコも我に返り、深くうなだれる。

負傷者の搬送を手伝っていた車掌が心肺停止で運ばれて、死亡を診断される。しかしリッカルドは、車掌が高電圧ケーブルの近くで見つかったことを知り、感電で心肺停止状態と判断、すぐさま心肺蘇生を行なう。「今日ではない、今日ではない」とつぶやくリッカルド。すると車掌は息を吹き返した。リッカルドの必死の治療を目の当たりにしたロレンツォは、彼の献身に深く感銘し、オピロイドをゴミ箱に投げ捨てた。

リッカルドは、マリアが記者でスクープをとるために院内に留まっていたことを知り、彼女を追い出す。その後、マリアはリッカルドに取っていた動画データを渡し、10年前に彼が最も辛かったときに彼の元を逃げ出してしまった過去の自分を詫びた。

目を覚ましたフランチェスコはジョルジアが、忙しい両親に代わって彼が行きたがっていたプラネタリウムに連れて行こうとしていたことを明かす。両親はガブリエルとエリサに息子を助けてくれたことに礼を言い、息子に寄り添う。ガブリエルはエリサに和解を申し入れ、近々研修期間を終えるのでエチオピアに戻るつもりだと話す。

アンドレアは脳動脈瘤の手術を無事に終えたジョバンニに、彼が妻と仕事を失い自殺しようとしていたことを知っていると伝え、自分も同じ体験をしたと明かす。そして、死に行ったおかげで、助かった「二度目のチャンス」をお互いに活かそうと励ます。

ラリサの恋人のステファノは、アルバに、ラリサの火傷のリハビリにはつき合えないと告げる。火傷を負った彼女とは一緒には居られないと言う。それをきいたアルバは、自分がリッカルドにみせた態度に罪悪感を覚える。

旅行ブロガーは自分のフォロワーが誰も病院に来なかったことに落胆し、自分は皆をひきつれて旅行しているつもりだったが、実際は一人だったと自嘲。それでもマルコの言葉に励まされたと旅行ブロガーはお礼を言う。マルコは、サトナルとパヴェシの件がなければ…と苦悩。妻のアイリーンに「私はひとりだ。誰もついてこない。昔に戻りたい。ただの医者だったころに…」と弱音を吐く。

翌朝。カフェで朝食をとるジュリアのもとにアンドレアが現れ、以前の自分が飲んでいたという「ザクロジュース」を頼む。驚くジュリアに、「自分にも二度目のチャンスを与えることにしたんだ」と、ジュリアに優しく微笑む。そんな2人の様子にアニェーゼは複雑な表情をみせ…。

■次回:第13話「エゴイズム」あらすじ
エリサの姉で有名女優のセレーナが入院してくる。彼女は妊娠中だが溶血による貧血があり検査をすることに。一方、アンドレアは自分が過去に問題の薬サトナルの治験を認めて、論文も出していたと聞いて薬を調べ始め、資料を持ち出すためアニェーゼの許可を得に行くが、アニェーゼはアンドレアとジュリアの関係が気になって不自然な態度をとってしまう。そして、リッカルドに思いを寄せるアルバは、アンドレアから彼に気持ちを伝えるよう励まされる。しかし、アルバが告白しようとしたとき、リッカルドは約束していたマリアと連れだって去っていった。

■キャスト
アンドレア・ファンティ:ルカ・アルジェンテーロ(声:安元洋貴)
ジュリア・ジョルダーノ:マティルデ・ジョリ(声:沢城みゆき)
アニェーゼ:サラ・ラッザーロ(声:日髙のり子)
マルコ・サルドーニ:ラファエレ・エスポジト(声:星野貴紀)
エンリコ・サンドリ:ジョヴァンニ・シフォーニ(声:関俊彦)
ロレンツォ・ラッザリーニ:ジャンマルコ・サウリーノ(声:佐藤拓也)
マルコ・サルドーニ:ラファエレ・エスポジト(声:星野貴紀)
エンリコ・サンドリ:ジョヴァンニ・シフォーニ(声:関俊彦)
ロレンツォ・ラッザリーニ:ジャンマルコ・サウリーノ(声:佐藤拓也)
リッカルド・ボンヴェーニャ:ピエルパオロ・スポッロン(声:大河元気)
アルバ・パトリツィ:シルヴィア・マッツィエリ(声:上杉華子)
エリーザ・ルッソ:シモーナ・タバスコ(声:葉山那奈)
ガブリエル・キダーネ:アルベルト・ブバカル・マランキーノ(声:野澤英義)
ほか

原題:DOC - NELLE TUE MANI
制作:2020年 イタリア

【放送予定】 総合 毎週日曜夜11時 2022年10月9日スタート!
[ステレオ2か国語(主:日本語吹き替え/副:イタリア語)字幕放送有り]

NHK「DOC(ドック)あすへのカルテ」番組情報サイト
YouTube「DOC(ドック)あすへのカルテ」吹替版予告編 
YouTube「DOC(ドック)あすへのカルテ」字幕版2分30秒予告編